
台風や地震などで、電柱や送電線が倒壊して大規模な停電が起き、さらに浸水や家屋が被害を受けて、各地で避難所生活を余儀なくされることもあります。
停電になって家を離れるとき、注意しなければならないことがあります。
それは、停電が復旧したときに、家屋や会社、工場、倉庫などの建物が「通電火災」により火事になる恐れがあるということです。
そのため自治体によっては、停電時や自宅から避難所へ行く際には、電気ブレーカーを落とすことを呼び掛けています。
今回は、地震などで停電したときの「通電火災」への注意事項、また災害時の太陽光発電の対応について解説します。
通電火災とは?原因はなに?

(通電火災とは?)
災害などで停電になったとき、電気系統の安全を確認できないまま、非難することがあると思います。
そして不在になった家で、停電が復旧したとき、何らかの原因で火災が起きることを言います。
(通電火災の原因)
災害などで電気器具が倒れたり、何かの下敷きになることがあります。
でも緊急避難する時、やむを得ずそのまま放置して避難することがあります。
①電気器具の周りから発火。
・・・電気ストーブ、アイロンなどが、コンセントにONのままつながっているとき、停電復旧したときに通電します。
周りに燃えやすいものがあった場合、着火することがある。
②電気器具が倒れたり壊れた。
・・・電気ストーブやヒーターなどが倒れたり壊れている場合、通電することで電気器具が発火することがある。
③配電線の損傷・断線。
・・・配電線のショートなどから火花が出て発火する。
④コンセントに水分が付着。
・・・浸水や雨漏りにより、コンセントに水分が付着してショートし発火する。
⑤ガスなどに引火。
・・・通電した時に発生した火花が、漏れていたガスに引火して爆発する。
通電火災を防ぐには?ブレーカーはどうする?

(停電になったとき)
①電化製品のスイッチを切る。
・・・スイッチを切って、コンセントは抜く。
②避難時はブレーカーを落とす。
・・・自宅を離れるときは、必ずブレーカーを落とす。
倉庫や工場に電気器具があるときも、ブレーカーを落とす。
③暖房器具は火を消す。
・・・石油ストーブなどは、火を消しているか必ず確認する。
(通電再開のときに注意すること)
①電気器具の配電や断線などをチェック。
・・・安全性を十分チェックしてから通電を行なう。
②ガス漏れに注意。
・・・ガス漏れがないか安全確認を行ってからスイッチを入れる。
③異常があったらブレーカーを落とす。
・・・煙の発生や異常が見えたら、ブレーカーを落とし消防へ連絡する。
(日常生活での備え)
①ブレーカーの位置を覚える。
②暖房器具などのそばに可燃物を置かない。
③使用しない電化製品はコンセントを抜く。
④家屋以外もチェックする。
・・・倉庫や物置などで電化製品を置いているときは、同じようにチェックする。
⑤通電火災の危険性を周知。
・・・隣近所や知人にも通電火災についての危険性を伝えます。
台風で停電したとき、太陽光発電の対応は?

(太陽光発電とは?)
光が当たると電気が発生するシリコン半導体などを利用して、太陽の光エネルギーを太陽電池として直接電気に変換する発電です。
電力会社からの給電に頼らずに、自宅の屋根などにパネルを付けることで利用できるので、設置する家庭が増えてきましたが、比較的高価なので、コスパ的には低いと考える方もいます。
(停電になっても太陽光発電は使えるの?)
①通常運転では発電できない。
・・・太陽光発電システムの通常の連系運転はできません。
②通常運転から自立運転機能への切り替えが必要。
・・・台風などの災害で電力会社からの供給が止まっても、「自立運転機能」を使用することで、日中で太陽の出ている間は電気を使うことができます。
(自立運転機能とは?)
①停電時でも使えるが電力に制限がある。
・・・停電時で使えるのは一般的に1,500Wまでなので、全ての電化製品が使用できるのではありません。
冷蔵庫や電気ポット、炊飯器、電子レンジ、PC、テレビ、洗濯機など合計で1,500W以下のものは使用できますが、エアコンなど使用電力量が大きい場合は、他の電化製品と同時に使用できません。
②天候や夜間の影響を受ける。
・・・悪天候では使用量が制限されることがあり、夜間はほとんど利用できません。
(災害時に太陽光発電で注意すること)
①自立運電機能は必要。
・・・一般電力が停電の場合に、応急的に使用できます。
②太陽光発電の耐久性
・・・通常の使用では耐久性があります。
でも、台風などの災害時に家屋が損壊するようなダメージを受けた場合、太陽光発電のパネルや配線の破損も考えられ、その時は電気の供給はできなくなります。
まとめ
台風などの災害時に停電になることは多いので、日頃から通電火災についての知識を家族で共有しておきましょう。
くれぐれもブレーカーを落としておくことを忘れないようにしましょう。
また太陽光発電を使用している方は、停電時の使用方法をしっかり確認しておきましょうね。




