新型コロナ感染予防のため、どこに行くのもマスク着用が、日常生活となりました。
その中で心配なのは、長時間マスクを着用することで、耳が痛い、頭痛や吐き気がするという症状に悩まされている人が増えていることです。
その原因は一体何なのでしょうか。
マスク着用での頭痛や吐き気の原因、その対策方法をご紹介します。
マスクで耳が痛くなるのは?
頭痛や吐き気まではいかないけど、長時間かけていると耳が痛くなるという方は多いです。
マスクで耳が痛くなる原因には、次のものがあります。
(マスクの大きさが合わない)
・・・マスクが顔に合わず小さいサイズの場合、耳が引っ張られる状態になります。
(マスクのゴムが耳に食い込む)
・・・ゴムが耳の一か所に食い込み、耳の周りの筋肉に負担がかかります。
その負担が肩こりのような状態を作ってしまいます。
(マスクのゴムが擦れる)
・・・痒くなることで掻くことや、擦れることで、擦り剝けることや炎症を起こします。
耳には平衡感覚を保つ器官があるので、耳の痛みや違和感の影響により、平衡感覚機能の乱れを生じめまいや頭痛を起こすことも考えられます。
マスクで頭痛や吐き気が起こる原因は?
①ゴムの痛みや違和感
・・・マスクの大きさが合わないことや、ゴムによる痛みなどで、首回りの緊張や平衡感覚の乱れを生じ、ひどい時は肩こりや頭痛、吐き気につながります。
②マスクの中が高温
・・・マスクの中は外気に比べて、高温・高湿度のサウナ状態になります。
そのため、長時間着用していると外気よりも暑い空気を吸うことになり、軽い熱中症になることもあります。
③マスクの素材が合わない
・・・素材の不織布やウレタンなどが体質に合わないことや、アレルギーがある場合があります。
④酸素不足になる
・・・マスクを着用していると、自分の吐いた二酸化炭素を含んだ空気を吸うことになり、酸素不足の状態になってしまいます。
そのため、脳に酸素が行きにくいことや二酸化炭素が血管を拡張させることにより、頭痛を起こしてしまうことも考えられます。
⑤マスクが息苦しい
いつの間にか呼吸が小さくなることや、口や鼻がふさがっていることが気になって、息苦しさを感じてしまうことがあります。
⑥機能が合わない
・・・マスクの保湿効果や香り付き、UVカット機能などの成分が体質に合わないため、体調不良になってしまう。
⑦同じマスクを使いすぎる
・・・使い捨てマスクを何回も着用すると、雑菌が付着することが多く、肌が荒れることや耳の擦れが炎症を起こし、頭痛を起こすことがあります。
マスク着用での頭痛、吐き気の対策方法は?
①耳の痛みを緩和する
・・・細いゴムのマスクは避けて、ゴムの幅が広いものや布状タイプ、耳ガードグッズの使用をおすすめします。
②顔のサイズに合ったマスクを使用
・・・顔のサイズに合ったマスクを使用し、合わないサイズのマスク着用は避けてください。
③定期的にマスクを外す
・・・人のいない場所ではマスクを外します。
また定期的に人から離れた場所で、マスクを外して深呼吸しましょう。
④違うタイプも使用してみる
・・・マスクの機能や素材による体調不良を防ぐために、機能付きタイプを避けることやガーゼタイプのマスク、耳が痛くならないタイプを使用してみましょう。
⑤清潔なマスクを使用する
・・・同じマスクを何回も使用しないで、使い捨てマスクは1日で捨てるようにします。
ガーゼタイプは毎日洗濯して清潔な状態で使うようにします。
マスクでの頭痛対策などを行っても頭痛が続くことがある場合は、一時的な物ではなく病気を発症している恐れもあるので、病院で診察を受けることをおすすめします。
まとめ
マスクは新型コロナ対策以外にも、花粉アレルギーや防塵対策などにも効果がありますが、長時間着用することで、色々な障害や症状が出る場合もあります。
マスク着用が中心の生活の中でも、臨機応変に対応して体調不良を防ぎましょう。