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高校受験で内申点が低い場合に志望校は無謀か?何校受験すべきか?

最終更新

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高校入試は、試験当日の点数だけではなく、学校の内申書(調査書・内申点)などを含めた総合的判断により、合否の判定を行うのが一般的です。

そのため、入試の点数が同じ程度の場合は、内申書の内容が重要な合否判定資料となります。

すなわち、試験点数が同じ場合は、必ず内申点が高い方が合格するということです。

受験の合否に対する内申書内申点の影響や、内申点が低い場合に志望高校受験は無謀なのか、本命以外に何校受験すべきかについて、お役立ち情報をご紹介します。

内申書とは、どのような書類なの?

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内申書には主に次の項目が記入されています)

都道府県によって内容が異なる場合があります)

①氏名
②必修教科の評定

・・・国語、社会、数学、理科、外国語、音楽、美術、保険体育、技術・家庭の9教科の5段階評価。満点は9×5教科=45点になります。

③出欠の記録

・・・欠席日数と理由等。

④学級、生徒会、学校行事の活動記録
⑤部活動の記録
⑥行動の記録
⑦総合所見

これら以外にも、評価基準が2021年度「新学習指導要領」により、「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」「関心・意欲・態度」の4観点から「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力など」「学びに向かう力、人間性など」の3観点に集約されました。

高校入試で内申点が低いと、志望校は無謀なのか?

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内申書で「通知書」をもとに点数化して評価しますが、その点数を「内申点」と呼びます。

例として内申点は、必修9教科の点数により決定されますが、中学1・2年は3月(年度末)に受け取る成績表が内申書に記入されますが、中学3年は入試に間に合わないので3年の2学期の成績が記入されます。

ただし、都道府県によって内申点に反映する学期が異なるので、自分の居住する場所はどの学期を反映するのか確認しておきましょう。

内申点の計算方法:東京都の場合)

試験当日の学力試験点数を700点満点、内申点を300点満点で合計1,000点満点として換算します。

学力試験と内申点は7:3の比率になります。

・(国語+社会+数学+理科+外国語)+(音楽+美術+保健体育+技術・家庭)×2=内申点素点(25点+20点×2=65点満点)

・学力試験は5教科合計で、5教科合計350点の場合、

学力点換算=700点×350点/500点=490点

内申点換算=300点×内申点/65点満点

例として9教科が全部4の場合、内申点換算は240点になります。

4点×5教科+(4点×4教科)×2=20+32=52点 300点×52/60=240点

・学力点換算+内申点換算=490点+240点=730点(1,000点満点)

この総合点数の高い順番で、合格者が決定されます。

このように、総合点数には内申点が影響するので、志望高校への学力試験の点数が満たしていても内申点が低い場合、無謀とはないとしても不利だということはあります。

内申点が低い場合は、学力試験で高得点を取り足りない点をカバーするしかありません。

ただし、一般的に内申点が低い受験者が、当日の学力試験だけが成績が良かったということは、現実にはほとんどありません。

でも、志望校を目指すのは自由です。

しっかり勉強して合格を目指すことは、間違いではありません。

また、内申点内申書の評価の一つなので、日常から学校のルールを守り、健全な学校生活をして、内申点を上げる努力をしましょう。

志望校以外に滑り止めは、何校選ぶべきか?

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(何校選ぶかは個人による)

高校受験で受験できるのは、都道府県によって異なりますが、公立は同じ受験日なので1校、私立高校は受験日が異なる場合何校でも受験できます。

受験する高校数は、志望校+1~2校程度が多いようです。

合格しても行く気がない高校を受験しても意味がないので、確実に滑り止めになる高校を1~2校受験することで、気持ちも安心すると思います。