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大沢口にあるカエル池
野幌森林公園には、いくつかの池があります。
池といっても、野幌周辺を開拓した人達やその子孫の農家の人達が作った畑に水を送る貯水池です。
その貯水池の中には、結構大きい池もあり、水鳥たちが飛んできます。
また野幌森林公園の池の中には、春から冬にかけては水が溜まっているけど、冬になると水がほとんどなくなるという池もあります。
その中の一つがカエル池(私が勝手に呼んでいます)です。
今回は、野幌森林公園でも有名な大沢口のカエル池と、そこで見つけたものをご紹介します。
大沢口のカエル池
(カエル池はどんな池?)
大沢口の入口にある池です。
窪んでいる土地に雪解け水が溜まり、周りが湿地帯になり、池の形状になっています。
大沢口に来るとすぐに目につく池で、この池は春になると、毎年オタマジャクシが繁殖するので知られています。
カエル以外にも、エゾサンショウウオも住んでいます。
小さい池ですが、毎年マガモも訪れてくるので、公園付近に住んでいる人や公園に来る人を和ませています。
カエル池には、何がいる?
(カエル池にはオタマジャクシがいっぱい)
春にはカエルの卵がいっぱい生まれるので、目の前で成長する様子を観察することができます。
卵も岸の近くにあるので、目の前で見ることができます。
この池は浅くて危なくないので、子供でも見るだけなら安心です。
でもあまり近づくと、ずるっと足が滑るかもしれません。
卵は、どんどん育ってやがてオタマジャクシになっていきます。
卵の中で、オタマジャクシがうようよ動いているので、不思議な感じがします。
大きくなった卵から、オタマジャクシが卵から出て、活動しています。
岸の近くに卵があるので、目の前でよく見ることができます。
やがて、オタマジャクシがうようよ生まれ、結構見た目は賑やかです。
オタマジャクシが良し押せてきます。
オタマジャクシはある程度大きくなると、池全体を泳いだりするので、密集度が下がり優雅に泳いだりしています。
パンくずなどをあげると、食べに寄ってきたりします。
ちょっと大きくなったオタマジャクシ。
(エゾサンショウウオの卵もある)
カエル池にある卵を見ていると、カエルの卵以外に別の卵を見ることができます。
カエルのつぶつぶ卵と違って、太い紐状につながった卵がエゾサンショウウオの卵です。
エゾサンショウウオの卵は、カエル池以外にも公園の側溝や水たまりで、結構見ることができます。
エゾサンショウウオの卵もあります。
(エゾサンショウウオはでかい)
オタマジャクシに混ざって、エゾサンショウウオの幼生も一緒にいることがあります。
オタマジャクシと比べると、かなり大きいですよ。
また、よく見ると小さいエラが付いています。
大きさはかなり違いますね。
エゾサンショウウオとオタマジャクシの大きさの違い
春になるとマガモが来るカエル池
(マガモは一羽のときと二羽のときがある)
近年は、春先になるとマガモが訪れます。
今年はオス一羽しかいませんでしたが、年によっては雄雌2羽のときもあり、3羽のときもありました。
池の奥には湿地帯が続いているので、オス以外は隠れているのかもしれませんね。
ガアガア、うるさい声が聞こえることがあります。
夏には池の水は干からびそうになる
(雨が降らないと水が無くなる?)
オタマジャクシがカエルになる頃、あめが降らないと池の水はどんどん干上がってきます。
時にはまだカエルになる前のオタマジャクシが、干上がっているときもあります。
夏には草ぼうぼうになり、池の水面は見えなくなります。
水が少なくなったカエル池
冬になると凍ります
(スケート場みたい)
冬まで池が干上がらないときは、池の水は凍ってしまいます。
パッと見た目は、スケートリンクのようですが、上に乗ると割れるので、乗ってはいけませんよ。
まだ氷は薄いですね。
冬の間は厚い雪に覆われ、春先になると少しずつ雪が融けて、カエル池が姿を現します。
その雪解け水がカエル池になるわけです。
雪の多い年は、水が溢れて道路にジャアジャア流れ出します。