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エアコンは、夏の暑い時期に部屋を涼しくするために欠かせない電化製品です。
また冬の寒い時期には、スイッチ一つで部屋を暖められる暖房機として、使用頻度が多くなります。
しかし、一般的に冬のほうが外気温と室内温度の差が大きいので、暖房に使う電気代は夏よりも高くなってしまいます。
近頃は電気代も上がってきたので、何とか節約したいところですよね。
そこで今回は、エアコンの風向きや設定温度の調整をすることにより、暖房効果を落とさずに節電する方法をご紹介します。
ぜひ、試してみてください。
エアコン暖房に効果的な風向きは上と下どっち?
(風向きは下向きにしよう)
風向きはどっちがいいのかと聞かれたら、暖かい空気は上に溜まるので、その空気をかき混ぜ部屋全体を暖めるためには上向き(水平)が良いと答える人は意外と多いようですね。
①答えは「下向き」
②上向きの場合
・・・上向きだと上の暖かい空気を混ぜるだけで、下の方へ暖かい空気がそれほど降りてきません。
③下向きの場合
・・・下向きの方が足元から暖かかい空気を感じ、やがて上部へ風が循環することで部屋全体をムラなく温めるためには効果的なのです。
(風力は強めにしよう)
①微風・弱風の場合
・・・微風や弱風など風力が弱い場合は、温風が足元に届く前に上の方に舞い上がるので、部屋全体を暖めるのに時間がかかり運転開始時間が長くなります。
②運転開始は電気代が高い
・・・運転開始時間は通常の運転時よりも電気代が高いので、運転開始時から通常運転までの時間を短くした方が節電できます。
③運転開始は強めの風力
・・・運転開始時は強めの風力で運転するか、風力を自動運転にして無駄なく部屋を暖めることが節電につながります。
エアコンで暖房するときの適温は?
(快適な温度と湿度は?)
暖房で部屋を暖める適温は、寒がりや暑がりの人もいるので個人的に違いがあります。
またホカホカと暖かい温度、赤ちゃんにちょうど良い温度、寝るのに良い温度、地域差による温度など自分の好みでも変わってきます。
一般的に適温というのは、厚着をしなくても快適に感じる温度です。
①温度として「20℃~22℃」
・・・この温度が冬の間の適温と言われています。
そして快適と感じる温度は、湿度を調整することで低い温度でも高めの温度と同等に感じることがあるのです。
②湿度として「40~60%」
と言われていますが、湿度調整機能が付いているエアコンであれば設定できますが、機能のない機種の場合は、加湿器などで部屋の湿度を調節すると良いです。
エアコン暖房で設定する温度は何℃が適切か?
(20℃が目安)
①環境省が推奨する暖房器具の設定温度
・・・「20℃」が目安となっています。
この20℃は省エネや二酸化炭素の排出量などから算出されている温度なので、実際に体感する適正温度ではないので寒いと感じる人もいます。
しかし、省エネや二酸化炭素の排出を抑制することも大事なことです。
暖房設定を1℃下げると、約10%も消費電力の削減になるのです。
まとめ
寒いと感じた時は、ちょっと厚着をすることで寒さを和らげ、また、エアコンの風向き、設定温度、湿度調整、風量調整により効果的に節電を行いましょう。