南国フルーツとして人気の高いドラゴンフルーツは、鮮やかな見た目だけでなく、栄養価も高いことで注目されています。
ビタミンCや食物繊維、カリウムなどの栄養素を豊富に含み、美肌やダイエット、便秘解消などの効果が期待できます。
今回は、ドラゴンフルーツの栄養・成分・効果・効能、妊婦さんや赤ちゃんにドラゴンフルーツは大丈夫か?などを解説します。
また、ドラゴンフルーツの選び方、保存方法、食べ方についても併せてご紹介します。
ドラゴンフルーツの栄養・成分・効果・効能
(ビタミンC・食物繊維が豊富!ドラゴンフルーツの栄養素とは?)
①ドラゴンフルーツの栄養(生・100g当り)
- 文部科学省食品成分データベース参照
栄養成分を他の食物と比較すると
・カロリー:52kcai・・・白米の約1/3
・タンパク質:1.4g・・・白米の約1/2
・脂質:0.3g・・・白米と同等
・炭水化物:11.8g・・・白米の約1/3
・カリウム:350mg・・・りんごの約3倍、マンゴーの約2倍
・カルシウム:6mg・・・りんごの約2倍、なしの約3倍、メロンと同等
・マグネシウム:41mg・・・バナナの約1.5倍、パイナップルの約3倍
・鉄:0.3mg・・・ももの約3倍、メロンの約1.5倍
・ビタミンB1:0.08mg・・・マンゴーの約2倍、イチゴの約3倍
・ビタミンB2:0.06mg・・・メロンの約3倍、ニンジンの約2倍
・ビタミンB6:0.05mg・・・もやしと同等、ももの約2.5倍、リンゴの約2倍
・葉酸:44μg・・・みかんの約2倍、パイナップルの約4倍、トマトの約2倍
・ビタミンC:7mg・・・りんごの約2倍、ももと同等、セロリと同等
・食物繊維総量:1.9g・・・ライチの約2倍、キャベツ・たまねぎと同等
②栄養素
ドラゴンフルーツには、以下のような栄養素が豊富に含まれています。
・ビタミンC・・・美肌効果、免疫力向上効果
・食物繊維・・・便秘解消効果、腸内環境改善効果
・カリウム・・・むくみ解消効果、高血圧予防効果
・鉄分・・・ 貧血予防効果
(美肌・ダイエット・便秘解消!ドラゴンフルーツの健康効果とは?)
ドラゴンフルーツに含まれる栄養素によって、以下のような健康効果が期待できます。
①美肌効果
・・・ビタミンCがコラーゲンの生成を促進し、シミやシワを防ぎます。
②ダイエット効果
・・・食物繊維が満腹感を高め、カロリー摂取を抑えます。
③便秘解消効果
・・・食物繊維が腸のぜん動運動を活発にし、便秘を解消します。
④むくみ解消効果
・・・カリウムが体内の余分な水分を排出し、むくみを解消します。
⑤疲労回復効果
・・・ マグネシウムが疲労物質の分解を促進し、疲労回復を早めます。
⑥高血圧予防効果
・・・カリウムが血圧を下げます。
(白と赤で栄養・成分に違いはある?ドラゴンフルーツの種類は?)
ドラゴンフルーツは、果肉の色の違いで白と赤の2種類があります。
①白
・・・一般的に販売されているのは白が多いですが、糖質が低く、淡泊な味わいです。
②赤
・・・栄養素が豊富で、白よりは甘さがあります。
ただし、栄養価はどちらもほぼ同等であり、健康効果も変わりません。
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妊娠中・赤ちゃんにドラゴンフルーツは大丈夫?
(妊娠中のドラゴンフルーツの注意点は?)
