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野幌森林公園の遊歩道は、一部を除き比較的なだらかなので、散策している時にはほとんど危険はありません。
でも、危険がないと油断していると、ヘビを踏んでびっくりすることもありますよ。
今回は、野幌森林公園で一番危険な生物「オオスズメバチ」を始め、ちょっと気をつけないとならないものを5つほどご紹介します。
- オオスズメバチには、近づくな!!
- アライグマは、森のギャング!
- エゾトリカブトニには、アンタッチャブル!
- 瑞穂の池園地の階段は、落ちないように気をつけて!
- このキノコは毒?それとも食べることができるの?
オオスズメバチには、近づくな!!
(野幌森林公園で危険な生物は?)
野幌森林公園には、数年前にヒグマが現れ、全面立ち入り禁止になったことがありました。
でも、この公園は周りを畑や街に囲まれているので、山や森林とつながってはいません。
そのため、ヒグマに出会うというのは、考えられない出来事でした。
もう、びっくりでしたよ。
そのような特例中の特例を除けば、野幌森林公園のあらゆる場所で危険なのは、スズメバチです。
(スズメバチと出会ったら?)
野幌森林公園は、そのスズメバチの中でも大型の「オオスズメバチ」が、飛び回っていることがよくあり、うっかり手で払ったりすると、敵とみなされ攻撃を受けます。
もし、集団で襲われたら、人間は逃げることができず、場合によっては死に至ります。
スズメバチと出会ったら次のようにしてください。
・じっとする・・・スズメバチは、こいつは何者と思い近づいてきます。
・手で払わない・・・スズメバチを手で払うと、こいつは敵だと判断します。
・スズメバチが去るまで待つ・・・オオスズメバチは、敵かどうか偵察に来ているので、敵ではないと判断すると、どっかへ飛んでいきます。
飛んでいったら、静かに歩いてきた道を戻るのが、スズメバチ対策として安全な方法です。
森の中だけではなく、住宅に作ることもあります
アライグマは、森のギャング!
(アライグマは夜中にやってくる!)
野幌森林公園では、作物や他の生き物を食べる害獣のアライグマをワナなどで、毎年駆除しています。
でも、アライグマは繁殖力が高く、意外と頭が良いので、ワナにかからず生活しているのが数えきれないほど公園の中にいると言われています。
よく言われるように、アライグマはアニメのラスカルのように、大人しくて人懐っこい生物ではありません。
ペットと正反対の野生動物で、凶暴性があり、他の生き物を襲い、作物を荒らします。
夜行性なので、日中に出会うことは無いでしょうが、ばったり出会っても近づいてはいけません。
二匹いたアライグマ。
エゾトリカブトニには、アンタッチャブル!
(エゾトリカブトは奇麗で目立つ!)
エゾトリカブトは、とても綺麗な花が咲きます。
思わず写真を撮ることも多いでしょう。
でも、「綺麗な花には毒がある」を、そのまま地でいくのが、トリカブトの中でも最強の毒がある、エゾトリカブトなのです。
トリカブトの毒は、古くから毒矢に使用されるほどで、食べると呼吸困難、臓器不全、嘔吐などを起こし、死に至ることもあります。
現在では、殺人にトリカブトが使用された事件もあり、比較的有名な毒草です。
全体に毒があるので、素手でも触ることは避けましょう。
触れることでも経皮吸収されるので、触れてしまったらしっかり手を洗ってくださいね。
触っちゃダメですよ。
瑞穂の池園地の階段は、落ちないように気をつけて!
(階段が団ずれしています)
瑞穂の池園地にある数段の階段です。
数年に1度の割合で修理はするのですが、すぐに壊れてしまいます。
木製の土留めの円柱がずれて土が流れて隙間ができているので、一般の階段のつもりで歩くとズルッと足を滑らしてしまいますよ。
しっかり、手すりを使って、ゆっくり階段を使いましょう。
このキノコは毒?それとも食べることができるの?
(でかいキノコはベニテングダケ?)
野幌森林公園には、キノコも数多く生育しています。
赤くて白い粒(斑点)がついているベニテングタケは、見た目は可愛いのですが毒キノコとして有名です。
致命的な毒ではありませんが、見るだけにして食べるのは避けましょう。
ベニテングタケは毒キノコ
(チャアミガサタケは変な形?)
ベニテングタケの下の写真は、「チャアミガサタケ」です。
見た目はとてもグロテスクな模様をしていますが、このチャアミガサタケは食べることができます。
料理サイト「クックパッド」を見ると、アミガサダケを使用したレシピが載っているので、興味のある方は、試食してはいかがでしょうか。特におすすめはしませんが。
チャアミガサダケは食用キノコ、でも食べたくないかな