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小学校受験に梅の季節はよく出る問題!さくらんぼの季節は?

国立や私立小学校の受験は、首都圏では10月~11月頃に選考が行われますが、関西方面では年が明けてから1月頃に行う学校もあり、地域によって大きく異なります。

受験内容としては、書類審査、面接、ペーパーテスト、行動観察など様々なものがありますが、各学校によって独自に設定されることも多いのが、小学校受験の特徴の一つです。

またペーパーテストには図形や記憶力、推理、数、理科的な常識、日常的・社会的常識などが出題されることが多いですね。

今回は、小学校受験の際に多く出題されるという「季節の花や木」について解説します。

梅の季節はいつ?よく出る季節の問題

(季節に対する問題)

小学校受験では季節の花や木などに関する問題が、かなりの確率で出題されます。

問題の内容としては、色々な花や木の絵などが並んでいる中から、「春のものに「○」を付けなさい」というものや、例えば梅の花が咲いている絵があり「梅の季節はいつ?」という特定のものに対する問題です。

(梅の問題が多いようです)

季節に対する問題では、桜とともによく知られている梅の問題が多く出題されます。

梅については地域によって違いますが、花が咲いたあとに実がなり、その実は春先に梅酒などの材料として販売されるので、イメージ的に「梅の季節は春」と答える人が多いと思います。

でも解答は「梅の花の季節は冬」というのが正解です。

(梅の季節はいつ?)

梅の原産は、中国中部地方バラ科サクラ属の落葉高木で、日本でも古い時代に中国から伝わり現在でも親しまれています。

日本での「梅の花」は地方によって違いはありますが、1月下旬~4月頃、北海道では5月頃に白色から赤色の花が開花します。

そのため、梅の花の絵に対する季節としては、「冬」となります。

他の冬の花としては、つばき・シクラメン南天、ぼたん、ふきのとうなどがあります。

(梅と桜の違いは?)

梅とよく比較されるものに、春の花「桜」があります。

見た目も似ているので、冬の梅、春の桜というように、対比されることが多いので、違いを覚えておきましょう。

①花の形

・・・梅の花弁は白色や濃い桃色で丸い。桜の花弁は白色や薄い桃色でハート型。

②花の咲く場所

・・・梅は枝から直接咲きます。桜は枝から茎が伸びて咲きます。

③開花時期

・・・梅1月下旬~4月。桜は3月上旬~5月。桜の開花始まりはだいぶ遅いですね。

お子様には、梅と桜には違いがあるということを教えてあげましょう。

季節の問題が出る理由は?

(暗記するには無理がある)

季節問題をひたすら暗記させても無理があり、時間がいくらかかるかわかりません。

また、小学校側も子供の暗記力を知りたいわけではありません。

まあ覚えておいても意味がないということではありませんが。

(季節の問題が出題される理由は?)

主な理由には次のものがあります。

①自然に触れること

・・・生き物は、周りの自然に触れなければ生きていけません。

②生活と自然の関りを知ること

・・・人の生活も、自然と大きく関わっていることを知ります。

③親子で自然のことを話しているか

・・・自然との関りは親子の会話や、周りとの会話から学びます。

④季節の変化に関心を持っているか

・・・春夏秋冬の季節の変化に関心を持ち、季節情緒を身に着けます。

⑤豊かな感受性があるか

・・・自然に対しての感情を豊かに持つようにします。

⑥理科や社会、国語に興味を持っているか

・・・季節の問題は広い範囲にあるので、理科・社会・国語の勉強へつながります。

⑦季節を体験しているか

・・・季節を実際に体験して、違いがわかっているか。

⑧周りの環境に関りを持っているか

・・・周りの環境との関りの興味を持つことは大切です。

⑨コミュニケーション能力

・・・生活の中で周りの人とコミュニケーションをとることで、知識が増えます。

⑩物事を調べる能力があるか

・・・疑問や興味を持つことを調べることができるか。

小学校としてこれらのことは、日常生活の中で育まれていくものなので、小学校へ入学する前に基礎的なことを親子などで話しあっていることを期待しています。

また、小学校受験には季節の問題の他にも「景色・行事・生き物・記念日」などがあります。

小学校では季節感を養うのが大事

(季節感を養う)

気象庁では公式で定めている季節として、(3月~5月)、夏(6~8月)、秋(9月~11月)、冬(12月~2月)と定めています。

生活をする上でも、食事や服装など季節感によって内容が変わることがあります。

小学校へ入学前としても、ある程度季節感を持っていないと、寒いときに薄着をすることや暑い夏に重ね着をするなどということは常識ではありませんよね。

冬は寒い、夏は暑いということを理解しなければなりません。

(季節を学ぶ)

春夏秋冬などの季節を学ぶには、季節を代表するものは何か?から始めましょう。

季節を代表するものには次のものがあります。

①春

・・・ひなまつり、卒業式、子供の日、チューリップ、すずらん、桜、タンポポなど。

②夏

・・・梅雨、七夕、お盆、夏休み、アジサイアサガオ、ひまわり、ゆりなど。

③秋

・・・お月見、台風、敬老の日、もみじ、菊、すすき、どんぐり、コスモスなど。

④冬

クリスマス、お正月、節分、梅、つばき、スイセン福寿草ポインセチアなど。

これら知識は、日常会話や図鑑、本などで勉強しましょう。

さくらんぼ」の季節は春、夏どっち?

(桜は花、さくらんぼは果実)

さくらんぼは別名を「桜桃(おうとう)」と呼ばれ、バラ科サクラ属サクラ亜種属の果樹(ミザクラ)の果実です。

花が散って結実したものがさくらんぼ(果実)となります。

さくらんぼの季節は夏)

さくらんぼは、開花時期が桜と同じ頃ですが、さくらんぼとして実を収穫するのは5月中旬から6月中旬になり、遅い物は7月に収穫するものもあります。

そのため、桜の季節は春ですが、さくらんぼの季節は夏になります。

同じような花なので判断に困ることがありそうですが、しっかり覚えて置きましょう・

まとめ

近頃の小学校受験の場合は、生活の中での常識力を試すような問題が多いようです。

季節などの他にも、行事や生き物、景色など生活に関わる問題もあるので、家庭内での会話や図鑑などで日頃から受験の予習として知識を増やしましょうね。