ボッチャは障害を持つ人々が楽しめるパラスポーツとして、車いすに乗ったままプレイします。
この競技を行うにあたり、使用するボールやランプなどの用具は、手作りで作ることも可能ですが、競技会や公式の試合では規定に適合する公式の用具を使用する必要があります。
このため、手作りの用具を使用する場合は、ボッチャを個人的に楽しむ場合や、レクレーション的な大会、練習用として使用する場合が多いようです。
今回は公式の競技会や試合ではなく、レクレーション的な試合などに使用するボールやランプを手作りする方法をご紹介します。
ボッチャの用具を手作りするときの注意事項は?
(手作りするときの注意事項)
①規定に適合するか確認する
・・・ボッチャの用具は、競技会や公式の試合では、規定に適合する公式の用具を使用しなければなりません。
手作りの用具を使用する場合は、使用する材料やサイズなどが公式の規定に合致しているのか、確認する必要があります。
②安全性に注意する
・・・手作りの用具を使用する場合でも、安全性に注意することが重要です。
仕様する材料や工具について、十分な知識を持っていることが望ましいです。
例えば、鋭利な刃物を使用する場合は、常に怪我をしないように十分注意する必要があります。
③プレイの正確性に影響を与えないようにする
・・・手作りの用具を使用する場合でも、プレイの正確性に影響を与えないようにする必要があります。
例えば、ボールを手作りする場合は、重さやサイズが公式の規定に適合しているか、確認する必要があります。
④マナーを守る
・・・ボッチャは、フェアなプレイとスポーツマンシップが求められる競技です。
手作りの用具を使用する場合でも、他のプレイヤーに対して敬意を払い、競技の精神に則ったマナーを守ることが大切です。
このような注意事項に留意して、用具を手作りしましょう。
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ボッチャボールを手作りして参加しましょう
ボッチャ用具では、主にボールとランプが手作りできます。
ボッチャのボールは意外と値段が高いので、手作りのボールで参加する人も増えてきました。
(ボッチャボールの規定)
ボッチャボールの規定は、重さ275g±12g、周長270mm±8mmです。
(ボールの作り方)
①準備するもの
・・・砂またはビーズ、ポリ袋数枚、ビニールテープ(赤や青)、アルミホイル
②ポリ袋に砂またはビーズを270g入れます。
・・・規定の重さに合わせるため、少し軽めに入れます。
③空気を抜いて袋を閉じてください。
・・・空気を抜いて、丸めるような形で結びます。
④閉じた袋を更にポリ袋で包みます。
・・・袋を二重にします。このあと周長を念のため測って、規定に近ければ次の工程に進みます。
周長が短めであればOKです。
⑤アルミホイルで包む。
・・・アルミホイルで包んで丸めてください。また周長を計って規定の270mm程度の長さになるようにアルミホイルで包んで調整します。
⑥ボールをビニールテープで巻いて完成です。
・・・赤ボールには赤、青ボールには青のテープを巻きます。周長が規定に合えば完成です。
ボッチャ【公認上級パラスポーツ指導員監修】わくわくボッチャ ボッチャセット Wout
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ボッチャランプを手作りする方法は?
(ランプとは?)
ランプは、ボッチャのボールを勾配によって転がす補助用具で、自分でボールを投げることができない障害者が試合で使用するものです。
市販されているランプは、一般的に高価なものが多いようです。
このランプを使用するのは障害者の方ですが、障害者の方が自分でランプを作ることはできません。
意見を出しながら、周りの方たちに協力してもらい、作ってもらうことになります。
ランプは、雨樋のような滑り台(土台)と、土台を支える支柱があれば作ることができます。
(ランプの規定)
ランプの規定は、ランプを横に倒したときに付属品や延長部、ベースなどが最大最長の状態で、2.5m×1mのエリア内に入る寸法であればOKとなります。
(ランプの作り方)
①準備するもの
・・・軒樋、段ボール、ガムテープ
②軒樋の先にダンボールで出口を作る。
・・・軒樋だけでもボールを転がすことはできますが、角度によってはボールが途中で止まることや、転がりすぎるなど、転がり方が安定しません。
ダンボールをガムテープで軒樋に付けるような形状で出口を作ると、転がり方を安定させることができます。
ダンボールで軒樋の延長をするというイメージで作りましょう。
また、軒樋自体から段ボールで作る方法もあります。
③支柱は椅子などを利用する。
・・・支柱を作る方法は色々ありますが、支柱を作らなくても椅子を支柱代わりに使う方法があります。
ランプをお気に入りの角度にして、椅子を支柱にしてガムテープで固定すると安定したランプとして使用することができます。
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まとめ
ボッチャの楽しさは、競技を通じて交流を深め、社会参加を促すことにあります。
手作りの用具で参加することができるのは、ボッチャを楽しむ人々にとって大きなメリットになります。
手作りの個性的なランプで参加して、ボッチャをより楽しみましょう。