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あるアンケートによると、学生、主婦、会社員、退職者などほとんどのカテゴリーの中で、過半数以上の人がコミュニケーションを苦手と思っているという結果がでました。
過半数以上の人が、他の人との交流などを苦手と思っているとは、ちょっと驚きですよね。
日常生活や仕事などで、本来はコミュニケーションが苦手な者同士で交流を行っているということなのです。
そのように、コミュニケーションが苦手と考える理由は何なのでしょうか。
また、克服する方法はあるのでしょうか。
そこで今回は、コミュニケーションが苦手と考える原因と、克服する方法をご紹介します。
また、比較的コミュニケーションが苦手でも、おすすめできる職業をピックアップしましたので、職業選びの参考にしてくださいね。
コミュニケーションが苦手な人の原因は?
(他人はコミュニケーションがうまく見える)
新入社員にとっては、テキパキと仕事をこなしている先輩を見ると、コミュニケーション能力が高いし、物は知っているし、いつかこのように働くことができるのだろうかと心配になることがあると思います。
でも、先輩達も最初からテキパキできたわけではありません。(中には稀にいますが、ごく少数です)
(コミュニケーションを苦手と考える理由は?)
コミュニケーションがを手と考える原因には、次のものがあります。
・相手の自分に対する評価が気になる・・・会話するとき、相手が自分をどう思っているか、とても気になってしまう。
・会話のうまい人と比較してしまう・・・会話が上手い人を見ると比較してしまい、自分にはその能力が無いと劣等感を持ってしまう。
・他人と会話が少なくても何とかなった・・・元々友達が少なく、他人と話す機会が少なかった。また話さなくても何とかなった。
・相手を正面から見れない・・・相手の目を見て話すのが恥ずかしい。相手から見つめられるのもドキドキして苦手。
・顔面赤面症ぎみである・・・会話すると緊張して赤くなってしまう。それを気が付かれるのもいやだ。
・会話がうまくできない・・会話するとき、何からどのように話していいかわからず、沈黙してしまう。
・他人と交流しなくても平気である・・・一人の方が楽だし、相手と会うのも面倒くさい。
・何の話かわからない・・・会話の内容がよく理解できない。話題についていけない。
・質問されるのが嫌い。答えるのも嫌・・・会話の中で質問されるのがいやだし、答えが出ず沈黙してしまう。
・会話が続かない・・・会話が続かず沈黙するのに耐えられない。あせってしまう。
・会話に積極的になれない・・・相手から話しかけてこないと会話が進まず、自分からは話かけることができない。
このようにコミュニケーションが苦手と思うのは精神的な物が多く、過去に起きた失敗のためトラウマになっている場合もあります。
そして、他人が思っているよりも自己評価を低くしてしまい、コミュニケーションが苦手と思い込んでしまいます。
コミュニケーション苦手を克服する方法は?
(苦手意識を捨てる)
コミュニケーションが上手いと言われる人も、最初から上手なわけではなく、色々な人と会話を続けきた経験値の積み重ねで慣れてきたのです。
無理にコミュニケーションを取ることだけを考えて、自分の言いたいことだけ話したりすると、一方通行になり会話は成り立ちません。
まず、自分はコミュニケーションが苦手だからという考えを捨てましょう。
(コミュニケーション苦手を克服する方法)
自分がコミュニケーション苦手と思ったら、次のことを試してみましょう。
・他人の様子を観察する・・・おしゃべりしている先輩だけが、仕事ができるわけではありません。
じっくり観察すると無駄な話をしなくても、しっかり仕事をこなしている人が必ずいますよ。
・無理して視線を合わせない・・・無理して最初から相手と視線を交わさなくても良いです。
無理をすると、ぎこちない会話になってしまいます。
少しずつ会話を交わすことで、自然に相手を見ることができます。
・話をよく聞き、あいづちをうつ・・・相手の話はよく聞いて、適当にあいづちやうなずきを入れます。
コミュニケーションの第一歩です。でも、実際に話を理解しないといけませんよ。
・余計なことまで話さない・・・無理して余計なことを話す必要はありません。
相手には伝えたいことを簡潔に伝えましょう。
・話はまじめに聞く・・・相手が話しているときは、よそを向くことや、あくびをしてはいけません。
大事な内容は必ずメモしましょう。
・実力以上のことをしない・・・現在の自分の能力を考え、背伸びしないで自分ができることを確実に行います。
・疑問点はその場で確認する・・・疑問があれば、そのままにしないで丁重に質問してください。
回答の後は、必ずお礼を言いましょう。
・電話で多く会話します・・・電話にはなるべく出るようにしましょう。必要事項はメモ書きしてまとめます。
・元気に挨拶をする・・・日頃から元気に挨拶をするようにします。
恥ずかしがることや相手が返事を返さなくても、気にする必要はありません。
・コミュニケーション失敗は誰でもある・・・コミュニケーション失敗は、誰でもあるものです。
経験値アップするためと前向きに考えましょう。
挽回する機会は必ずあります。
コミュニケーションが苦手の人におすすめの職業は?
(苦手の人でも職業は選べる)
コミュニケーションが苦手というのは、精神的なものが大きいので、努力をして全て克服できるかというと、仕事内容や環境によって難しいこともあります。
どうしても、電話の取次ぎや応対ができない、世間話ができない、上司との折り合いが悪い、顧客・接客などが苦手ということが克服できず、精神的苦痛で身体を悪くする人もいます。
そこで、コミュニケーションが苦手でも、比較的働きやすい職業を選ぶことも一つの克服法です。
(コミュニケーション苦手を意識しない職業は?)
コミュニケーションしなくても良いということではありませんが、あえてコミュニケーションすることを考えなくても、自分で判断できることや、仕事自体の質の高い成果を求められる職業もあります。
できる範囲のコミュニケーションでも、ストレスなく仕事のできる環境を選ぶのも大事ですよ。
・工場、製造、倉庫内での作業・・・作業工程を覚えると、最低限の会話で仕事ができることがほとんどです。
コミュニケーションよりも、仕事の正確さや丁重さが評価されることが多いです。
・在宅ワーク・・・コミュニケーションは苦手だけど、文章を書くのが好きだとか、自分のペースで仕事をしたい人向きです。
連絡は、メールなどで直接会話は必要ありません。
・宅配業や運搬トラックの運転手・・・単独で運転することが多く、人と接することが少ないです。
・清掃関係・・・マンション、ホテルの客室、会社、寮などの清掃は、単独で行うことが多いので、仕事に集中できます。
・一般事務・・・営業を伴わない一般事務であれば、最低限の会話をすることで仕事はできます。
また、パソコンを操作する内容中心の事務仕事もあります。
・職人・・・一人で行う工程の職人や分業工程の職人が良いでしょう。
・警備員・・・スーパー、イベント会場、会社など施設巡回の軽微であれば、他の人との会話はほとんどありません。
夜間警備なら人と会うこともないでしょう。
・スーパーの品出し・・・スーパーなどで品出しや商品の棚並べをします。
・IT関係・・・エンジニアやプログラマーの技術を持っている方は、パソコンに向かう時間がほとんどなので会話が少ないです。
連絡はメールなどでできます。
まとめ
自分はコミュニケーションが苦手だと考えていても、他の人から見るとしっかりコミュニケーションを取っているように見えますよ。
コミュニケーションを取ってきているから、今までしっかり生活できているのです。
始めから苦手意識を持つ必要はありません。
自分に自信を持つのが大切です。