梅干しは、日本の伝統的な保存食として、古くから親しまれてきました。
梅の酸っぱさと塩味のバランスが絶妙で、ご飯のお供やお弁当のおかず、おつまみなど、さまざまな用途に使える万能食材です。
梅干し作りは、難しそうと思われがちですが、基本的な手順を押さえれば、初心者でも簡単に作ることができます。
今回は、初心者でも失敗しない簡単減塩梅干しの作り方、干さない方法やハチミツ・紫蘇の使い方、梅干し作りの注意点について解説します。
初心者でも失敗しない!ジップロックで作る簡単減塩梅干しとは?
(梅干しを作る時期は?)
梅干しを作る時期は、地域によって異なりますが、スーパーや通販で販売されている6月中旬頃から7月にかけて作ることが多いようです。
また、梅は、完熟したものを使うと、酸味や旨味が強くなり、おいしく仕上がります。
(材料)
・完熟梅(500g程度:お好みで小梅を使用してもOKです)
・塩分の量(梅の重量の10%程度の塩にすると減塩タイプになります)50g
・ジップロック袋(大きなサイズ)
(手順)
①梅の下ごしらえ
・・・傷や汚れのないものをしっかりと洗って、なり口の軸を丁寧に取り除いておきましょう。
水でさっと洗ったら、梅から水気をかるく拭き取ってください。
少し湿り気があるほうが、美味しく出来上がります。
②ジップロック袋に梅を入れる
・・・ジップロック袋に、洗った梅を入れます。
袋の大きさは、梅の量に合わせて選びましょう。
③塩を加える
・・・減塩梅干しを作るため、減塩塩を使用します。
梅の重さに応じて、通常は小梅500gあたり50g程度の塩をジップロック袋に加えます。
さらに減塩の梅干しを作りたいときは、塩を少し減らすようにしてください。
④ジップロック袋を揉む
・・・ジップロック袋をしっかり閉じ、梅と塩を均等に混ぜるために袋を揉みます。
均一に塩がまぶされるように、心地よい力を入れて揉みましょう。
⑤ジップロック袋を密封して寝かせる
・・・ジップロック袋をしっかり密封し、梅酢がしっかり浸み込むように冷蔵庫で寝かせます。
毎日袋をひっくり返して、混ぜましょう。
通常、2週間程寝かせることで美味しさが引き立ちます。
⑥味見をして調整
・・・寝かせる期間が経ったら、味見をして塩分が適切か確認します。
必要に応じて追加の塩を加え、味を調整できます。
⑦天日干し
・・・味の調整が終わったら、ジップロックから梅を出して、風通りの良い場所で3日ほど天日干しをすると出来上がりです。
これらのステップに従って、ジップロックを使用して簡単に減塩梅干しを作ることができます。自分の好みに合わせて調整し、美味しい梅干しを楽しんでください。
大粒 完熟南高梅 塩分3% 高級 梅干し つぶれ梅 低塩 はちみつ味 800g
梅干しを干さない方法とハチミツ・紫蘇の使い方とは?
(干さない梅干しは梅漬け)
梅干しは、基本的に梅の塩漬けを干した食品です。
そのため、干さない梅干しは「梅干し」ではなく、梅漬けになります。
(ハチミツ・紫蘇の使い方)
①ハチミツの使い方
・・・ハチミツには、梅の酸味をまろやかにする効果があります。
ハチミツを使う場合、ジップロック袋に梅を入れるときに、ハチミツを一緒に入れ、均等に馴染ませます。
ハチミツの量は好みに応じて調整できますが、通常は小梅500gあたり1~2大さじ程度が適量です。
②紫蘇の使い方
・・・紫蘇には、独特の香りや風味があり、梅干しをよりおいしく仕上げてくれます。
また、殺菌作用があり、カビの発生を防ぐ効果も期待できます。
紫蘇の葉は、ジップロック袋に梅を入れるときに、梅と一緒に加えます。
通常、小梅500gあたり紫蘇の葉数枚から10枚程度がおすすめです。
好みに合わせて量を調整し、梅干しに風味を与えましょう。
これらの方法で、梅干しにハチミツと紫蘇の風味を加えながら、干さずに美味しい梅干しを作ることができます。
[豊の香梅] 梅干し500g 赤紫蘇 天日塩だけで漬け込んだすっぱい梅干し
紀州南高梅 梅の一冨士 減塩つぶれ梅 はちみつ 塩分約3% (1kg)
カビを防ぐポイントなど、梅干し作りの注意点とは?
梅干し作りで失敗しがちなのが、カビの発生です。
カビが発生すると、梅干しが食べられなくなるだけでなく、健康被害を招く可能性もあります。
(カビを防ぐポイント)
梅干しを作る際、カビを防ぐために注意が必要です。
以下は梅干し作りの注意点とカビ防止のポイントです。
①梅の選別と下ごしらえ
・・・新鮮で傷のない梅を選びます。
傷んだ梅はカビの原因となるので、梅をしっかりと洗って水気を切り、軸を切り取ります。
②清潔な器具の使用
・・・梅干しを漬ける容器やジップロック袋、調理器具は清潔に保ちます。
③塩分の量
減塩梅干しの塩分の量は、梅の重量の10%程度が目安です。
塩分が少ないと酸っぱく、多すぎると塩辛くなります。
④塩分の均一な混合
・・・梅に塩を均一にまぶすように心がけます。
ジップロック袋を使用する場合、梅と塩をよく混ぜ、均一に分布させます。
⑤密封性
・・・漬ける容器やジップロック袋はしっかり密封して、外部の空気を遮断します。
空気が入るとカビの原因となります。
⑥冷蔵庫での保管
・・・梅干しは常温ではなく冷蔵庫で保管します。
低温で保存することでカビの発生を防ぎます。
⑦定期的な確認と手入れ
・・・梅干しを寝かせる間、定期的に容器やジップロック袋を確認し、異常がないかを確認します。
カビや異臭が発生した場合、早急に除去してから保存し直します。
⑧減塩梅干しの場合の注意
・・・減塩梅干しは塩分が少ないため、カビの発生リスクが高まります。
密封性や冷蔵庫での保管が特に重要です。
⑨日光や湿度に注意
・・・梅干しを日光が当たる場所に置かず、湿度の高い場所から遠ざけます。
これらの要因がカビの原因となります。
これらの注意点を守りながら、梅干しを作ることで、美味しく保存できる上にカビの発生を最小限に抑えることができます。
梅干しの質と安全性を保つために、慎重に作業しましょう。
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まとめ
ジップロックを使うことで、重石や紫蘇を用意する必要がなく、手軽に作ることができます。
また、減塩タイプなので、塩分控えめにしたい方にもおすすめです。
梅干し作りの基本を押さえて、ぜひご家庭でおいしい梅干しを作ってみてください。