お茶や炭酸飲料などとともに「コーヒー」も、嗜好品として人気がある飲み物ですよね。
そのコーヒーは、インスタントから焙煎物など、家庭や会社、飲食店、喫茶店など幅広く飲用されています。
そのほろ苦く感じる味から香りも様々な物がありますが、飲むからには美味しいコーヒーを飲みたいものです。
そこでコーヒーを本格的に味わいたい初心者の方に、コーヒー豆の種類と挽き方、保存方法について簡単な内容になりますが、わかりやすいように説明します。
まずは基礎的な知識を知り、自分好みのコーヒーを見つけることから始めましょう。
コーヒー豆の主な種類とおすすめは?
(コーヒーとは?)
コーヒー豆(コーヒーノキの種子)を焙煎(加熱乾燥)して挽いた粉末から、お湯などで成分を抽出したものをいいます。
コーヒーには簡単に飲むことができるインスタントコーヒーがあり、粉をお湯などに溶かすだけでコーヒーが味わえます。
すぐにでもコーヒーを飲みたい方には、インスタントも結構美味しいのでおすすめですが、今回は焙煎するコーヒー豆の説明になります。
(コーヒー豆の主な種類)
コーヒーを飲むにもどのような種類があって、味の特徴も知りたいですよね。
コーヒー豆は生産地によって、味や香りも微妙に違いがありますが、主な種類としては次のものがあります。
ブルーマウンテンに似た風味で、香りは上品です。カリブ海地方のコーヒー全般にわたり似たような風味があります。
日本ではタンザニア産のコーヒーをキリマンジャロと言っています。
野性味のある強い酸味とコクがあり、甘酸っぱい香りがします。苦みもあります。
酸味が強くコクがありますが、甘い香りとほろ苦さがあるのが特徴です。
爽やかな風味でバランスが良く、ドイツでは一般的な銘柄で、焙煎は深めが多いです。
酸味がありますが、ほろ苦さを控えめにしているので、クリアな味わいがあります。
⑥コナ(ハワイ産)
ハワイのコナ地区のみで栽培しており、非常に酸味が強くコクがあります。
苦みが少なく淡い香りがあり、ブルーマウンテンに次ぐブランドで高価で取引されています。
⑦コピルアック(インドネシア産)
野生のマレージャコウネコの糞から採取される未消化のコーヒー豆を洗浄・乾燥・焙煎した豆で、世界でも、世界でも高価なコーヒー豆として売買されています。
⑧コロンビア(コロンビア産)
フルーティな味わいで、酸味と甘みが少なくバランスが良いです。ブレンドのベースとして使用されることが多く、コーヒーの基本としておすすめです。
⑨ジャワ(インドネシア産)
見た目は濃く渋そうですが、飲んでみると酸味は少ない方でマイルドな味です。
独特な香りが強く、酸味は少ないほうですが、濃厚なコクが特徴です。
⑪トラジャ(インドネシア産)
苦い味が好みの方にはおすすめです。酸味はほとんどありませんが、濃厚なコクはあります。
⑫ブラジル(ブラジル産)
甘い香りと酸味とコク、苦さのバランスが良く、ブレンドベースにも多く使用されている人気の豆です。安価なのも良いですね。
⑬ブルーマウンテン(ジャマイカ産)
ブルーマウンテン山脈の一部の産地のものを言います。
最高級の香りや調和のとれた味わいと、口当たりの良さが特徴ですが、収穫量が少なくとても高価な豆です。
日本に輸入されている豆は、ブルーマウンテンを名乗っていても、実際には産地が異なる物とい考えてもよいでしょう。
最も古いブランドの一つで、爽やかな香りと独特の酸味、甘さとコクも強いです。
⑮マンデリン(インドネシア産)
ほろ苦さとコクが中心ですが、酸味はありません。独特な味わいで後味が残り、日本では世界一と評されていた時期もありました。
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コーヒー豆を挽くときに使うのは?
