おせち料理と言えば、縁起の良い紅白の彩りが美しい「なます」は欠かせません。
鮮やかな紅白の見た目とさっぱりとした味わいが特徴で、箸休めにもぴったりですね。
今回はなますの由来と切り方、簡単に作れるレシピ、作り置きに便利な冷凍保存の方法をご紹介します。
初心者でも手軽に作れるなますで、今年のおせちを楽しみましょう。
おせちの基礎知識!紅白なますの由来と切り方とは?
(なますの歴史)
なますの起源は古く、古代中国まで遡ります。
古代中国では、生肉や生魚を細かく切り刻んで、調味料を加えた料理を「膾(なます)」と呼んでいました。
中国から日本に伝わるうちに、野菜を酢で和える現在の形に変化したという説があります。
江戸時代には、おせちの定番として定着しました。
ただし、名前は同じ「膾(なます)」ですが、はっきりした関連性は明らかではありません。
(紅白の意味は?)
紅白の色は、おめでたい席を彩る伝統的な組み合わせです。
紅色のニンジンは太陽や喜びなどを表します。
白色の大根は清浄を表し、邪気を払う力があると信じられ、魔除けの意味があります。
この紅白の色合いが、縁起の良い紅白に見立てられ、お正月のお祝いの席にふさわしいとされています。
(なますの切り方)
なますの切り方は、主に「千切り」にするのが一般的です。
細く切ることで、調味料が全体にいきわたり、食感がよくなります。
(なますの切り方のポイント)
・大根とニンジン
・・・大根とニンジンのバランスは5:1程度で、長さは5~6㎝が良いでしょう。
・斜め切り
・・・大根や人参を斜めに薄切りにし、重ねてから細く切ると、繊維が切断され、調味料が染み込みやすくなります。
・均一に切る
・・・薄切りにした大根とニンジンの端を揃えて平らにします。
厚みが揃うように幅2~3mm程度の薄い板状に切ると、見た目が美しく、火の通りも均一になります。
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なますをもっと美味しく!ゆずの香りで彩る簡単レシピとは?
ゆずの香りを加えることで、なますはさらに爽やかにグレードアップします。
ここでは、香り豊かなゆずを使った紅白なますの簡単レシピを紹介します。
(ゆず香る紅白なますの簡単レシピ)
【材料】(4人分)
大根:1/4(約300g)
ニンジン:中半分(約50g)
ゆず:1個(皮と果汁お好み)
酢:大さじ2杯
砂糖:大さじ1杯
塩:小さじ1/2杯
塩もみ用の塩:少々
【作り方】
- 大根とニンジンを千切りにする
・・・大根とニンジンの皮をむき、5~6cmの長さに切り、細く均一な千切りにします。
- 塩もみして水気を出す
・・・千切りにした大根とニンジンをボウルに入れ、塩少々を振って軽く揉みます。
10分ほど置いて水分が出たら、手でしっかりと絞って余分な水分を取り除きます。
- ゆずの皮と果汁を準備する
・・・ゆずの皮を薄く削ぎ、細かく千切りにします。
ゆずの果汁も搾って大さじ1ほど用意しておきます。
ゆずの量は、お好みの酸味に合わせて調整しましょう。
- 酢と調味料を混ぜる
・・・別のボウルに酢、砂糖、塩を入れてよく混ぜます。
ここにゆずの果汁も加えてさらに混ぜ合わせます。
甘みを好みに応じて調整してください。
- 大根とにんじんを和える
・・・塩もみして絞った大根とにんじんを調味料のボウルに入れ、全体をよく和えます。
最後にゆずの皮を加えて、軽く混ぜ合わせます。
- 冷蔵庫で味をなじませる
・・・なますは、冷蔵庫で10~30分ほど置いて味をなじませると、より美味しくなります。
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おせちを楽しもう!冷凍もできる、なますの保存方法は?
なますは冷蔵でも数日間は保存できますが、作り置きや余った分は冷凍しておくと便利です。
なますの保存方法や、冷凍保存で美味しさをキープするポイントをご紹介します。
(なますの冷蔵保存方法)
・密閉容器に入れる
・・・なますは、作ったらすぐに密閉容器に移し、冷蔵庫で保存します。
空気を抜いてしっかりと蓋を閉めるように保存してください。
酢を使っているため、約1週間は新鮮な状態で楽しめます。
・味の調整
保存期間が長くなると、なますの酢の風味が強くなることがあります。
その場合は、食べる直前に砂糖を少し足すと味がまろやかになります。
(なますの冷凍保存方法)
・小分けにする
なますを冷凍する際は、食べやすい量に小分けして冷凍すると便利です。
ジッパー付きの保存袋や、小さな冷凍用容器を使うとよいでしょう。
空気が入らないようにしっかりと封をすることで、風味を保てます。
・冷凍期間
・・・冷凍保存は約1か月を目安にしてください。
長期間冷凍すると、食感が損なわれることがありますが、味や風味はしっかり保たれます。
・解凍方法
・・・冷凍したなますは、食べる前日に冷蔵庫に移して自然解凍すると、美味しくいただけます。
急ぎの場合は、室温で解凍してもOKですが、風味を損なわないためにもゆっくり解凍するのがおすすめです。
電子レンジで解凍すると、一部が加熱されてしまう可能性があるので避けることをおすすめします。
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まとめ
冷凍保存を上手に活用することで、なますを作り置きしてお正月以外にも楽しむことができます。
作りたての美味しさをキープしながら、忙しい時でも手軽に和風の副菜として使えますので、ぜひお試しください。