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朝の忙しい時間に、お弁当のおかずを一から作るのは、とても大変です。
でも、家族への愛情を込めたおかずなら、なおさら手の込んだものを少しだけでも入れたいものですよね。
そのような方は、時間があるときにまとめてお弁当のおかずを作り冷凍保存して、お弁当を作る日にその中から選んで自然解凍したものを使ったらどうでしょうか。
お弁当のおかずを冷凍して解凍するポイント、冷凍保存方法、保存期間について、ご紹介します。
お弁当のおかずで冷凍に向き、不向きの食材は?
おかずはほとんど冷凍することができますが、味が落ちるものもあるので、注意が必要です。
(冷凍に向いているもの)
①冷凍に向いている野菜
・・・ナス、ブロッコリー、ホウレンソウ、チンゲンサイ、葉物野菜など。
お湯で煮てえぐみや苦みを取り、小分けしておきます。
解凍するとすぐ食べられるようにしておきます。
②キャベツ
・・・キャベツを冷凍する場合は、細かくきざんだ状態が良いです。
③もやし
・・・茹でてから冷凍すると、シャキシャキ感が無くなります。
一度水洗いしてから水気をしっかり取り、冷凍用密閉保存袋にもやしをいれて空気を抜き保存します。
食べるときは解凍しないで、凍ったまま加熱調理します。
④冷凍食品(お弁当用)
・・・元々、おかず用に色々な種類があります。
一口サイズよりちょっと大きいおかずが、6~8個入っているものが多いです。
冷凍食品になっているものを参考にして、自分でおかずを作っても良いでしょう。
(冷凍に向いていないもの)
①冷凍に向いていない野菜
・・・ダイコン、キャベツ、キュウリ、レタス、トマト、人参、ごぼうなど。
共通して言えるのは、水分が多いので冷凍すると食感が落ちます。
②豆腐、厚揚げ
・・・冷凍するとカスカスになることがありますので、冷凍保存には向かないようです。
③こんにゃく
・・・凍って固くなり、解凍するとスポンジ状になり食感が変わります。
その食感が好みかどうかで判断が変わります。
冷凍おかずを自然解凍するポイントは?
(自然解凍は冷蔵庫の中で)
自然解凍するポイントは、冷蔵庫の中で解凍するということです。
加熱が必要な冷凍おかずは、冷蔵庫で自然解凍してから、再加熱すると菌の繁殖を抑えることができます。
(注意することは?)
①冷凍おかずで保冷
冷凍おかずの中には、凍ったままお弁当に入れると昼頃までに自然解凍するので、保冷剤代わりになるものがあります。
冷凍おかずには、自然解凍できるものが数多く市販されています。
②冷凍おかずは入れ方に注意
確かに冷凍おかずを弁当に入れて自然解凍させると、保冷剤代わりになりお昼に食べ頃になります。
しかし、市販されている冷凍食品は、特殊な技術で菌の繁殖を抑えており、自分で作り置きしたおかずとは、調理方法や保存方法が違います。
自分で作り置きした冷凍おかずの場合は、菌が繁殖して食中毒になる恐れがあるので、別途保冷剤お弁当と一緒に入れるか、抗菌シートなどでおかずを分けて、食中毒対策をするようにおすすめします。
作り置きおかずの冷凍保存方法は?保存期間は?
(冷凍保存方法)
弁当のおかずを冷凍保存方法には、次の注意ポイントがあります。
①加熱したおかずは、常温で冷ましてから冷凍する
・・・熱いまま冷やすと水滴が容器について、菌が繁殖する恐れがあります。
②作り置きおかずは容器で分割する
・・・おかずに使いたい分をラップやタッパなどの容器に分割して冷凍します。
③冷凍臭を出さないようにする
・・・なるべく空気に触れないようにして、ラップ、ジップロックなどに入れ密封します。
④冷凍おかずには調味料を少なめにする
・・・冷凍により味が染み込むので、調味料は少なくても良いです。
⑤揚げ物はアルミホイルで包む
・・・アルミホイルで包んで冷凍すると、再度加熱したときにカリっと仕上がります。
⑥食品用アルコールで消毒
・・・食品アルコールスプレーで密閉容器を消毒してからおかずを入れると、菌の繁殖を抑えるので安心です。
保存期間は、市販されている冷凍おかずより、作り置きしたおかずの方が当然短くなります。
そのため、冷凍おかずの保存期間は最大でも2週間以内として、作り置きはなるべく早く食べたほうが美味しくて衛生的にも安心です。
冷凍した容器に冷凍した日付を入れて、しっかり管理しましょう。