①食べ過ぎに注意
・・・妊娠中は、糖質の摂り過ぎに注意が必要なので、ドラゴンフルーツを食べる際は量に注意しましょう。
1日の摂取量の目安としては、100g程度に留めておきましょう。
②妊娠糖尿病に注意
・・・妊娠中の糖質の過剰摂取は、妊娠糖尿病のリスクを高める可能性があります。
特に糖尿病の傾向がある方は、血糖値が上昇する可能性があるので、りんご、グレープフルーツ、キウイな°の他、緑の野菜を摂ることをおすすめします。
③下痢をすることがある
・・・ドラゴンフルーツは、食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維は、便秘解消効果がある一方で、過剰摂取するとお腹が張ったり、下痢になったりする可能性があります。
妊娠中は、体調の変化も大きいため、自分の体調に合わせて、ドラゴンフルーツの摂取量を調整しましょう。
(赤ちゃんにドラゴンフルーツを与える際の注意点と時期は?)
①新鮮なものを与える
・・・赤ちゃんにドラゴンフルーツを与える際には、新鮮なものを選び、十分に洗浄してから与えるようにしましょう。
②与える時期は6ヶ月から
・・・赤ちゃんがドラゴンフルーツを消化できる時期は、一般的に6ヶ月からという意見や1歳前後の離乳時からという意見もあります。
個々の赤ちゃんの発育や成長の状況によって異なるため、かかりつけの医師に相談することが重要です。
③始めて与えるときは少量から
・・・赤ちゃんに初めてドラゴンフルーツを与える際には、少量から始めて様子を見ながら与えることをおすすめします。
アレルギー反応に注意しながら始めましょう。
(ドラゴンフルーツを使った離乳食レシピとは?)
ドラゴンフルーツを使った離乳食レシピとしては、以下のようなものがあります。
①ドラゴンフルーツとヨーグルトの和え物
②ドラゴンフルーツとバナナのミルク粥
③ドラゴンフルーツと鶏肉のソテー
これらのレシピは、インターネットや料理本などで簡単に見つけることができます。
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ドラゴンフルーツの選び方・保存方法・食べ方
(美味しいドラゴンフルーツの選び方は?)
美味しいドラゴンフルーツを選ぶには、以下のポイントに注意しましょう。
①皮の色
・・・全体的に鮮やかで、ツヤのあるもの
②張り
・・・全体的に張りがあり、弾力のあるもの
③ヘタ
・・・枯れておらず、緑色をしているもの
④香り
・・・甘い香りがあるもの
⑤避けたいもの
・・・皮に傷やシミがあるもの、触ると柔らかいもの、ヘタが茶色くなっているもの、香りが弱いものは避けたほうが良いでしょう。
(長持ちさせる!ドラゴンフルーツの保存方法とは?)
ドラゴンフルーツは、追熟しない果物です。
購入後は、できるだけ早く食べましょう。
①保存方法
・常温保存・・・日当たりの良い場所で1週間程度保存できます。
・冷蔵保存・・・冷蔵庫の野菜室で2週間程度保存できます。
②保存のポイント
冷えすぎると味が落ちるので、食べる1時間ほど前に冷蔵庫から出すようにしましょう。
カットしたものは、ラップで包んで保存する数日間保存が可能です。
(カット方法も紹介!ドラゴンフルーツの食べ方は?)
ドラゴンフルーツの食べ方は、いくつかあります。
①そのまま食べる
・・・皮をむいて、スプーンで果肉を食べます。
②カットして食べる
・・・食べやすい大きさにカットして、フォークで食べます。
③スムージーにする
・・・他のフルーツやヨーグルトと一緒にスムージーにします。
④サラダに入れる
・・・サラダのトッピングとして使う
⑤カット方法
・縦半分に切る・・・スプーンで果肉をすくって食べる。
・輪切りにする・・・キウイのように皮をむいて食べる。
・角切りにする・・・ヨーグルトやサラダに入れる。
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まとめ
ドラゴンフルーツは、栄養価の高い南国フルーツです。
美肌、ダイエット、便秘解消など、様々な健康効果が期待できます。
白と赤の2種類がありますが、自分の体調や好みに合わせて、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?