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アドレスホッパーとは、一か所に定住する住居を持たず、国内外の様々な宿泊場所を転々として暮らしている人のことを言います。
このライフスタイルは、最近では注目を集めています。
アドレスホッパーの生活について、もう少し詳しく見ていきましょう。
(アドレスホッパー)
は、次のような生活です。
①定住地を持たない
・・・定住地という概念はありません。
②宿泊するのは有料施設
・・・ビジネスホテル、カプセルホテル、サウナなどの有料施設で宿泊し、サービスを受けます。
③職業を持っている
・・・無職ではなく、何らかの職業を持っています。
④税金も支払っている
・・・国民の義務である納税はしっかり行っています。
新しいライフスタイルと言われるアドレスホッパーですが、どんな生活なのか気になりますよね。
そこでアドレスホッパーの宿泊先、生活、職業のほか、住民税をどのように納税しているのか、郵便物の受け取りはどうしているのかなどをご紹介します。
アドレスホッパーの宿泊先、職業は?住民票はどうしてるの?
(宿泊先)
①基本的に有料施設
・・・アドレスホッパーが宿泊するのは、民間宿泊施設、一般のホテル、ゲストハウス、サウナ、銭湯、旅館、24時間喫茶、カプセルホテルなど様々です。
基本的に有料施設がほとんどで、それらの宿泊施設などで暮らしながら仕事をするわけです。
(宿泊費)
①宿泊費はかかるが、光熱費はかからない
・・・宿泊費については、1泊3千円のホテルなどに宿泊すると、1か月9万円になりますが、光熱費などがかかりません。
そのため、都会の家賃の高いアパートに住むより、生活費が抑えられることもあります。
②1ヵ月の宿泊費
・・・実際の宿泊費は施設によりますが、10万円~15万円で暮らしている人が多いです。
(職業)
①テレワークができる職種が多い
・・・職業としては、デザイナー、エンジニア、プログラマー、ライター、webディレクターなど、リモートワーク、テレワークで仕事が完結できる職種が多いです。
(納税は?)
①納税の義務は生じます
・・・アドレスホッパーといえども、納税の義務は生じます。
当たり前ですが、適切に納税は行います。
(住所は?)
①住民票は必要
・・・健康保険、貯金、キャッシュカード、運転免許証など、生活上これらの手続きには、住民票が必要となります。
(住民票は?)
①実家に住民票を置いているのが多い
・・・定住していないとしても、どこかに住民票を置かないと、何らかの申請や契約などができないのが現状です。
そこで、ほとんどのアドレスホッパーは、実家に住民票を置いているようです。
また、住民票を置くことのできるコリビングサービスやシェアオフィスなどを契約している方もいます。
アドレスホッパーの住民税は?支払いはどうしているの?
(税金の支払いはどうしている?)
納税の義務は憲法で義務づけられており、納税によって公共サービスを受けているので、住所が定まっていないとしても課税されます。
(納税の義務は守る)
課税は、税務署の公示によって本人通知されたことになるので、住所を転々としているから納税通知書を見ていないと言っても通用しません。
納税しないままだと、督促状が送付され、その後給料や財産の差し押さに発展することがあります。
アドレスホッパーの方は、居住場所を転々としがら仕事をしているだけで、納税から逃れようとしているわけではありません。
ほとんどの方は、実家などに住民票を置き、その土地の住民税率に基づき納税を行っています。
アドレスホッパーの郵便物はどこで受け取るの?
一般の人が気になるのは、宿泊場所が転々としているので、郵便物の受け取りはどうしているのだろうということではありませんか?
郵便物だけではなく、宅配についても同じですよね。
実家に住民票を置いている場合は、実家に届くので後で取りに行くことができます。
でも、実家が遠い場合などは取りに行くのは大変ですよね。
(郵便物を受け取る方法は?)
アドレスホッパーの方は、主に次の方法を使い分けて郵便物や宅配を受け取っています。
①会社
・・・郵便物、宅配ともに会社に送ってもらう。
②私書箱
・・・郵便物を郵便局の私書箱(6か月以上使用する方)を利用する。
③局留め
・・・郵便物を郵便局の局留めを利用する。
④日時指定で受け取る
・・・宅配を現居住場所で、日時指定で配達してもらう。
⑤宅配会社
・・・宅配を宅配会社の支店などで受け取る。
⑥コンビニ
・・・宅配を近くのコンビニで受け取る。
まとめ
アドレスホッパーは、独身のときに経験するのであれば面白そうですが、家庭を持つとちょっと難しいと思います。
でもこのような生活があることは、勉強になります。