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人によっては、新型コロナよりも悩みの種なのが、花粉症ですよね。
花粉症の原因となる花粉は約50種類以上と言われ、その中でもスギ、シラカンバ、ケヤキ、ハンノキ、コナラなどの花粉が有名です。
特にこれらの中でも、飛ぶ量の多いスギ花粉が原因で、花粉症になる人が多いと言われています。
花粉症になると、鼻づまりや鼻の粘膜が腫れたりして息苦しく、とても不快な感じになりますよね。
そこで、花粉の多く飛ぶ時間帯や条件を知り、効果的な花粉症対策を考えましょう。
花粉は日中に飛ぶ?それとも夜に飛ぶ?
(夜も花粉には要注意!)
花粉は日中に飛ぶので、夜は安心という話を聞いたことがあるかもしれませんが、それは間違いなのです。
実際には日中に地面や道路に落下した花粉は、車の走行や風などの吹き上げにより空中に舞うことが多く、上空に飛んでいた花粉はやがて地上に落ちてきます。
その落ちた花粉が日中と夕方以降の気温差による空気の対流で、また空中に舞い上がることもあり、これらを日中から夜間にかけて繰り返します。
(昼も夜も花粉は飛ぶ)
そのため、夜だから花粉は飛ばないというのは間違いで、花粉は夜も多く飛散しています。
また、日中干した洗濯物を夕方に部屋に入れるときも注意が必要です。
洗濯物に付いた花粉を一緒に部屋に入れることになるので、夜に花粉症の症状がでることもあります。
花粉の飛ぶ量が多くなる時間帯を教えて?
(花粉の多い時間帯は1日2回!)
都市部などの住宅地と自然の多い郊外地では、少し時間帯にズレがあると思いますが、花粉の飛ぶ量が多い時間帯は、1日に2回お昼頃と日没前後と言われています。
①朝に山から飛んでくる
・・・花粉は山間部で朝から午前中にかけて飛び交いますが、その花粉が郊外地から住宅地にかけて飛んでくるには朝から昼頃までかかります。
②日中は空中に舞い上がる
・・・また、お昼頃まで飛んできた花粉は、日中に空中に舞い上がり、夕方から日没後くらいに再び落ちてきます。
③花粉の多い時間帯は、11時頃~13時頃、17時頃~19時頃。
この時間帯は、会社員であればお昼休み時間と帰宅時間に重複するので、外に出るタイミングと合ってしまいます。
花粉症に悩んでいる方は、外にいる時や帰宅時間に花粉症対策のマスクでしっかりガードしてください。
花粉の飛ぶ量が多くなる条件を教えて?
(花粉が飛ぶ条件)
には次のものがあるので、花粉症の方は日頃から注意してくださいね。
①乾燥していて湿度が低い
・・・乾燥している日は、植物の花粉も遠くまで一斉に飛ばすしくみになっているようです。逆に雨の日や湿度が高い日は、花粉が濡れることや湿気ることで遠くまで飛びません。
②雨上がりの翌日
・・・雨で花粉を飛ばせなかったので、その分天気が良くなると花粉を大量に飛ばそうとします。
③気温が高い
・・・天気が良くて気温が高いと、植物は繁殖しようと活発化して、花粉を遠くまで大量に飛ばそうとします。
④風が強い
風が強いと花粉を遠くまで飛ばせるので、花粉量は多くなり活発化します。
花粉症の方や花粉症が心配な方は、なるべくこれらの条件を考慮し、比較的花粉量が少ない朝方や雨の日に行動すると良いでしょう。
花粉症対策はどうする?
(身近な感染対策)
①衣類は花粉が付きにくい物を着用
・・・衣類はなるべく、すべすべした表面の物(ポリエステルなど)を着用します。
毛織物などの上着やコートは避けた方が良いです。
②外出するときはマスク・帽子・メガネをする
・・・鼻や目など敏感なところが直接花粉に触れないようにします。
また、髪の毛に花粉が付かないように、帽子を被りましょう。
帽子の花粉にも気を付けてくださいね。
③帰宅したときは、髪や帽子、服などをよく払う
・・・衣類などに花粉が付いていることがあります。
④情報番組などで、花粉の飛散状況を確認する
・・・花粉情報によっては、外出を控えることや対策を十分行います。
⑤洗濯物は外干しは避ける
・・・外干しを避けて、なるべく部屋干しをし、乾燥機がある場合は乾燥機を使用しましょう。
⑥換気は窓を小さく開けて短時間に行う
・・・換気で空気を入れ替えるときは、花粉が入らないように注意します。
⑦空気清浄機を使用する
・・・・空気清浄機があれば、窓の換気をすくなくすることができます。
⑧部屋の中は常に清潔にする
・・・部屋はこまめに掃除して、花粉やほこりが溜まらないようにします。
窓際は特に花粉に気を付け、水などで丁寧に掃除してください。
⑨外出後は、うがい、手洗い、洗顔をする
・・・外に出た場合は、これらを習慣にします。
⑩異常を感じたら早めに治療
・・・花粉症の初期であれば、鼻粘膜の炎症がまだひどくありません。
早めに治療をすることで、炎症が進むことを抑え重症化を防ぐことができます。
まとめ
花粉症が進むと鼻粘膜に炎症を起こしてしまい、日常生活の上でも支障がでてきます。
花粉からなるべく近づかないようにして、日頃から花粉症対策を行いましょう。