
大学生などの就職希望先として、「公務員」人気が増加してきたようです。
不景気による企業倒産が多くなり、民間企業と比較すると安定しているし、休日や福利厚生が充実しているという理由もあるようです。
でも公務員になるには、かなりの倍率の学力試験があり、試験をクリアした後には面接で選考されます。
今回は、公務員採用の面接の質問、また内定後に健康診断の結果で、採用が取り消されることがあるのか?について解説します。
公務員採用試験の流れ

(公務員に採用されるまでの流れ)
一般的に公務員の採用試験は、大まかに示すと次のようになります。
ただし、地方公共団体によっては、採用の流れが異なります。
①一次試験(学力試験)受験
・・・試験内容は、教養、専門、論文試験の3種類が多い。
②一次試験合格
・・・合格者には二次試験の案内が送付。
③二次試験(面接)受験
・・・集団面接や集団討論、また個別の場合もあり。
④二次試験合格
・・・最終合格者が発表され、「採用候補者名簿」に記載される。
採用候補者名簿には辞退する人も含むので、募集人員より少し多めに記載します。
名簿に名前が記載されたからといって、確実に内定するわけではありません。
⑤個別面談で意思確認をする
⑥採用の内定者が決定します
・・・採用内定の通知が送付されます。
面接ではどんな質問がでる?健康についての質問は?

(面接で想定される質問は?)
質問の内容は、面接官の考えによるのではっきりわかりません。
次のように心構えをしましょう。
・基本的な質問については、常に答えられるようにすること。
・言葉遣いははっきりと言る。
・わからないことは、時間をかけずに「わかりません」とはっきり答える。
・面接官と意見が対立するような言葉遣いはしない。
・身だしなみには気を付ける。
①公務員を志望している理由は?
・・・民間でなくて公務員を選んだ理由を聞かれます。
民間と公務員を比較して、民間を悪く言うのは好ましくありません。
事前に、自治体の業務や、公務員の仕事を調べておく。
「公務員は、全体の奉仕者という立場で、平等に公務を行う」ことに共感を持ち、自分も福祉や街づくりに貢献したいという内容を述べましょう。
②あなたの長所と短所は?
・・・客観的に自分を分析した性格を把握しておき、短所を述べたあとには、必ず短所を補う長所があることを述べる。
③自己PRをしてください
・・・漠然とした回答は避け、自分の経験の中で説明のできるPR項目を考える。
PRする内容を伝え、根拠となる経験を述べるようにする。
例えばスポーツが得意であれば、成績やスポーツを通じて学んだ礼儀や精神力の強さをアッピールする。
④学生時代は何に努力したか?
・・・面接官はどのような学生生活を行なったか、協調性はあるのかを探ります。
勉強・奉仕活動・部活動などで、努力したこと学んだことを述べる。
⑤配属先の希望や希望外の場合どうするか?
・・・配属先はどこでも良いとか、希望外なら辞めるなどの回答はいけません。
希望以外でも働きたいと述べ、経験を積むことで希望が叶ったときにその経験を生かしたいと伝える。
(健康状態を聞かれることもある)
質問内容は、面接官の考えによるので、健康状態を訪ねることもあります。
聞かれることを前提に回答内容を考えておきましょう。
・現在の健康状態はどうですか?
・・・健康な場合は健康だと述べて、体調管理を行っているときは、どのようなことをしているかを述べる。
悪いところがあれば、病名や治療の有無を伝えます。
内定前には健康診断の結果がでているので、悪いところを面接のときに隠していても意味がありません。
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健康診断はいつ受ける?必ず受けないとだめ?

(健康診断を受けるのはいつ?)
・一次試験合格か面接後に受ける
・・・一時試験合格後か面接後に健康診断を受け、診断書の提出を求められる。
健康診断は、病院へ行くのが面倒だからと言ってパスすることはできません。
理由は、健康診断も採用時に行う試験項目の一つとされているから。
※参照:人事院規則(採用時等の健康診断)第19条
※参照:労働安全衛生規則(雇入時の健康診断)第43条
・・・心身ともに、業務を遂行する体力があるかを判断する。
これは民間会社へ就職するときにも義務化されています。
万が一、心身に大きな欠陥があり業務を遂行できない人を勤務させ、何らかの感染や精神異常、素行不良より、職員や国民に非常な迷惑をかけるわけにはいきません。
また、勤務して病気がさらに進行し悪化することも考えられます。
健康診断は本人だけでなく、周囲の人々の健康と安全を守るために必要なものです。
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健康診断の結果で、採用取り消しはある?

(採用合格が取り消しになることはある)
①内定前の健康診断で、採用取り消しがないわけではない。
・・・健康診断で取り消しになることがあるかというと、全くないとはいえない。
ただし、検査項目の数値が一部高いとか、メタボなどであったとしても、日常生活や業務遂行に対して問題がなければ取り消しになる可能性はかなり低い。
②ただし合理的な理由がなければ、取り消しされない。
・・・病気だからといって、全ての病気で採用が取り消しということはありません。
車を運転する業務の人が、不定期に失神の発作を起こすという場合は、運転手として採用を取り消される可能性はあります。
でも、車の運転をせず治療しながら事務仕事をする場合、採用取り消しはできません。
③どんな病気が合格取り消しになる?
・・・病気が進行し、すぐにでも長期入院が必要とか、結核などの伝染病。
麻薬中毒など業務を遂行する上で、重大な支障がある場合。
(内定受けた後の健康診断結果での取り消しは?)
①内定後に健康診断結果で、内定取り消しになる可能性は低い。
・・・内定の結論を出したということは、健康面も含めての結果です。
それを健康診断の結果のみで取り消しすることは、難しいでしょう。
②病気に対応できる部署に配置する
・・・業務を行うのに支障がある場合、取り消しになることも否定できません。
でも安全面で危険がなければ、採用部署を替えるなどの調整を行うことで対応できる。
むしろ、身体の支障に対して採用を避けるということは行うべきではありません。
まとめ
公務員の不祥事や健康上の理由で、休職などの事例が増えています。
そのため、採用時における面接や健康診断により、公務員に対する適合性の判断に重要性が求められています。
ただし、何らかに支障するから不合格にするというのは、認められていることではありません。
健康診断をしっかり受けて、採用試験に臨みましょう。