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相撲番付とは?番付表の見方や購入方法は?番付表は手書きなの?

 

相撲番付とは、日本の国技である大相撲における力士のランキングシステムで、各力士の強さと実力を表すものです。

そのランキングを一覧にしたものが「番付表」で、これは在籍する力士だけでなく、年寄りや行司などの地位も示しています。

番付表は非常に独特な文字で書かれており、その字体は「相撲字」と呼ばれています。

この相撲字は、見た目が和風で独特の特徴を持つため、和風の装飾として好まれています。

その結果、居酒屋やちゃんこ料理屋、また相撲に関連するお店などでよく目にすることができます。

しかし、この番付表を自分で手に入れたいと思ったとき、どこで購入することができるのでしょうか?

また、よく耳にする話として、番付表は全て手書きで作られているという話がありますが、それは本当なのでしょうか?

今回は、番付表を購入する場所これらの番付表についての気になる事実について詳しく解説します。

相撲の番付表の見方を教えて?

(番付は強さの格付け)

相撲の世界では、力士の強さを表すために番付という独特の格付けシステムが存在します。

①強さで字の大きさが違う

・・・番付の階級は力士の強さを反映しており、最も強い力士から順に、横綱大関、関脇、小結、前頭、十両、幕下、三段目、序二段、序の口という順序で階級付けされています。

この階級は番付表においても明確に表現され、横綱が最上部に大きな文字で記され、階級が下がるごとに文字の大きさが小さくなり、位置も下部に移動します。

②一目で強さがわかる

・・・番付表のデザインは、力士の強さを一目で把握できるように工夫されています。

文字の大きさと太さにより、誰が上位力士であるのかが一目でわかるようになっています。

このシステムにより、横綱以外の力士たちは、現在の地位から一つでも上の階級に昇進するために、日々の厳しい稽古に励んでいます。

力士の階級には、さらに詳細な序列が存在します。

(力士の序列)

①関取・・・横綱大関、関脇、小結、前頭(平幕)、十両

・・・関取とは、横綱大関、関脇、小結、前頭(平幕)、十両の階級の力士を指します。特に、横綱と三役(大関、関脇、小結)、前頭を幕内と言い、定数42名と決まっています。

横綱は力士の中でも特に最高位の称号であり、一度横綱に昇格すると降格することはありません。

横綱という称号は、力士にふさわしい品格と抜群の強さを持つ者だけに与えられます。

②力士養成員・・・幕下、三段目、序二段、序の口

・・・力士養成員とは、幕下、三段目、序二段、序の口の階級の力士を指します。

番付の階級は東西に分けられ、ほぼ同数に二分されていますが、同じ階級でも東方の力士が西方の力士よりも上位とされています。

相撲の番付表の購入方法は?

相撲の番付表を手に入れたいと思っても、どこで購入できるのかわからないという方もたくさんいるでしょう。

番付表の販売は特定の方法で行われていて、どこでも手に入れることができるわけではないのです。

これは番付表の性質上、一般的な商品とは異なる取り扱いが必要となるためです。

一年に6回行われる各場所前に番付表の発表が行われるのですが、この発表の翌日から番付表が1部55円で販売されます。

これは相撲ファンにとっては待ち望んでいた瞬間であり、新たな番付表を手にすることで次の大会への期待感をより一層高めることができます。

(購入方法)

番付表の購入方法は次のとおりです。

①現在は通販のみ販売

・・・以前は、両国国技館内の相撲協会事務所と地方場所会場で販売されていました。

しかし現在は、新型コロナ感染の影響で通信販売(事前予約可能)のみで行われています。

③通販購入方法

・・・「大相撲グッズonlinestore-番附家」という通販サイトで販売されています。

(以前の番付表の購入方法:参考)

新型コロナ感染以前には、次の場所で販売していましたが、2023年1月時点では通販のみ販売です。

新型コロナ感染が収まれば、以前の販売方法に戻ることも考えられるので、参考のために載せておきます。

両国国技館内(相撲協会事務所)

・・・平日9:30~17:00(通常時)

②地方場所会場と国技館(通常時)

地方場所を開催中は地方場所会場と国技館の両方で販売していました。

相撲の番付表は手書き?誰が書いているの?

(番付表は手書きが基本)

番付表はワープロやPC、あるいは書道家など、専門職の人が書いているのではありません。

①番付の原本の字は、毎場所ごとに行司が実際に書いています。

・・・原本は縦110㎝、横80㎝の大きなケント紙で書かれており、それを約四分の一に縮小印刷します。

相撲字は、根岸流という筆太の楷書で隙間なくびっしりと書かれています。

なぜこのような書き方をするかというと、太く隙間のないように書くことで、「お客様が隙間なく入るように」という願いが込められているからです。

まとめ

番付表の文字が実際に書かれた文字だとは驚きですね。

芸術的なデザインなので、お店やお家の飾りにもなる素敵な相撲グッズだと思います。