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野幌森林公園には、「エゾリス」「エゾモモンガ」「エゾシマリス」という可愛い小動物が住んでいますが、その中で一番出会うのは圧倒的にエゾリスです。
野幌森林公園だけでなく、ちょっとした森林があれば、その森林と住宅地を行ったり来たりするところをよく見ることがあります。
結構すばしっこく、忍者のように身軽ですが、たまに車にはねられて死んでいることもあります。
エゾリスは成獣になると、体長25㎝前後、しっぽの長さは20㎝くらいになり、毛がふさふさ生えています。
人と目が合ったときは、動かないでじっとしているときもあります。
我が家に来るエゾリスは何匹目?
上の写真は登満別園地でひそひそ話をしているヤマガラとエゾリスです。
(庭によく遊びに来るエゾリス)
わが家へ来るエゾリスは、近寄るとある一定の距離までは逃げませんが、1.5mくらいになると逃げます。
そして、家の周りを一周して、また庭で遊んでいます。
中には、人懐こいエゾリスもいて、何か上げる素振りをすると近寄ってくるのもいます。
【リンゴを食べる】
リンゴをあげると、美味しそうにシャクシャク食べていました、
このエゾリスの寿命は、野生で2~4年と言われているので、我が家へ来ているエゾリスもずいぶん入れ替わっています。
意外としっぽの長さや耳毛、体の特徴があり、来ているリスが1匹ではないのがわかります。
実際に、庭で4匹のエゾリスが遭遇して、けんかしているのを見たことがあります。
エゾリスは、小さい割には縄張り意識が強いのです。
(野幌森林公園に一緒に住んでいる?)
野幌森林公園に接する道路を歩いていると、よくエゾリスが道路を横断しています。
現住所に住み始めた頃は、おおっエゾリスだ!と珍しかったのですが、毎日のように見ているとそれほど珍しくはなく、一緒にこの団地に住んでいる住民と思っています。
エゾリスはクルミの実をどこに持っていくか?
(隠している場所を見てびっくり!)
エゾリスは、落ちて乾いたクルミの実を見つけると、実を両手で持って器用に皮をはいで、実だけをどこかへ持っていきます。
その場所は、畑の中、木の枝の中、柔らかい土の中、草の中など色々です。
そして、埋めたのを忘れるのか、時間が経ったらクルミの木が生えてきたりします。
もちろん、抜かないとやがて大きなクルミの木になってしまいます。
(車の中も要注意!)
エゾリスが隠す場所で油断ならないのが、車の中です。
私の車が調子悪かったので、デーラーの工場で見てもらったら、エンジンルームからクルミの実が数個と草などが出てきました。
びっくりですよ。公園のそばに住んでいる人は気をつけてくださいね。
そのまま放置していると発火するかもしれませんよ。
(子供の頃は仲が良いけど・・・)
公園の穴が開いた樹木を眺めていると、穴の中にエゾリスの子供がいることがあります。めったに見ることはありませんが。
そして、一匹ではなく数匹いるときは、みんなで穴の中へ出入りしたり、枝を上ったりして遊んでいます。
上の写真を撮った時も3匹仲良く遊んでいました。
でもエゾリスも生まれて何か月か経つと、縄張り意識が強くて兄弟でも喧嘩するそうです。
(大きくなったらケンカばっかり)
家へ来るエゾリスも数匹いますが、出会ったら喧嘩をして追っかけまわしています。
元々は親子や兄弟かもしれませんね。
何かに襲われたと思ったら、子供のエゾリスだった!
(人懐こいエゾリスの子供)
エゾリスは、親離れしたときは、2~3匹の子供のエゾリスだけで暮らしています。
野幌森林公園でも、一つの巣から子リスが3匹くらい出てきて遊んでいるのを見かけます。
ある日、記念塔連絡線を通り埋蔵文化財センター付近を歩いていたら、前方で踊りを踊っている人がいたのでなんだろうと思って通り過ぎようとしました。
そうすると、急に足元に何かが絡んで頭の方へあがってきました。
わあ、ヘビに襲われた、と思って振りほどこうとして、つい踊ってしまいました。
そして、よく見たらエゾリスの子供でした。
前で踊っていた人も、エゾリスの子供にまとわりつかれたと言っていました。
そして、小さいエゾリスが人懐こく、どんどん私の体を登って帽子の上までたどり着きました。
上と下の写真はその時の写真です。
カメラをバッグから出す間も、頭の上で遊んでいました。
(この日はみんな踊っていた!)
しばらく遊ぶとエゾリスは下に降りました。
そこで、私はエゾリスとバイバイして先の方へ歩いていき、途中で若いアベックとすれ違いました。
少し時間が経って振り向いてみると、アベックが叫びながら踊っていました。
この子リスは、最近親離れしたのでしょうね。
そしてまだ人間がどういう生き物かわからないので、何か食べるものをくれるかもと思ってまとわりつくのでしょう。
このコースは良く通るので、何日かしてから通りましたが、その時は見かけませんでした。
キタキツネに捕まらないで、元気でいるといいですが。