砂糖は、料理やお菓子などを始め、非常に多くの食品の調味料として使われています。
しかし、砂糖は必要以上摂取すると、肥満などのメタボリック症候群や高血圧、心臓疾患などのリスクの上昇を引き起こす可能性も大きいと言われています。
そのため、 甘いものを楽しむことと健康を両立させたいと願っているなら、体にいい砂糖の選択が大切です。
今回は、砂糖の種類と体にいい砂糖の選び方、美味しい使い方、三温糖とココナッツシュガーは、体にいい砂糖としておすすめなのかについて解説します。
体にいい砂糖!砂糖の種類と選び方は?
(体にいい砂糖とは?)
体にいい砂糖とは、精製度が低く、ミネラルやビタミンなどの栄養素が豊富に含まれているものです。
精製度が低いため、その砂糖の自然な甘味や色合いが特徴として楽しむことができ、栄養も吸収できるという考えから、体にいい砂糖と称しています。
(精製度が高いから悪い砂糖ではない)
砂糖は、サトウキビやてんさいなどを原料に、精製工程を経て作られます。
精製度が高い砂糖は、ミネラルやビタミンなどの栄養素がほとんど取り除かれてしまいます。
ただし、栄養素が取り除かれているからといって、この砂糖が体に悪いという科学的根拠はありません。
(砂糖の種類)
①白砂糖(上白糖)
・・・一般的に使われている砂糖で、精製度が高いため白い色をしています。
精製過程でショ糖を結晶化させるときに、濃厚な転化糖を加えたもので、グラニュー糖よりしっとりとして甘みが強いです。
②白砂糖(グラニュー糖)
・・・精製過程でショ糖を結晶化させ、そのまま乾燥させた純度の高い砂糖です。
上白糖よりさらさらしており、淡泊な甘みで口当たりが良く、日本では上白糖が好まれていますが、世界的にはグラニュー糖の方が使われています。
③三温糖
・・・上白糖を作るときに出る液糖を煮詰めた砂糖です。
三温糖は褐色の砂糖で、砂糖の中にミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
④ココナッツシュガー
・・・ココナッツシュガーは、ココナッツの花蜜から取られる砂糖です。
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⑤ステビア
・・・ステビアは植物由来の甘味料で、ほとんどカロリーがなく、血糖値に対する影響が少ないため、糖尿病患者にも適しています。
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⑥黒糖
・・・黒糖はサトウキビを煮詰めたもので、ミネラルやビタミン、抗酸化物質を多く含み、風味が豊かです。
⑦きび砂糖
・・・さとうきびを煮詰めて作った砂糖で、黒糖に比べてミネラルやビタミンの含有量が少ないものの、甘みがまろやかです。
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⑧てんさい糖
・・・てんさいを煮詰めて作った砂糖で、オリゴ糖が含まれています。
・・・カエデの樹液を煮詰めて作ったシロップです。
(体にいい砂糖の選び方)
①低GI値
・・・体にいい砂糖を選ぶ際には、血糖値の急激な上昇を抑えるために低GI値の砂糖を選びます。
②ミネラルとビタミンの豊富さ
・・・砂糖の種類によっては、ミネラルやビタミンが豊富に含まれているものがあります。
これらの栄養素を摂取することで、健康に貢献できます。
③適量の摂取
・・・どんな種類の砂糖を選んでも、適度な摂取が重要です。
過度な砂糖の摂取は、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
④食事とのバランス
・・・砂糖は食事の一部として摂取し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
砂糖の種類と選び方を理解し、個人の健康目標に合った選択をすることが大切です。
健康的なライフスタイルを維持するために、食事における砂糖の選択に気を付けましょう。
⑤低カロリー
・・・体にいい砂糖の多くは、通常の白砂糖よりも低カロリーです。
これは、減量や体重管理に役立ちます。
体にいい砂糖!砂糖の美味しい使い方は?
体にいい砂糖を使いつつ、美味しさを楽しむ方法をいくつか紹介します。
(使い方は?)
①スムージーとフルーツ
・・・健康的なスムージーに砂糖の代わりにココナッツシュガーやハチミツを使って、自然な甘さを加えましょう。
また、新鮮なフルーツにシナモンや三温糖を振りかけて、デザートのように楽しむこともできます。
②オートミールとヨーグルト
・・・朝食にオートミールやヨーグルトに砂糖の代わりにステビアやメープルシロップをかけて、甘さを楽しんでください。
③ベイクドフルーツ
・・・りんごやバナナなどのフルーツをオーブンで焼いて、ハチミツや黒糖をかけ、シナモンやバニラエッセンスを加えると、美味しいデザートになります。
④ヘルシーなスイーツ
・・・体にいい砂糖を使用して、ヘルシーなスイーツを作りましょう。例えば、ココナッツシュガーを使ったフルーツバー、アーモンドフラワーを使ったスキニーなチョコレートケーキなどが考えられます。
⑤コーヒーと紅茶
・・・通常の白砂糖の代わりにステビアやシナモンをコーヒーや紅茶に加えて、甘さを楽しんでみてください。
⑥フルーツサラダ
・・・新鮮なフルーツサラダに、レモンやライムのジュースを振りかけて、甘さを引き立てます。
⑦ナッツとドライフルーツ
・・・自然な甘さを楽しむために、ナッツとドライフルーツのミックスを作って、おやつとして楽しむことができます。
これらの方法を試して、体にいい砂糖を美味しく利用して、健康的な食事と美味しい食事体験を両立させましょう。
体にいい砂糖はどれ?三温糖・ココナッツシュガーはおすすめ?
体にいい砂糖の選択肢として、三温糖とココナッツシュガーは一般的におすすめされています。以下にそれぞれの特徴と利点を示します:
(三温糖)
三温糖は、砂糖を加工する際に一部のミネラルとビタミンが残るため、栄養価が高いとされています。
通常の白砂糖よりもコクがあり、カラメルのような風味があるため、料理やお菓子に独自の味わいをもたらします。
低GI(血糖指数)値を持ち、血糖値の急激な上昇を防ぎ、エネルギーの安定供給をサポートします。
(ココナッツシュガー)
ココナッツシュガーは、ココナッツの花の蜜から作られ、自然由来の甘味料です。
低GI値を持ち、血糖値への影響が比較的少ないため、糖尿病患者にも適しています。
ミネラルや抗酸化物質を多く含み、通常の白砂糖よりも栄養価が高いです。
どちらの選択も、通常の白砂糖に比べて栄養価が高く、GI値が低いため、血糖値の急激な上昇を抑えます。一般的に、これらの砂糖は健康的な食事に取り入れるのに適しています。
ただし、砂糖を適切な量で摂取し、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
個人の健康状態や目標に応じて、どちらの砂糖を選ぶかを検討し、適切に利用することが大切です。
まとめ
体にいい砂糖の選択は、個人の健康目標やニーズに合わせて行うべきです。
食事における砂糖の摂取を適切に管理し、バランスの取れた食事と健康的なライフスタイルを維持することが大切です。