電子レンジは、毎日の食事作りに欠かせない家電ですが、意外と汚れやすいものです。
特に、レンジで温めた食品の焦げや、お弁当の汁がこびりついてしまうと、なかなか落ちず、掃除が面倒になってしまいます。
そして、そのまま放置して油や焦げなどの汚れが付着してしまうと、使用感が悪くなり、衛生面でも不安です。
今回は、電子レンジの汚れの原因、こびり付いた焦げ落としに対する100均アイテムの使い方、カビと水垢の落とし方について解説します。
家庭にあるものや、比較的安価で手に入る商品を使った方法なので、掃除する際に参考にしてくださいね。
電子レンジが汚れる原因は?
(電子レンジが汚れる原因は?)
電子レンジが汚れる原因の主な要因は以下のようなものがあります。
①飛び散る食べ物や液体
・・・食べ物を温めたり調理したりする際に、食材から水分や油分が飛び散り、それが内部にこびりつくことがあります。
特に、油脂の多い食品や水分量の多い食品を加熱すると、汚れがひどくなりやすいです。
②誤った袋や容器の使用
・・・適切でない素材や形状の袋や容器を使用すると、その材料が加熱されて変質し、レンジ内にこびりつくことがあります。
③食材の爆発
・・・加熱中に食材が急激に膨張したり爆発したりすると、内部が汚れやこびりつきの原因となります。
④未覆いの食材
・・・加熱中に食材が直接レンジ内に触れてしまうと、その部分がこびりつくことがあります。食材は適切に覆って加熱することが重要です。
⑤不適切な加熱時間
・・・食材の種類や量によっては、加熱時間を誤ると飛び散りやこびりつきが発生しやすくなります。
食品を加熱しすぎたり、加熱ムラが生じたりすると、食品が焦げ付いてしまいます。
⑥カビ
・・・電子レンジの庫内は、湿気がこもりやすく、カビが生えやすい環境です。
カビは、黒ずんだ汚れとして目立ちます。
⑦水垢
・・・カビとは別に、水蒸気の水滴が内部に残り、水垢となることがあります。
これらの原因を注意深く管理し、定期的な掃除を行うことで、電子レンジの清潔を保つことができます。
電子レンジの焦げ落とし!重曹・セスキの使い方とは?
(100均で揃う掃除アイテム)
電子レンジの焦げを落とすために、重曹、クエン酸、セスキなどのアイテムを活用することができます。
これらのアイテムは、100均で購入できます。
①重曹
・耐熱容器に重曹を大さじ1杯程度入れ、水を100cc程度加えて混ぜてください。
・耐熱容器に蓋をしないで、そのまま3分程度加熱します。
・加熱後10~15分放置して、水蒸気で油汚れを溶かします。
・扉を開けて、油が少し溶けた状態が確認できたら、容器を取り出して内部を雑巾で拭き取ります。
・最後に水吹きすると掃除完了です。
・セスキ炭酸ソーダを使用する方法も、基本的に重曹を同じような使いかたをします。
・耐熱容器にセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯程度入れ、水を150cc程度入れ混ぜます。
・耐熱容器に蓋をしないで、3~4分加熱して、加熱後は15分放置します。
・扉を開けて、油が少し溶けた状態が確認できたら、容器を取り出して内部を雑巾で拭き取ります。
・最後に水吹きすると掃除完了です。
(注意点)
注意点として、どの方法もレンジが冷えた状態で行うか、最低限の温度で行うようにしましょう。
また、使用する際は製品の取り扱いに関する指示に従い、十分に換気を確保してください。
電子レンジのカビと水垢の落とし方は?
(カビを落とす方法は?)
①アルコール
・アルコールスプレーを使って、電子レンジの中のカビに直接吹きかけます。
・キッチンペーパーで、カビの部分をしっかり拭き取ります。
・最終的に、新しいキッチンペーパーにアルコールをつけて、全体を満遍なく拭き取ります。
(水垢を落とす方法は?)
①クエン酸又は酢
・耐熱容器にクエン酸又は酢を大さじ1杯程度入れ、水を100cc程度加えて混ぜてください。
・耐熱容器に蓋をしないで、そのまま5分程度加熱します。
・加熱後15分放置して、水蒸気で水垢を浮かせます。
・扉を開けて、油が少し溶けた状態が確認できたら、容器を取り出して内部をクエン酸か酢を浸み込ませたキッチンペーパーで拭き取ります。
・水拭きをしたあとに、乾拭きをして水気を取り除いてください。
②クエン酸ペースト
・クエン酸を大さじ1杯程度に水を加え、ペースト状にします。
・カルシウムの沈着がある箇所にクエン酸水をかけ、しばらく放置します。
やわらかくなったらスポンジや布で拭き取り、最後に水拭きして残留物を取り除きます。
(注意点)
カビや水垢がひどい場合は、製品の取り扱いに関する指示に従いながら、専用のクリーナーや洗剤を利用することも検討してください。
まとめ
今回は、手軽なアイテムを使ってピカピカに蘇らせる掃除の方法をご紹介しました。