(コーヒー豆はミルで挽く)
インスタントコーヒーと違い、コーヒー豆はそのままの状態では成分を抽出できません。
そのため、ミルというコーヒー豆を粉砕する器具が必要となります。
(ミルの種類は?)
①カット式
・・・豆の面を奇麗に細かくカットするので、粉が出やすくなります。
ただし、粉が多くでるため、苦みは強くなる傾向があります。
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②プロペラ式
・・・ほとんどのコーヒーメーカーが使っているタイプで、一般的に使うことが多いのはプロペラ式です。ただし、粉の形状は均一ではなくバラバラになります。
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③グラインド式
・・・豆をすり潰すような挽き方です。均一な大きさで挽くことができますが、すり潰し過ぎて味が出づらいときもあります。
コーヒー豆の挽き方の大きさは?
(コーヒーの味は挽き方で決まる?)
コーヒー豆は、細かく挽くと旨みやコクが出ますが、渋みや苦さも出ることもあります。
そのため、豆をどのように挽くかで、味や香り、旨みも変わってきます。
コーヒー豆の挽き方には主に次の大きさがあるので、色々の形で挽いたものを飲み比べて、お好みの味を見つけるのも楽しいですよ。
①極細挽き
・・・砂糖程度の大きさに挽きます。
エスプレッソで飲むときはこの挽き方がおすすめです。
②細挽き
・・・グラニュー糖程度の大きさに挽きます。
サイフォンやウォータードリップを使用するときは、この大きさが良いでしょう。
③中細挽き
・・・細挽きと中挽きのほぼ中間の大きさです。
よく売られているのはこの大きさの豆が多いですね。
ペーパードリップやコーヒーメーカーを使うとき、この大きさが一般的です。
④中挽き
・・・小さいザラメ程度の大きさに挽きます。
コーヒーメーカーで入れるときは、この大きさが一番相性は良いですね。
⑤粗挽き
・・・大きいザラメ程度の大きさに挽きます。
ネルドリップ・フレンチプレスを使い、じっくり飲むときの挽き方です。
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コーヒー豆を保存するときはどうする?
(保存容器の選び方)
コーヒーを美味しくいただくには、普段からの豆の保存をしっかりしなければなりません。
そのため次のことに気を付けましょう。
①遮光性
・・・遮光性の高い容器に保存し、日光や紫外線などの光による劣化を防ぎましょう。
②密閉性
・・・空気に触れると豆が酸化して劣化が進むので、密閉性のある蓋つきの容器で保存します。
③高温・多湿
・・・高温・多湿の高い場所ではカビの発生する恐れがあります。
品質低下を防ぐため、温度と湿度は適正に管理できる場所を選びましょう。
④保存期間
・・・保存する場合は、挽いた豆よりも豆のままの方が長期保存できます。
挽いた豆なら1週間、豆のままなら1ヵ月程度で使うようにしてください。
またコーヒーは常温でも、数日間なら常温でも保存可能ですが、長期保存するには冷蔵庫で冷凍保存すると良いです。
ただし冷凍保存するときは、小分けにして使う分だけ取り出して使うと良いですよ。
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コーヒー豆保存容器の種類は?
(保存容器の種類は?)
基本的に1ヵ月で消費できるコーヒー量に合わせてサイズを選びます。
①キャニスター(瓶型)
・・・蓋付き容器で、ガラス製、プラスチック製があります。
瓶が透明なのを選ぶと、豆の残量がわかりますが、遮光性は低いです。
②キャニスター(缶型)
・・・蓋付き容器で金属製のものですが、缶の匂いが苦手な人は避けたほうが良いです。
瓶型よりは遮光性は高いですが、密閉性は低いと言ってよいでしょう。
③アルミバッグ
・・・比較的軟らかい保存袋なので、隙間があれば折り曲げて保管することができます。
遮光性や密閉性も高く、真空状態にできるものもあります。
④フリーザーバッグ
・・・透明なので遮光性が低く、真空状態にもできるので長期保存することも可能です。
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まとめ
いきなりお好みのコーヒー豆に出会うことは、なかなかありません。
少しずつ、飲み比べながら出会いを待つのも楽しいですよ。