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新型コロナの影響も下火になりつつあるなかで、2023年も「北海道神宮例祭」が例年どおり開催されることになりました。
6月14日~16日までの期間にお神輿行列や例祭が行われ、北海道神宮や中島公園には数多くの出店が立ち並び、札幌まつりという愛称で親しまれている札幌市の一大イベントが再び楽しめます。
その北海道神宮例祭の開催場所や日程時間などをご紹介します。
北海道神宮とは?北海道神宮例祭とは?
(御祭神は4柱!)
北海道神宮は明治2年(1869年)に明治天皇の詔により、東京で北海道鎮座神祭を斎行して大国魂神(おおくにたまのかみ)、大那牟遅神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)の三柱が鎭斎され、北海道の守護神とされました。
そして御霊代(みたましろ)が札幌へ移されましたが、明治4年(1871年)には「札幌神社として現在の位置に社殿が建てられました。
昭和39年(1964年)には明治天皇を増祀し、社名が「北海道神宮」に改称されました。
北海道神宮公式HP:
(北海道神宮例祭の始まりは?)
・明治4年(1871年):5月14日に国幣小社に列せられました。
・明治5年(1872年):例祭日が6月15日に決まりましたが、諸事情からこの年は7月7日、明治6年は7月9日に斎行されました。
・明治6年(1873年):7月29日に全道民に対して6月15日の例祭日は休暇として、参拝または遥拝するようにと布告が出されました。
・明治7年(1874年):6月15日に例祭が行われました。
・明治11年(1878年):6月15日に札幌中教院(現在の北海道神宮頓宮・中央区2条東3丁目)開設の神事が斎行され、札幌神社の祭神と中教院の四神の神霊をそれぞれに招きました。
この時に神輿1基が市街地を巡幸したのが渡御(とぎょ)の始まりとなったのです。
・明治12年(1879年):この年から市民が札幌神社の鳳輦(ほうれん)をお迎えすることになり、神幸(しんこう)各辻々に奉迎するように山車が始まり、神幸の順路が札幌神社から頓宮までの往復が基本となりました。
その後神幸も年々華麗になり山車などの数も増え、現在では四基の鳳輦を中心にして、総勢約1,200人の平安時代を思わせる行列が練り歩きます。
北海道神宮例祭の日時や基本情報は?
(例祭の日時)
①6月14日(宵宮祭)午後6時~
・・・例祭の前夜祭、三条神楽、よさこいソーラン、太鼓などの各団体の催し物が頓宮で行われます。
②6月15日(例祭)午前10時~
・・・三条神楽・能楽・雅楽・福井ばやし・太鼓などの奉納が北海道神宮で行われます。
③6月16日(渡御)午前9時~
・・・北海道神宮~頓宮までの往復の渡御は、笛や太鼓の音がピーシャラドンドンなどと市街地を流れ、万燈(まんど)のお囃子を先頭にして、猿田彦や勤王隊、鳳輦、山車などの行列が見ものです。
北海道神宮例祭の最大のクライマックスです。
この6月14日~16日は、札幌一円の建設業界なども一斉に休業するという習わしがあります。
※ 毎年同じ日時に行われますが、2023年は予定通り行われるようです。
・北海道神宮住所:札幌市中央区宮ヶ丘474(地下鉄東西線「円山公園駅」より徒歩15分)
・北海道神宮頓宮:札幌市中央区南2条東3丁目(地下鉄東西線「バスセンター前駅」より徒歩3分)
(16日の渡御の工程は?)
①午前9:00
②午前11:50
・・・北海道神宮頓宮(南2条東3丁目)到着
③午後13:15
・・・札幌東武ホテル前(南4条東1丁目)出発→札幌駅前通を北上→
④午後14:00
・・・三越デパート前(鋳輦)
⑤午後15:30
この工程とルートはほぼ決まっているので、時間を合わせればその場所で見学ができます。
この日は通行止めなどの交通規制があるので、見学などで移動するときは地下鉄などの公共機関を利用するのが良いです。
2時前に三越前に行って待っていると目の前で渡御をみることができますが、基本的にルート内は同じ行列が通るので、混雑状態の様子を見ながら空いている場所で見ることをおすすめします。
北海道神宮例祭と中島公園のお祭りの関係は?
(中島公園と北海道神宮の出店が楽しい!
2023年には例祭が行われるので、北海道神宮や中島公園には出店が多く出ると思いますが、新型コロナの影響で例年に比べてどの程度出るのかはわかりません。
でも例年を参考にすると、中島公園には約500店、北海道神宮には約120店ほどの出店がでています。
見世物小屋や曲芸などの小屋も建つときもあるので、昔ながらのお祭りを楽しむことができますよ。
出店は夜になると混雑してきますので、夕方の明るい時間から行くと比較的混雑を避けて見学することができます。
まとめ
2022年に続けて2023年も行われる北海道神宮例祭ですが、少しずつ以前のお祭りに近くなってきました。
中島公園の出店の数も2022年よりは、多くなりそうです。
歩行制限のあるなかですが、楽しんでくださいね。