パソコンは時間と共に古くなり、動作の速度が極端に遅くなることがあります。また、新しいソフトウェアが使えなくなることもあり、故障のリスクも高まります。これらの問題が発生すると、新しいパソコンを購入する必要が出てきます。
新しいパソコンを購入した場合、古いパソコンで使用していた重要な資料、写真、音楽データなどを新しいパソコンに移行する必要があります。これらのデータは個人やビジネスにとって非常に価値がありますので、その移行は慎重に行う必要があります。
今回は初心者の方でも簡単にデータを移行できる方法をご紹介します。具体的には、外部ハードドライブ(外付けHDD)を使用したデータ移行の手順を詳しく説明します。この方法は簡単で、誰でも手順に従って行うことができます。
パソコンのデータ引っ越し、外付けHDDで移行する方法は?
(外付けHDDを用意する)
①外付けHDを購入、または用意する
・・・まず最初に、データを移行するために必要な外付けHDD(ハードディスクドライブ)を購入あるいは用意します。
データ移行に必要な外付けHDDは、通販サイトや大型電気店などで手に入れることが可能です。
ただし、購入する際には移行するデータ量よりも容量が大きいものを選ぶことが重要です。
②必要な容量は?
・・・通常のデータでは1~3TBの容量があれば十分でしょう。
現在では1TB~3TBの外付けHDDも5,000円~10,000円程度から販売しています。
③再インストールするものもある
・・・全てのデータが移行できるわけではありません。
ゲームや様々なソフトウェア、システムファイルなどは再インストールを行う必要があります。
通常、引っ越し可能なデータとしては、メール、写真画像、動画、テキストファイル、ワード文書、エクセルシートなどがあります。
(移行する方法)
①古いPCをバックアップ
・・・古いパソコンのUSB端子に外付けHDDを接続し、保管したいデータをまるごとバックアップします。
②新しいPCに移行
・・・新しいパソコンのUSB端子に外付けHDDを接続し、バックアップしたデータのうち必要なファイルを選んで、新しいパソコンのデスクトップに張り付けるか、エクスプローラーに貼り付けます。
これで引っ越しは完了です。
あとは、自分で使いやすいようにファイルを整理してください。
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外付けHDDを使用したデータ管理方法は?
外付けHDDは、その用途の多様性から非常に便利なデバイスと言えます。
データの移行だけでなく、データのバックアップとして、またデータ保存のための格納フォルダとしても使用することが可能です。
これらの理由から、外付けHDDの購入を強くおすすめします。
(外付けHDDのメリット)
①普段使用しないデータを保存
・・・外付けHDDは、普段使用しないデータを保存するのに最適な場所です。
これにより、必要なときだけデータを取り出して使用することができます。
②パソコン本体の容量不足をカバー
・・・大量のデータ類を外付けHDDに保存することで、パソコン本体の容量不足を解消し、パソコン本体のストレージスペースを節約することが可能です。
③パソコンの動作を補助
・・・本体の容量不足による動作遅延や、OSが起動しない場合、またはパソコンが故障した場合でも、外付けHDDにデータを保存しておくことで、データの消失を防ぐことができます。
これにより、外付けHDDはパソコンの動作をサポートし、安全なデータ管理を実現します。
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外付けHDD以外にデータ移行する方法は?
(他にも方法があるの?)
①データ転送ツールの活用
・・・データ移行の一つの方法として、インターネット上に存在するデータ転送ツールがあります。
これらのツールは、ユーザーが自身のニーズに応じて選び、ダウンロードすることで使用することができます。
利用の際には、Wi-Fi環境もしくはネットワークケーブルを使用して新旧のパソコンを接続し、データ移行を行います。
ただし、この方法は初めて使用する方にとっては少々操作が難しく感じるかもしれません。
そのため、使用前にツールの操作方法について学んでおくことが望ましいです。
②有料版移行ソフト
・・・データ移行には、市販の有料版移行ソフトを使用する方法もあります。
移行ソフトは、ユーザーが選択したデータを新旧のパソコン間で移行するための便利なツールです。
ただし、これらのソフトの中には、移行するデータの種類や量に制限があるものや、パソコンのOSのバージョンによっては利用できないものもあります。
そのため、購入前にソフトの詳細な仕様を確認し、自身の移行ニーズに適したものを選ぶことが重要です。
③パソコン店に依頼
・・・また、パソコン専門店や販売店にデータ移行を依頼するという方法もあります。
この方法の利点は、専門的な知識を持つスタッフがデータ移行を行ってくれるため、ユーザー自身が操作を行う必要がない点です。
れは特に、パソコン操作に自信がない方や、時間が限られている方にとって有用な方法といえるでしょう。
これらの方法と外付けHDDを利用したデータ移行を比較すると、外付けHDDは簡単にデータの保存やバックアップができ、パソコン本体の容量を圧迫することなく大量のデータを保存することが可能です。
そのため、コストパフォーマンスを考えると、外付けHDDを利用した方法が有効です。
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まとめ
現在は写真や動画などのデータ量が大きいので、そのまま本体に入れておくとどんどんHDDの容量が少なくなってしまいます。
そのため、大量のデータは外付けHDDに保存し、パソコン本体の容量を確保することが推奨されます。
これにより、パソコンのパフォーマンスを維持しながら、多くのデータを安全に保存することが可能となります。