最終更新
野幌森林公園の中には、「昭和の森のかつら」や森の巨人たち100選に選ばれている「昭和の森のクリ」など、巨木の記念樹があります。
でも、その他にも有名ではないですが、ちょっと形が面白い木や変な木も存在します。
散策ポイントとして、暇つぶしに見に行ってくださいね。
数年前の超暴風により、野幌森林公園の中の樹木も数えきれないほど倒れました。
そのとき生き残った樹木も、ここ数年で数多く倒れています。
遊歩道をあるいていても、何か景色に違和感があったときは、大概そこにあった大木が倒れているということが多いです。
何か出そうな「昭和の森のクリ」
(入口に看板があります)
上の写真は入り口ですが、現在はここまで奇麗ではありません。
もっと草ぼうぼうになっているので、ちょっと入りずらいかもしれません。
奥へ100mまではないかな。
でも一応見学できるようにはなっています。
入っていった正面に説明看板があり、樹木の大きさなどが書かれています。
近頃はこのクリの木で、人と出会ったことはありません。
(何故か捻じれている)
このクリの木は、野幌森林公園の中で唯一、森の巨人たち100選に選ばれています。
登満別園地の駐車場から基線を札幌方面へ、とことこ歩いて7分位の場所にあります。
道路の左側に看板が立っているので、看板の下の小道に入るとクリの木があります。
幹回り4.5m、樹高は18mの文字通り巨木です。
出会った最初の印象は、幹がねじ曲がって不気味だな、ということです。
なぜか、ねじ曲がったうえ、樹洞も何か所か開いています。
でも、このクリの木は、エゾフクロウのお家としても、ちょっと知られています。
たまにエゾフクロウの子供が顔を出す時があり、その季節になると大勢のカメラマンが押しかけます。
ただし、毎年いるとは限らず、見られたら運が良いということですね。
中央線の謎の「黒焦げの木のかけら」
(落雷に合ったような焦げ跡)
(なぜ、内側だけが焦げているのか?)
中央線は、大沢口からトド山口を結ぶ野幌森林公園を代表する遊歩道です。
約6km位ありますが、途中で一部基線を挟んで北側と南側に分かれます。
その北側の中央線の中に、不思議な木があります。
実際には木と言うべきか悩むところですが、木の一部があります。
見ると木の皮の置物のような、モニュメント的な大きな木のかけらです。
中を見ると、今でも黒く燃えた跡があり、周りの木には燃えた跡はありません。
落雷の跡だとか、焼身○○をした場所という噂はありますが、本当のところはわかりません。
下野幌線の「カシワの巨木」
(巨木の一つです)
中央線と下野幌線の交差点から、瑞穂口へ向かって下野幌線の半分くらいのところにあります。
ひと際太いので目立ちますね。私の好きな巨木です。
野幌森林公園では、カツラの巨木が知られていますが、根元が枝分かれしているものが多いので、根元が1本のカシワやミズナラの方が巨木という感じがします。
(原始林の名残か?)
見た感じでは、昭和のクリの木よりも少し大きいように見えます。
幹回り4m位で、樹高は15mくらいでしょうか。
以前はこのような巨木がたくさんあったようです。
もっと高いかな。
大沢コースの「クマゲラの食痕」
(クマゲラの破壊力は凄い)
大沢コースと志文別線が交差する付近に倒木処理した区域がありますが、そこにあった樹木にクマゲラの大きな食痕がありました。
ちょっと中を覗いてみると、かなりの深さでした。
人の頭がすっぽり入りそうですね。
野幌森林公園の樹木には、あちこちで食痕が見られますが、ここまで掘っているのは珍しいですね。
何回も通ったのでしょうね。よほど、この樹木が気に入ったようです。