入園した子供を持つ親御さんにとって、幼稚園でのPTA役員選びは重要な課題です。
特に、役員の中でも会長や副会長になると、多くの仕事や責任を負うことになるため、やりたくないと感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、PTA会長や副会長は、学校の行事に大きく関わる重要な役割を担っているため、必ずPTAの中から選ばなければなりません。
そこで今回は、幼稚園において会長・副会長の一般的な決め方や、性格的に向いている人、誰かを推薦する場合の推薦理由についてご紹介します。
役員選びに悩む方は、ぜひ参考にしてくださいね。
幼稚園でのPTA会長・副会長の決め方には、どんな方法があるの?
(一般的な決め方は?)
幼稚園のPTA会長・副会長の決め方には、主に次の方法があります。
①立候補による
・・・一般的に、学校などのPTA役員に立候補する人は少ない傾向があります。
しかし、幼稚園など子供が小さい場合には、積極的にやりたがる人もいます。
そのように、立候補する人がいたら、応援すると良いでしょう。
②幼稚園の先生が依頼
・・・園長先生が親の経歴や職業などから、前もって依頼する場合があります。
その場合は、入園したときには既に会長や副会長が決まっているので、自分が会長などに選ばれたらどうしようと、悩むことはありません。
また、PTAが集まって決めるときに、その場で先生が推薦する場合もあります。
③PTA会議で推薦
・・・口頭で相手を推薦することの他にも、推薦用紙などに推薦相手を記入して決める方法があります。
また、推薦用紙に記入するときに、なぜその人を選ぶのか、推薦理由を書くこともあります。
そのときは、推薦する人の立場や考え方、目的、長所や短所なども考慮して決めると良いでしょう。
④くじ引きや抽選
・・・立候補者がいないとか、幼稚園の先生からの推薦もない場合、公平に選ぶということで、くじ引きや抽選で選ぶことがあります。
文句を言う人がいても、これは公平なことだからと説明しましょう。
以上のように、PTA会長や副会長を選ぶ方法は様々ですが、どのような方法であっても、それぞれの候補者が持つアイデアや考え方を尊重し、公平かつ適切な選択を行うことが大切です。
PTA モヤモヤの正体 ――役員決めから会費、「親も知らない問題」まで (筑摩選書) 単行本
PTA会長に向いている人は?会長はどんなことをするの?
(PTA会長に向いている人)
次のような性格の人が、一般的に向いています。
①人前で話すことが平気、またはそれほど苦手ではない。
・・・それほど緊張しないで、話すことができる人が最適です。
自分に自信を持っている人が向いていますね。
また、話し方が上手な人がより好ましいでしょう。
②積極的に自分の意見を言える人。
・・・自分の考えに自信がある人、他の人と自分の意見が違っても平気で意見を言える人です。
③社交性や積極性がある。
他人と話すことが好きな人、目立ちたい人、すぐに他人と友達になれる人です。
④与えられた仕事をテキパキとこなすことができる。
・・・仕事の段取りが良く、内容もすぐに把握して動ける人です。
⑤子供のことを優先した考えを持つ人。
・・・子供のためなら汗をかくのも平気という人で、子供中心で動ける人です。
(PTA会長がする主な仕事)
一般的に次のことがあります。
①幼稚園での各イベント
・・・総会、夏まつり、運動会、クリスマス会、卒園式などの出席、会長としての挨拶。
②PTA役員会の取りまとめ
・・・役員会議の開催や進行、取りまとめ。
③幼稚園の先生との打ち合わせ
・・・幼稚園のイベントについての打ち合わせ、必要に応じてミーティング。
④他の幼稚園などとの打ち合わせ
・・・他の幼稚園の連合会やPTA会議、懇親会などの出席打ち合わせ。
⑤広報や卒園文集などのPTA会長としての原稿書き
・・・定期的に行います。
PTAでもPTAでなくてもいいんだけど、保護者と学校がこれから何をしたらいいか考えた 単行本
PTA会長が推薦方式の場合、推薦理由の書き方は?無記入は良い方法?
推薦方式で注意することは?)
推薦はPTA会長にふさわしいと思う人を、推薦用紙に記入して選出しますが、知らない人ばかりのときは、誰を選んだら良いのか迷いますよね。
誰を選んだら良いかわからないとき、次のようにすることは、注意が必要です。
(どちらかというとNG!)
①名簿の一番先の人を記入
・・・無責任で不公平です。このように書いたことがわかったら、他の人に良く思われません。
②無記入で提出
・・・誰も選ばない場合は、自薦とみなすところもあります。
誰も推薦できないから自分が立候補するということです。
そのようにならないために、しっかり誰かを推薦する必要があります。
(推薦理由の例文は?)
推薦理由は細かく書く必要はないので、簡単な内容で構いません。
推薦する相手を知らなくても、見た目だけで判断してもオッケーです。
よく書かれる例としては、次のものがあります。
①活動的で、リーダーシップがある。
②明るい雰囲気で人当たりが良い。
③積極的で、責任感があると思う。
④取り組み方がテキパキしている。
⑤役員の経験者なので、実績がある。
恐怖!PTAの役員決め。もしあなたが役員になってしまったら?PTA役員を楽しむ方法。かけがえのない仲間と女子会。 ペーパーバック
まとめ
子供が幼稚園にいるときにもし選ばれたら、嫌がらずに積極的に勤めましょう。
PTA会長や副会長は、親としても貴重な体験となり、本人の経験のスキルアップにもなりますよ。