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初詣で神社やお寺に参拝したときは、多くの人は厄除けのために破魔矢や熊手、お守りなどを授与してもらうと思います。
またそれらと共に、おみくじを引いて今年の運勢を占うことも多いですよね。
引いたおみくじの結果に「凶だ」「吉だ」「大吉」が出たと言って、一喜一憂するのも楽しいです。
そして、そのおみくじをどうするかというと、「みくじ掛」に結ぶ人や、そのまま持ち帰る人もいます。
どっちが正しいのか、ちょっと気になりますよね。
今回は、おみくじを結ぶ人と持ち帰る人はどっちが多いか、おみくじの意味は?持ち帰った後はどうすると良いのかについて解説します。
おみくじの取り扱いとしては、どちらが正しいのでしょうか。
おみくじを結ぶ人、持ち帰る人どっちが多いの?
(おみくじは結ぶ場所が決まっている)
神社やお寺でおみくじは、引いた個人の運勢を吉凶などで占うもので、金運や恋愛運、健康運、旅行運、失せ物などについて書かれているのが一般的です。
①木の枝に結ぶのはNG!
・・・おみくじを古くからの習慣で、境内の木の枝に結んでいる人がいますが、枝や木の根元を傷つけて枯れる原因になるのでやめましょう。
②おみくじはみくじ掛けに結ぶ
・・・みくじ掛けというおみくじ専用の場所がちゃんとあるので、この場所に結びましょう。
境内で参拝する本殿のそばに、設置されています。
(おみくじは持ち帰る人が多い)
①特徴的なおみくじがある
・・・おみくじについては、神社やお寺によってオリジナルのものや、変わったタイプがあるので記念品感覚もあり、そのまま持ち帰る人もかなりの人数がいます。
②持ち帰る人の方が多い
・・・おみくじを結ぶ人と持ち帰る人のどちらが多いかは、色々な調査結果を見ると結構バラバラで、どちらかがはっきり多いと判断できないのが現実です。
あるアンケートでは、結ぶ人約46%と持ち帰る人は約54%でした。
おみくじを結ぶ意味は?持ち帰るのはダメなの?
(統一的な意味はない)
おみくじを結ぶ、結ばないについては、それぞれの神社やお寺の見解があるため、基本的や統一的な意味や決まりはありません。
(結ぶ意味の例としては)
割と知られたおみくじの考え方には、次のものがあります。
①占い結果で結ぶ
・・・凶や大凶だけを結んで、悪運を神社やお寺に留めます。
家には持ち込まないということです。
②良い結果だけ持ち帰る
・・・都合の悪い結果は結び、良いと思うものだけ持ち帰ります。
③全部持ち帰る
・・・吉凶に関わらず、自分への戒めとして持ち歩くことや自宅に持ち帰ります。
④神や仏と縁をむすぶ
・・・神様・仏様と縁が結ばれることを期待して、おみくじを結びます。
このように色々な見解があるので、結ぶか結ばないかは個人の考えで行うことで問題はなく、結ぶのが良くて持ち帰るのがダメということはないのです。
神社やお寺で結ぶのを忘れたとしても、持ち帰ることでオッケーなのです。
おみくじを持ち帰る場合はどうなる?
(持ち帰った場合どうするか?)
①おみくじの内容はしっかり読む
・・・神社やお寺によっては、おみくじは吉凶だけではなく、家族運、健康運、金運などが書かれているので、持ち帰って内容をしっかり読み、日常生活の指針として使うことを勧めています。
②おみくじは粗末にしない
・・・持ち帰ったおみくじを粗末に扱うことや、捨てたりすることはやめましょう。
ゴミ箱にポイ捨てをしてはいけません。
③おみくじを置く場所は?
・・・神棚に入れておくか、財布などに入れて持ち歩くことが多いようです。
これはどちらで対応しても良いです。
④おみくじの処分は?
・・・新年になり古くなったおみくじについては、ほとんどの神社やお寺で回収する日があるので、お焚き上げしてもらいましょう。
神棚飾りやお正月飾りも一緒に処理するとよいですよ。
(まとめ)
おみくじは神社に結んで帰るか、自宅に持って帰るかは本人の自由です。
ただし、おみくじは神様や仏様から授与されるものなので、粗末に扱わないようにしてくださいね。