探してみよう!知りたい情報!

ちょっと気になることや知りたい情報を調べてみよう!

野幌森林公園!15 キノコワールド・何かに似ている花

当たり前ですが、野幌森林公園には、野鳥や草花の他にキノコがいっぱい生えています。

キノコは、花や鳥に比べると地味と言うか、あまり注目を集めていません。

でも、キノコをよく見ると、個性・色彩・不気味・デザイン・異端なフォルムなど、他の植物にはない魅力があります。

何か妙に可愛いですし。

そして、ふと「食べることができるかな」と思わせる植物なのです。

まずは、野幌森林公園のキノコワールドから3個のキノコをご紹介します。

キノコと言えばベニテングダケ

(不思議の国にアリスに登場)

不思議の国のアリスでも、キノコは重要な役割がありました。

キノコの片側をかじると背が伸び、反対側をかじると背が縮むというシーンがあったのを覚えていますか?

覚えている方は、かなりのディズニー通ですね。

(絵本などにもよく登場)

また子供が良く見る絵本や民話、童話などでも、キノコはよく出てきます。

そのユーモラスな恰好は、不思議の国を表現するにはぴったりな気がします。

そして、キノコの中でも最も人気があるのが、ベニテングダケではないでしょうか。

赤い傘に白のツブツブが可愛いですね。

傘は6㎝~15㎝になりますが、上の写真のキノコはまだ高さが7㎝くらいでしょうか。

美味しそうに見えても、このキノコは毒があるので、食べてはいけません。

次の日も写真を撮ろうかなと、同じ場所に行きましたが、なぜか無くなってました。

人が見ていないうちに、どこかへ出かけたのでしょうか。

ちょっと一杯!シロキツネノサカズキモドキ。

(盃に似ているキノコです)

かなり長い名前ですが、シロキツネノサカズキモドキは、確かに盃に似ていますね。

大きさは直径1㎝くらい、お椀の内側の色は緋色で、先には白い毛が生えています。

小さいキノコで、何個かまとまって生えてきます。

生えている姿は、色が少し派手なのでちょっと目立つキノコです。

キノコの中でも可愛い部類なので、結構好きなタイプです。

毒はないかもしれませんが、食べるキノコではありません。

名前はサカズキですが、とても小さいので、お酒の盃にも使えませんよ。

決して多く生えているわけではないので、見つけると今日はツイテいると思ってしまいます。

上の写真は3個のうち、2個が縮んているような恰好をしています。

皮が付いているキノコの名前はツチグリ!

(結構見つけるのは大変)

このキノコは成熟すると地表に現れます。

始めは直径2~3㎝位の球状の汚い球が出てきますが、この時点で、ツチグリを見つけるのは至難の業です。

探して歩いても、今までで数回しか見つけることができませんでした。

それなのに探すわけでもなく歩いているときに、偶然見つけることが多いキノコです。

クルミの実と間違えやすい!)

普通は、キノコだと思わないでしょう。どちらかというとクルミの実?と思うかもしれませんね。

ツチグリの本体は球状の形をしていて、その球がやがて頂点から放射状に裂けてきます。

6~15の破片になり、ちょうどお星さまのように開きます。

子泣きじじいに似ている)

なんとなく、子泣きじじいに見えるのは、私だけでしょうか。

ちょっと頭を撫でてしまいたくなります。

私の好きなキノコの一つです。

開くと中に直径2㎝ほどの淡灰褐色の袋が入っており、先っちょに穴が開いています。

その穴から胞子を噴出させ、仲間を増やしていきます。

上の写真は、異星人が何かが現れるような風景です。

ちょっと気になる姿をしています。

上の写真の場所では、3個のツチグリが見られました。

3人(3個)が揃って、何かのお話をしているのでしょうか。

頭のてっ辺の穴からは、パフパフとした煙がでます。

この花は何かに似ている?なんだろう?

野幌森林公園の花の中で、どこかで見たことがあるような、何かに似ていると言われる花があります。

確かに言われるように似ているものと、ちょっと結び付かないものもあるかもしれませんが、イマジネーションを膨らませて眺めてくださいね。

だんだん似ているように思えるかもしれませんよ。

エゾトリカブトは鳥兜・鳥帽子に似ている?

(公家の帽子に似ている?)

キンポウゲ科トリカブト属。

花の形が、古来の日本で使われていた鳥兜・鳥帽子に似ているという話があります。

昔の日本の公家がかぶっている帽子ですね。

また、鶏のとさかにも似ているからと言われています。

公園の中では、夏の終わり頃8月~9月にかけて花盛りです。

遊歩道を歩いていると、結構目立ちますよ。

花自体はとても綺麗な花です。

強烈な毒性のある植物として有名で、茎や葉、花全てやばいそうですよ。

横溝正史金田一耕助シリーズの「八つ墓村」の連続殺人にも使われました。

現実の殺人事件にも使われこともありますよね。

あー、恐ろしい。

イヌゴマは、ピンクのドレスを着ている?

(じっくり見ると綺麗!)

シソ科イヌゴマ属。

公園の中では雑草のごとく、7月~9月にあちこちで咲いています。

いっぱい咲いているので、雑草と言われることが多く珍しい花ではありませんが、花をアップしてよく見ると、ピンクの模様がとても綺麗です。

まるでファッションドレスを、気取って着ているように見えます。

大きいものだと、80㎝くらいになります。

ギンリョウソウは、ユウレイタケとも言う。幽霊に似ている?

(生えてる場所が少なくなった)

ツツジ科ギンリョウソウ属。

詳しい場所は言えませんが、瑞穂連絡線沿いと駐ひつの碑のそばにあります。

瑞穂の池の階段のところにもありましたが、無くなりました。

以前は遊歩道沿いや日陰に結構あったのですが、いつの間にか生えなくなった場所もあり、以前よりは、数が少なくなりました。

腐生植物の中では有名で、日陰にボーっと生えています。葉っぱはありません。

白い透明感のある植物で、花は幽霊の手というか、ちょっと不気味です。

やがて、とっくりみたいになって、黒く腐っていきます。

上の写真のようにそれほど大きなものではありません。10㎝くらいですかね。

ただ生えるときは写真のように、群生して生えるようです。

球形上の実が「とっくり」に手足が生えたように見えます。

らっきょうにも似ているかな?

サルメンエビネは、猿に似ている?

(確かに猿に似ているかも!)

ラン科エビネ属。

四季美コースや桂コースの遊歩道際に結構生えていましたが、かなりの数が掘られて無くなりました。盗掘ですね。

現在もわかりにくい場所にはあるのですが、数は少なくなりました。

見つける人は、見つけ出すのが得意なのですね。

花が赤茶色で、猿の顔に似ているということで、このような名前になったようです。

確かに猿に似ているような気がしますね。

(すぐに盗掘される花です)

毎年、同じ場所になるので、盗掘されなければ毎年楽しめるのですが、いつの間にか姿を消しているのが多いです。

開拓の村の裏道の崖の上にもありますが、ここは周りから見えるので、今のところ無事で毎年咲いています。