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車椅子の駐車ブレーキが甘い時は危険!事故事例とブレーキ調整方法は?

最終更新

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車椅子を利用しているときに、駐車ブレーキがちょっと甘いかなと感じることがあると思います。

そのようなときは、躊躇なくブレーキが正しく効くように調整しましょう。

まだ、大丈夫かなと勝手に思って放置していると、駐車するときや坂道などで車椅子が止まらなくて思わぬ事故になることがあるので危険です。

今回は、車椅子の駐車ブレーキが甘いときにどうするか、ブレーキが原因の事故事例、ブレーキの調整方法について解説します。

車椅子の駐車ブレーキが甘い時はどうなるの?

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(ブレーキは徐々に効かなくなる)

①ブレーキは甘くなったら要注意

・・・車椅子の駐車ブレーキは、いきなり効かなくなることは少ないです。

どちらかというと、始めは甘い状態で徐々にブレーキが効かなくなるというのがほとんどです。

そのため、ブレーキが甘い状態のままにしていると、いつの間にかブレーキがまったく効かなくなり車椅子が動いてしまうということが起こります。

介助してくれる人が操作をしていればまだよいですが、一人で動かしている時に傾斜地でブレーキが効かなくなったら、とても危険なことですよね。

②常日頃、ブレーキを点検

・・・駐車ブレーキが効かなくならないように、常日頃タイヤの空気状態やブレーキのネジが適正に締まってしるかを確認しましょう

車椅子で一番危険なのは、ブレーキが効かないことと言われています。

車椅子の駐車ブレーキ関係の事故事例は?

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(事故事例)

ブレーキが甘いまま放置したのが原因の事故事例について、ピックアップしたものをご紹介します。

このような事故を起こさないように、普段から車椅子の整備をしましょうね。

事例①車椅子が動いて転倒

・・・駐車ブレーキのかけ方が甘かったのが原因。

ブレーキをかけたから動かないと思っていた車椅子が、立ち上がった時に後方へ動いてしまった。

そのままバランスを崩して、後方へ転倒して骨折してしまった。

車椅子利用者の中には、ブレーキの甘さに気が付かないことが多く、ブレーキをかけたから動かないという先入観があります。

介助する人や周りの人が、常にブレーキの効き具合をチェックする必要があります。

事例②傾斜のある駐車場で衝突した

・・・介助者がブレーキをかけたのが甘かったのが原因。

ブレーキの効き具合の確認をせず、また水平と思っていた駐車場が傾斜していたため、車椅子が他の自動車に衝突した。

平坦地に見えても実際は傾斜がある駐車場が多く、水平に見えてもしっかりブレーキをかけなければいけません。

介助者がしっかりブレーキをかけていれば、未然に防ぐことができた事故です。

介助者は必ずブレーキが掛かっているかを確認してください。

車椅子の駐車ブレーキの調整方法を教えて?

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(ブレーキの調整方法)

車椅子のブレーキは、レバーを引くか押すかの簡単なブレーキ操作の「タッグル式」が主流で、ほとんどの車椅子で使われています。

今回は、タッグル式のブレーキの調整方法をご紹介します。

①タイヤの空気が少ない

・・・タイヤに空気を入れ、適正にブレーキが効くのを確認してください。

②ブレーキとタイヤの間隔が広くなった

・・・ブレーキのネジが緩んだりして、タイヤとの間隔が広くなるとブレーキが効きません。

緩んだネジをしっかり締め直して、タイヤとの間隔を適正にしてください。

③ブレーキ部分、またはタイヤが摩耗している

・・・ブレーキの取り付けネジを調整して、ブレーキとタイヤの間隔を適正な位置にしてください。

④タイヤの表面がすり減っている

・・・タイヤがツルツルになっている場合は、ブレーキを調整しても効き目が甘いので、タイヤ自体を交換してください。

まとめ

車椅子を利用する方の中には、自分でしっかりブレーキを掛けることができる人もいれば、力が弱くてブレーキをしっかり掛けることができない方もいます。

その場合は、介助者がしっかりブレーキの利き具合を確認しなければなりません。

事故が起きたあとにブレーキを確認していなかったということにならないように、しっかりブレーキの利き具合を確認しましょう。