全国の温泉地人気ランキングでも常に上位(2022年全国第5位)に位置付けられている大分県別府市にはる「「別府温泉」は、年間800万人もの観光客が訪れます。
源泉数は約2300、湧出量は毎分約8万360リットルであり、日本一の量を誇っているのは凄いですね。
その別府温泉では海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄という四つの地獄が別府の地獄として国の名勝に指定されていますが、これらを含めた地獄を定期観光バスなどで遊覧するコースが観光の定番と言われています。
今回は、これら国指定の四つの地獄を始め、鬼石坊主地獄、鬼山地獄、かまど地獄を加えた「べっぷ地獄めぐり」をご案内します。
別府地獄めぐりとは?回り方は?
(別府地獄めぐりとは)
別府温泉は源泉が多く、それらの中には含有物によって赤、青、白など様々な色をした温泉や奇観を呈する温泉があります。
それらの中から、入浴はできませんが観覧ができる温泉として、海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄、鬼石坊主地獄、鬼山地獄、かまど地獄の七つの温泉を回るものです。
七つの地獄は、別府地獄組合に加盟している地獄です。
公式HP:
(地獄のそれぞれの距離は?)
①JR亀川駅から龍巻地獄
・・・約1.7km 徒歩約23分 車で約4分、タクシーで約1,100円
②龍巻地獄から血の池地獄
・・・約0.1km 徒歩約2分
③血の池地獄から白池地獄
・・・約2.3km 徒歩約29分 車で約5分
④白池地獄から鬼山地獄
・・・約0.15km 徒歩約2分
⑤鬼山地獄からかまど地獄
・・・約0.1km 徒歩約2分
⑥かまど地獄から海地獄
・・・約0.6km 徒歩約8分
⑦海地獄から鬼石坊主地獄
・・・約0.4km 徒歩5分
⑧鬼石坊主地獄からJR別府大学駅
・・・約2.9km 徒歩約34分 車で約6分、JR別府駅からは距離約5.6km 車で約15分、タクシーで約2,000円
(地獄めぐりは共通観覧券で)
①共通観覧券(七カ所の地獄)
・・・大人(高校生以上)2,000円、小人(小・中学生)1,000円
どこの地獄からも見学できる共通券で、有効期間は購入日と翌日の2日間です。
※1か所単独だと大人400円、小人200円になります。
②営業時間:8:00~17:00
③休日:年中無休
(地獄めぐりの回り方は?)
①徒歩+タクシー:2時間30分から3時間程度
龍巻地獄から鬼石坊主地獄の七つの地獄を徒歩で回ると、約48分かかります。
JR亀川駅から徒歩で約23分と鬼石坊主地獄からタクシーでJR別府駅まで行くと約6分。
地獄それぞれ約10分滞在すると7地獄で70分です。
全体では48+23+6+70分=147分なので、もっとゆっくり回っても約3時間あれば回れます。
②定期観光バス(亀の井バス):3時間程度
バスと徒歩で地獄めぐりをするコースです。
予約優先なので、あらかじめインターネットや電話で予約することをおすすめします。
・公式HP:
・料金(地獄めぐり入場料含む):大人3,900円、中学生3,000円、小学生以下1,950円
・午前便9:15、午後便13:55発です。
北浜バスセンター発→
別府駅→
海地獄→
かまど地獄→
鬼山地獄→
白池地獄→
龍巻地獄→
北浜バスセンター→
別府駅前着
③路線バス
JR別府駅から路線バス(亀の井バス)を利用します。
・海地獄から回る・・・路線1・2・5・7・41のどれかに乗って「鉄輪」または「海地獄前」で下車します。
・海地獄エリアから血の池地獄エリアへ行くには、路線16・16A・29のどれかに乗り「鉄輪」→「血の池地獄前」、逆に「血の池地獄前」→「鉄輪」は路線26・26Aに乗ります。
・ミニフリー乗車券(別府市内)が乗り放題で便利です。
1日乗り放題・・・大人1,000円、学生800円、小人500円
2日乗り放題・・・大人1,600円、小人800円
④サイクルシェア
海地獄と龍巻地獄に「おおいたサイクルシェア」のサイクルポートがあります。
自転車は、電動アシスト自転車です。
・公式HP:
・1日利用・・・1,650円
⑤車で回る
各地獄には無料駐車場があるので、車で行っても自分のお好みの時間で回ることができます。
別府地獄めぐりの見どころは?
(各地獄の見どころは?)
①海地獄
コバルトブルーの別府地獄最大の大きさで、足湯が利用できます。
毎年9月~10月にかけて期間限定の「夜の海地獄」が開催され、ライトアップが綺麗です。
②血の池地獄
日本一古い天然地獄で、池一面が赤く染まっています。
足湯が利用でき、高台から地獄一面の風景が撮れます。
③龍巻地獄
間欠泉で吹きあがる高さは約30mです。
④白池地獄
青みを帯びた白い色の地獄です。
熱帯魚館があり、ピラニア、アロワナ、ピラルクなど約16種類の熱帯魚を見ることができます。
⑤鬼石坊主地獄
灰色の熱弟沸騰する様子が、坊主頭に似ていることから鬼坊主と呼ばれるようになりました。
⑥鬼山地獄
なぜかワニを飼っている地獄です。別名「ワニ地獄」とも呼ばれているユニークな公園です。
⑦かまど地獄
1丁目から6丁目まで6か所の地獄が楽しめます。
鬼山地獄にはワニがいる
(ワニがいる地獄)
鬼山地獄は、大正12年に日本初の温泉熱を利用してワニ飼育を開始しました。
現在は、クロコダイルやアリゲーターなど約80頭のワニを飼育しています。
温泉地で活発に動く周るワニを間近で見られるのもびっくりですが、毎週土・日曜日の10時から行われているワニの餌付けが迫力満点で大人気なのですよ。
湯けむりとワニ見物が楽しめるとてもユニークな地獄です。
まとめ
それぞれの温泉には入浴することはできませんが、それぞれの特色を持つ地獄めぐりを楽しんでください。
別府へ行ったら是非体験してほしい、おすすめの観光コースです。