離婚したいけど貯金がないし、離婚後の経済力やお金がないので踏み切れない。
子供がいるので親権がほしいけど、裁判で負けた場合どうなるかと思ったら離婚する勇気が出ないなど、そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
離婚は人生において大変大きな決断であり、様々な不安や心配があると思います。
離婚は決して簡単なことではありませんが、人生をより良いものにするためには必要な選択かもしれません。
今回は、離婚を決意する際の心配事、経済力やお金が無い場合、何らかの理由で踏み切れない場合、子供の親権や権利関係、裁判で負けた場合はどうするかなど、離婚するための方法やサポートについてご紹介します。
離婚の理由は?離婚に踏み切れない理由は?
(離婚したい理由は?)
離婚したい理由は、個人や夫婦の状況によって異なりますが、一般的な離婚の理由には次のようなものがあります:
①不倫や浮気
・・・不倫や浮気には、一時的なものと恒常的なものがあります。
いずれも夫婦の信頼関係が崩れ、修復が難しい場合、離婚を選択することがあります。
②精神的・身体的虐待
・・・パートナーからの暴力や虐待により、身体的な安全や心の健康が脅かされている場合、離婚を望むことが多いです。
③コミュニケーションの不和
・・・夫婦間のコミュニケーションがうまくいかず、互いに理解し合えない場合、結婚生活の継続が難しいと感じることがあります。
性格の不一致など、離婚したい理由のなかでも多いと思います。
④価値観や目標の相違
・・・結婚当初と変わった生活目標や価値観の違いにより、夫婦の将来の方向性が一致しない場合があります。
金銭感覚の違いも、理由ほ一つになります。
⑤経済的問題
・・・家計や借金の問題が積み重なり、経済的な不安や負担が大きくなり、離婚を選択することがあります。
ギャンブルや異常な投資などへの金遣いなども、これに該当します。
⑥家事・子育ての負担
・・・家事や子育てに対する負担が一方的にかかり、公平な分担ができない場合、夫婦の不満が生じることがあります。
家事や子育てを妻にまかせっきりだという家庭も多いですね。
⑦愛情の喪失
・・・夫婦の愛情が薄れ、互いに愛されていないと感じる場合、結婚生活を続けることが困難と感じることがあります。
また、以前は気にならなかったとか我慢できたけど、年月を経ているうちに我慢できない性格や癖があったりします。
⑧性格や性生活の不一致
・・・性格が合わずにすぐ喧嘩になることが多く、お互いの趣味に理解がないなど。
セックスレス、または、セックスがおおすぎる、相手の性癖が異常など。
これらの理由のいずれか、または複数が重なっていることが離婚の要因となります。
離婚は個人や家庭にとって大きな決断であり、慎重に考える必要があります。
自分一人で考えずに、専門家のアドバイスを仰ぎながら、自分や家族の幸福を考慮した選択をすることが大切です。
(離婚に踏み切れない理由)
離婚を望んでいるにもかかわらず、踏み切れない理由は人それぞれ異なりますが、以下に一般的な理由をいくつか挙げてみます。
①愛情の葛藤
・・・相手に対する愛情や感情がまだ残っているため、離婚を踏み切れない場合があります。
悪いところもあるけど、良い所もあるので、なかなか決心がつかないということですね。
②家族や社会のプレッシャー
・・・周囲の家族や友人、社会の期待やプレッシャーが、離婚を決断するのを躊躇させることがあります。
離婚ということに、悪いイメージが付くのではと考えてしまいます。
③子供への影響への不安
・・・子供たちに対する心配や、離婚が子供にどのような影響を与えるかの不安が踏み切れない理由となることがあります。
子供がショックを受けて、どのような行動をするのかが心配になります。
④経済的不安
・・・経済的な問題や不安が、離婚を踏み切れない理由となることがあります。
特に、家計の不安や収入の問題が大きな要因となります。
また、離婚がもめた場合、弁護士費用や住居費など多くのお金がかかります。
⑤将来の不確実性
・・・離婚後の生活や将来の生活への不安が、踏み切れない理由となることがあります。
専業主婦だった場合は、離婚後の生活費も必要です。
⑥思い出や過去の束縛
・・・共に過ごした思い出や、過去の束縛が、離婚を踏み切れない理由となることがあります。
⑦自己否定感
・・・離婚を望んでいることに対して、自己否定感や罪悪感を感じることが踏み切れない理由となることがあります。
自分が悪いのではと思ったりすることですね。
⑧離婚してくれない
・・・離婚したいと思っても、相手が離婚に応じてくれないということもあります。
これらの理由は個人の心情や状況によって異なります。
離婚は大きな決断であり、踏み切ることには多くの感情的な葛藤が伴うことがあります。
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離婚したいけど経済力がない、お金がない場合はどうする?
