<大きいキノコです>
野幌森林公園を歩いていると、季節によって草花も低くなり、色々なキノコが姿を現しています。
キノコが出るのは、野幌森林公園だけではないですが、公園を散策していた時に見つけたキノコをご紹介します。
まだまだ、たくさんありますが、少しずつ見てくださいね。
- 御存知!ベニテングタケ!丸いだけではありません!
- ツリガネタケ!公園でマリトッツォを販売している?
- チャアミガサダケって、食べることができるの?
- 巨大キノコ登場!ムレオオイチョウタケ!
- これもキノコ、あれもキノコ!
- ハナビラダクリオキン!これって何かの脳みそ!?
- これは、何かの事件か?血の跡が続く!
- (シロソウメンタケはモヤシに似ている?)
- 森に小さな茶碗が落ちていた!
御存知!ベニテングタケ!丸いだけではありません!
(今までで最高の大きさ?)
ベニテングタケは、絵本に出てくる丸い傘の形が多いですが、たまに平べったいキノコになることもあります。
今回は、特別平べったくて大きいベニテングダケに出会いました。
これは、百年記念塔から瑞穂連絡線を中央線方面へ向かう途中のベンチの裏にありました。
普通に散策しても、ベンチの裏に丸見えなので、場所を隠す必要は無いですね。
何か派手ででかいキノコだと思ったら、ベニテングダケでした。
有名な毒キノコですね。食べると目が覚めないかも。
とても肉厚で、どの位大きいのかなと歩数計で測ってみました。
直径は18㎝位だと思います。
その後、ベニテングダケはどうなったのかな。
さらに大きくなったのかなと思い、再びベンチまで見に行ってきました。
すると下の写真のように縮んでいました。
ということで、現在はもうかけらも無い状態です。
ツリガネタケ!公園でマリトッツォを販売している?
(森にはマリトッツォがいっぱい!)
お腹がペコペコの人なら、マリトッツォに見えるのではないでしょうか?見えないか。
ちょっと汚れているので、どうかなとは思いますが。
正体は、「ツリガネタケ」という、広葉樹に腐朽するキノコです。
直径10㎝で厚さも10㎝位です。
結構公園を歩いていると、あっちこっちで見ることができます。
大きさもまちまちですね。
クリームがたっぷりで、はみ出していますよ。ムクムクっとした感じです。
多分、遭難してお腹が空いているときは、かぶりつくと思います。
チャアミガサダケって、食べることができるの?
(とても美味しいキノコには見えない?)
図鑑で見るとチャアミガサダケは、食べることができるそうですが、どう見ても食べて美味しいような気はしないようです。
フランス料理には、このキノコを使う料理があるそうですよ。
煮ると美味しいのかな?
高さは5㎝~10㎝程度でしょうか。
このキノコを食べたという話も聞いたことが無いし、食べる理由も無いですよね。
でも、見つけた時はうれしいですよ。
比較的、どこでも生えるようですが、生える場所は一定ではなく、どこに生えるかわからないキノコみたいです。
ちょっと触ったら、何か叫びそうな気がするキノコです。
形は変わっていて、おもしろいですけど。
巨大キノコ登場!ムレオオイチョウタケ!
(野幌森林公園最大のキノコ?)
36㎝の超巨大キノコで、ムレオオイチョウタケと言います。食べれません。
一般的な大きさでは最大20~30㎝位ですが、このキノコは特に大きく育ったようです。
これも中央線の遊歩道から見えるところに生えました。
二枚重ねの大物です。
ここまで大きいキノコは初めて見ました。
私は中央線もよく通るので、そのたびに眺めていました。
他の人も歩くのを止めて眺めている人が多かったです。
何日か経ったときに中央線を通ると、調査が入ったのに関わらず、ある日このキノコは引っこ抜かれて、遊歩道で破壊されていました。
ひどい人がいるものですね。残念です。
これもキノコ、あれもキノコ!
野鳥や花の写真を撮るのも面白いですが、キノコの写真を撮るのも面白いですよ。
キノコには詳しくないので、ちょっと変わった感じのキノコを見ると、ついカメラを向けてしまいます。
キノコには、でかいものから、ミリ単位の小さいものもあり、写真を撮ってからパソコンで拡大したときに、やっとこういう形だったのかと驚くものもあります。
今回は、野幌森林公園で見つけた「これってキノコなの?」というものをご紹介します。
珍しいのかなと思ったら、実はあっちこっちにあったというキノコもありますね。
ハナビラダクリオキン!これって何かの脳みそ!?
(遠くから見るとウニにも似ている)
ハナビラダクリオキンって見たことがありますか?
私がハナビラダクリオキンを初めて見たのは、野幌森林公園でシラネアオイの果実の写真を撮りに行った時でした。
写真を撮ったあとに振り向いたら、木の切り株の上にチョコンと黄色い物体を見ました。
鳥の糞かなと思いましたが、オレンジ色の綺麗な色だったのでよく見たら、まるで「脳みそ」ではないですか。
これは一体何?と図鑑で調べたらハナビラダクリオキンというキノコでした。
6月から10月にかけて発生しますが、10月頃草花が低くなった時期だと、結構目立ちます。
美味しそうですが、食べることはできません。
このハナビラダクリオキンは、珍しいのかなと思っていたのですが、野幌森林公園の中では多く見かけることがあるキノコでした。
でも好きなキノコですけどね。
これは、何かの事件か?血の跡が続く!
(赤ペンキかと思いました)
ハナビラダクリオキンよりも、こっちのキノコの方が珍しいですね。
これを初めてみると、赤いペンキか不気味な血のような跡と思ってしまうかも。
でも正体は、アカウロコタケでした。
ウロコタケの写真はよく見ますが、アカウロコタケの写真はほとんど無いですね。
私も、偶然見つけましたが、初めてみました。
場所はエゾユズリハコースの中央くらいの、折れ木に発生していました。
キノコと言っても通常の個体ではなく、前背着生で厚さは0.5mm程度の薄い層状のキノコです。
これでもキノコの種類だというのが、面白いですね。
このようなキノコがあるのなんて、キノコにも色々な種類があって楽しいです。
(シロソウメンタケはモヤシに似ている?)
(モヤシかと思った!)
キノコに詳しい人なら別ですが、一般の方はパッと見た目はキノコだと思わないでしょうね。
どちらかと言うとモヤシみたいです。
でもちょっと白くて何か綺麗なので、写真を撮って調べたら、シロソウメンタケというキノコでした。
キノコには詳しくは無いですが、このような傘のないキノコも結構あるので、見つけたときは嬉しいですよ。
結構白くて綺麗なキノコです。
森に小さな茶碗が落ちていた!
(グイ飲みにちょうど良いかも。)
文字通りモリノチャワンタケです。
直径は3㎝~5㎝位で、森の土の上にコロンと発生しています。
見た目は、結構可愛い形をしていますね。
お椀の裏から根?が出て土壌にくっ付いています。
引っこ抜こうとすると、キノコ自体が崩れていきそうです。
見つけても引っこ抜いてはいけませんよ。
小さいので、見つけるのが大変でした。
でも、探しても中々見当たらないのが、かえって良いかもしれません。