
「洗車は晴れた日にするもの」と思っていませんか?
実は、あえて雨の日に洗車をすることには、晴れの日にはない意外なメリットがあります。
この記事では、雨の日洗車のメリット・デメリットに加え、「雨の日の拭き取りは必要なのか?」という疑問について分かりやすく解説します。
***目次***
雨の日に洗車するメリット・デメリットを徹底比較

「雨の日の洗車」と「晴れの日の洗車」には、それぞれ異なる特徴があります。
まずは、具体的なメリットとデメリットを分かりやすく比較してみましょう。
雨の日洗車の6つのメリット
雨の日の洗車には、水道代の節約や作業時間の短縮など、多くのメリットがあります。
1.洗車キズを防ぎやすい
雨によって車体の砂ホコリがあらかじめ洗い流されているため、スポンジによる摩擦キズを防げます。
2.頑固な汚れが落ちやすい
雨の水分で鳥のフンや虫の死骸などの固着した汚れがふやけ、軽い力で落とせます。
3.事前の水洗いが不要(水道代の節約)
最初から車体が濡れているため、シャンプー前の予備洗いが不要になり、水道代を抑えられます。
4.イオンデポジット(水垢)が付きにくい
水道水に含まれるカルキやミネラルが乾いてできる白い水垢(イオンデポジット)が発生しにくくなります。
5.拭き取り作業を省略できる
雨で濡れ続けるため、洗車後の面倒な拭き取り作業が必要ありません。
6.短時間で完了する
事前の水洗いと最後の拭き取りが不要な分、晴れの日よりも圧倒的に短時間で洗車が終わります。
雨の日洗車の6つのデメリット
一方で、雨の日だからこそ制限される作業や、環境ならではの注意点もあります。
1.作業中の視界や足元が悪い
レインウェアや長靴を着用しての作業となるため、晴れの日に比べて動きにくく、作業効率が落ちます。
2.ワックスがけができない
水分があるとワックスが定着しないため、洗車後の仕上げ作業ができません。
3.コーティング施工ができない
コーティング剤は完全乾燥したボディに塗布する必要があるため、雨の日の施工は不可能です。
4.車内清掃を同時に行えない
ドアを開けると雨が車内に吹き込んでしまうため、内装の掃除や掃除機がけができません。
5.「拭き取りの爽快感」が得られない
洗車後にボディをピカピカに拭き上げる達成感や、すっきりとした仕上がりは得られません。
6.周囲からの目が気になることも
一般的には「洗車は晴れの日にするもの」という認識が強いため、周囲から不思議そうに見られることがあります。
雨の日の洗車後に「拭き取り」は必要なのか?

結論から言うと、雨の日に洗車をした後の拭き取り作業は必要ありません。
なぜ晴れの日には必須の拭き取りが、雨の日には不要なのでしょうか?
その理由を、洗車後にできる「シミ(水垢)」のメカニズムと合わせて解説します。
晴れの日に拭き取りが必須な理由
晴れの日に洗車後の水滴を放置すると、ボディに「イオンデポジット(白い輪っか状のシミ)」ができてしまいます。
これは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの「ミネラル成分」が、太陽光で急激に蒸発し、ボディに焼き付いてしまうことが原因です。
そのため、晴れの日は水分が乾く前に素早く拭き取る必要があります。
雨の日に拭き取りが不要な理由
一方で、雨の日に拭き取りがいらない理由は主に2つあります。
・水道水が雨水で洗い流されるため
シミの原因となるのは「水道水」です。
洗車後に雨水(不純物の少ない軟水に近い性質)で水道水が自然に洗い流されるため、結晶化して固まるリスクが低くなります。
・日光による急激な乾燥が起きないため
雨の日は気温が上がりにくく、直射日光も当たらないため、水滴が急激に蒸発してシミになる恐れがほとんどありません。
そのため、洗車が終わったらそのまま濡らしておいて問題ありません。
どうしても拭き取りをしてスッキリ仕上げたい場合は?
「そうは言っても、やっぱり拭き取りをしないと落ち着かない」という方は、駐車環境に合わせて以下の方法を試してみてください。
・屋内ガレージ(車庫)の場合
車庫に入れた後、大気中のチリやホコリが付着する前に、マイクロファイバークロスなどでサッと水分を拭き取りましょう。
・青空駐車場(屋外)の場合
雨が降っている最中に拭き取っても意味がないため、「雨が上がった後」に軽く水で洗い流し(雨水に含まれる微細な汚れを落とすため)、その後にしっかり拭き上げるのがベストです。
まとめ
「雨の日に洗車をする」というのは一見不思議に思えますが、実は時間と水道代を大幅に節約できる非常に合理的な洗車テクニックです。
「いつも晴れの日を待って洗車していた」という方は、ぜひ一度、雨の日の効率的な洗車を試してみてはいかがでしょうか。
驚くほど手軽に愛車のキレイをキープできますよ!