離婚を望んでいるけれど経済力がない、お金が不足している場合は、以下のような方法を検討してみることが重要です。
(離婚したいけど、お金が無い場合)
①弁護士や専門家と相談する
・・・まずは弁護士や離婚専門の相談機関を訪れて、現状を伝え相談を受けることができます。
相談の中には、無料で受けられるものもあるので、公的支援や弁護士などのHPを調べてみましょう。
自分の権利や選択肢を理解し、アドバイスを受けることで、経済的な負担を軽減する方法を知ることができます。
②公的支援制度を利用する
・・・各地域には、離婚に関連する公的な支援制度があります。
法律援助制度や養育費支給制度など、経済的なサポートを受けることができるかもしれませんので、地域の情報を調査してみましょう。
③費用を節約する方法を見つける
・・・弁護士の費用や手続きにかかるコストを抑える方法を考えることが重要です。
円満な協議による離婚を試みる、必要な手続きを自分で行うなど、費用を節約するアプローチを検討してみましょう。
④サポートを求める
・・・信頼できる家族や友人に相談することで、経済的なサポートを受けることができるかもしれません。
もし、一時的でも住居や経済的な援助を受けることができれば、離婚に向けてのステップを踏み出すことができるかもしれません。
⑤再就職や収入増加を目指す
・・・離婚後の生活に向けて、再就職や収入を増やす努力をすることも考慮しましょう。
また、スキルアップや資格取得、パートタイムの仕事を始めるなど、自分の力で収入を増やす取り組みをすることも良いでしょう。
離婚を望むけれども経済的な問題がある場合は、一人で悩まずに専門家やサポート機関に相談し、適切なアドバイスを得ることが大切です。
焦らずに自分の状況を冷静に把握し、将来を見据えて適切な対応をすることが重要です。
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離婚を決めた後の子供がいる場合の親権、権利関係は?
(親権、権利関係は?)
①親権
・・・離婚を決めた後の子供がいる場合、親権をどちらの親が持つかが問題になります。
親権とは、子供の養育や教育、財産管理などに関する権利と義務です。
親権は原則として、子供の利益を最優先に考慮して決められます。
そのため、子供の年齢、健康状態、生活環境、両親の経済状況など、さまざまな事情を考慮して判断されます。
②親権を獲得した親
・・・親権を獲得した親は、子供を養育する義務があります。
これは、子供の生活費、教育費、医療費などを支払うことを意味します。
また、子供の成長過程で重要な決定を下す権利もあります。
例えば、子供の学校の選択、宗教の選択、医療の選択などです。
③親権を獲得できなかった親
・・・親権を獲得できなかった親は、子供と会う権利があります。
これは、面会交流権と呼ばれます。
面会交流権は、子供の利益を最優先に考慮して決められます。
そのため、子供の年齢、健康状態、生活環境、両親の性格など、さまざまな事情を考慮して判断されます。
離婚を考えている場合、親権と面会交流権について弁護士に相談することをお勧めします。
弁護士は、法律に基づいてあなたの権利を守り、最善の解決策を導き出すことができます。
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離婚裁判で負けた場合は、どうなるの?
(裁判で負けた場合)
①離婚は認められない
・・・離婚裁判で負けた場合は、離婚が認められません。
また、財産分与や養育費、慰謝料などについて、裁判所の決定に従う必要があります。
②控訴することはできる
・・・もし、裁判所の決定に納得がいかない場合は、控訴することができます。
控訴は、裁判所の決定に不服がある場合に、上級裁判所に再審査を求める手続きです。
控訴が認められると、上級裁判所が再審査を行い、最終的な判断を下します。
③負けた場合はダメージが大きい
・・・離婚裁判に負けた場合、精神的にも経済的にも大きなダメージを受けることになります。
そのため、離婚裁判を起こす前に、慎重に検討することが大切です。
また、弁護士に相談することで、法律に基づいたアドバイスを受けることができます。
まとめ
離婚を望むけれども経済的な問題がある場合は、一人で悩まずに専門家やサポート機関に相談し、適切なアドバイスを得ることが大切です。
焦らずに自分の状況を冷静に把握し、将来を見据えて適切な対応をすることが重要です。