秋の訪れを感じる果物、かりん。
今回は、かりんを使って作る「かりん酒」についてご紹介します。
かりん酒は、かりんの爽やかな香りと甘酸っぱさが楽しめる自家製リキュールです。
作り方はとても簡単で、氷砂糖、はちみつ、レモンなどを加えて漬け込むだけ。
完成まで数ヶ月かかりますが、待っただけの価値のある美味しさです。
今回は、かりん酒の作り方、残りの実の活用方法、かりん酒をもっと楽しむレシピについてご紹介します。
かりん酒作りに挑戦してみたい方、もっとかりん酒を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
かりん酒の作り方と楽しみ方
(自家製かりん酒の作り方のポイント)
①材料
かりん:1kg(3~4個)、氷砂糖:300g、ホワイトリカー1.8L、レモン:1個(お好みで)、4Lの広口瓶(密閉できるもの)
②作り方
・かりんをよく洗い、ヘタと種を取り除きます。
・かりんを適当な大きさにカットしますが、輪切りか四糖分カットで良いです。
・保存瓶を熱湯で消毒し、水気を拭き取ります。
・保存瓶にかりんと氷砂糖交互に入れ、この時レモンも一緒に入れると良いです。
・ホワイトリカーを注ぎ、蓋をして冷暗所に保存する。
・6ヶ月~1年ほど寝かせたら完成。
いつ頃飲めるかは気になるところですが、早くても3ヶ月以上寝かせた方が良いです。
③ポイント
・かりんは完熟したものを使うと、より甘い香りが楽しめます。
・カットしたかりんは薬効があると言われているので、種が付いたまま容器にいれます。
・氷砂糖は、かりんの量に合わせて調整してください。
・ホワイトリカーは、35度以上のものを使用してください。
・保存瓶は、密閉できるものを使い、大きさは作りたいお酒の量の約2倍程度の容量を用意しましょう。
1.8Lのかりん酒を作りたいのであれば、4Lの容器が良いです。
・冷暗所に保存することで、長期熟成も可能です。
(氷砂糖、はちみつ、レモンを使ったアレンジレシピ)
①氷砂糖
・・・氷砂糖を使うと、やさしい甘さとシンプルな風味が楽しめます。
氷砂糖の量を増やすと、より甘くなります。
氷砂糖の代わりに、黒砂糖や金砂糖を使うこともできます。
②はちみつ
・・・氷砂糖の代わりに、はちみつを使うと、よりまろやかな味わいになります。
はちみつは、後から加えても美味しく仕上がります。
③レモン
・・・レモンを加えると、爽やかな酸味が加わります。
レモンの皮も一緒に漬け込むと、より香りが楽しめます。
④ソーダ割り
・・・かりん酒をソーダで割ると、爽やかな飲み口になります。
レモンを添えると、より美味しくいただけます。
⑤お湯割り
・・・かりん酒をお湯で割ると、体が温まります。
生姜を加えると、風邪予防にも効果的です。
⑥カクテル
・・・かりん酒をベースに、ジンやウォッカを加えてカクテルを作ることもできます。
レモンジュースやオレンジジュースを加えると、より飲みやすくなります。
かりん酒の残りの実を活用!
(ジャム、コンポート、シロップなど、実の美味しい使い道)
①ジャム
・・・かりん酒の残りの実は、ジャムにして美味しくいただけます。
砂糖やレモン汁を加えて煮詰めるだけで簡単に作れます。
パンやヨーグルトに添えて食べると、朝食にもおすすめです。
②コンポート
・・・かりん酒の残りの実は、コンポートにしてデザートとして楽しめます。
砂糖や水、ワインなどを加えて煮込みます。
バニラアイスクリームを添えると、より美味しくいただけます。
③シロップ
・・・かりん酒の残りの実は、シロップにして炭酸水で割ったり、カクテルの材料として使えます。
砂糖や水を加えて煮詰めます。
保存料を添加すれば、長期保存も可能です。
(実を取り出す時期と保存方法)
①実を取り出す時期
・・・かりん酒を漬け込んでから、3ヶ月ほど経つと実が柔らかくなります。
この時期になったら、実を取り出してジャムやコンポートなどに活用しましょう。
一般的には6ヶ月くらい寝かせる人が多いようです。
②保存方法
・・・取り出した実は、以下の方法で保存できます。
・冷蔵保存:密閉容器に入れて冷蔵庫で保存する。保存期間は、約1週間。
・冷凍保存:密閉容器に入れて冷凍庫で保存する。保存期間は、約3ヶ月。
③ポイント
・・・実を取り出す前に、必ずかりん酒を別の容器に移しておきましょう。
実は、皮ごと使うことができます。
種は取り除いてください。
かりん酒をもっと楽しむには?
(ウイスキー、ブランデーを使ったアレンジレシピは?)
・・・かりん酒とウイスキーを1:1で混ぜます。
氷を入れたグラスに注ぎ、マドラーで軽くステアしてください。
オレンジピールを添えると、より香りが楽しめます。
②ブランデー
・・・かりん酒とブランデーを1:1で混ぜます。
ホットワイングラスに注ぎ、温めて飲むようにします。
シナモンスティックを添えると、より風味豊かに楽しめます。
③その他
・・・ウイスキーやブランデーの量はお好みで調整してください。
他のリキュールを加えて、オリジナルカクテルを作るのもおすすめです。
④かりん酒モヒート
・・・かりん酒、ラム酒、ライムジュース、ミントの葉、炭酸水を混ぜてください。
グラスの縁にライムを飾ると、より爽やかに楽しめます。
①かりん酒サングリア
・・・かりん酒、赤ワイン、オレンジジュース、炭酸水を混ぜます。
フルーツ(オレンジ、リンゴなど)を加えると、より華やかになります。
かりん酒は、様々なカクテルに活用できます。
自分の好みに合わせて、レシピをアレンジしてみてください。
まとめ
かりん酒は、秋の恵みを存分に楽しめる自家製リキュールです。
ぜひこのブログを参考に、かりん酒作りに挑戦してみてください。