口内炎は、誰もが経験する可能性のある口腔内の炎症です。
舌や頬の内側などにできる小さな潰瘍で、痛みやヒリヒリ感で食事や会話が困難になり、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
今回は、口内炎を早く治すための方法や、病院に行くべき症状、薬の選び方などを詳しく解説します。
また、舌の口内炎に効果的な対策として、コンビニで買える便利なアイテムや、みかん、梅干し、塩などの食べ物を使った民間療法もご紹介します。
口内炎の原因と症状は？口内炎を早く治す方法と病院・薬の選び方は？
（口内炎の原因と症状）
口内炎は、口腔内の粘膜にできる潰瘍性の病変です。
正式名称は「アフタ性口内炎」といい、原因はまだ完全に解明されていません。
①主な原因
・ウイルス感染症･･･ヘルペスウイルスやなどによる感染症により、高熱が続き口の中に小さな水泡やびらんができます。
・栄養不足･･･ビタミンB群やビタミンC、鉄分などの栄養不足によるもの。
・ストレス･･･精神的なストレスや疲労、睡眠不足によるもの。
・歯科治療･･･入れ歯や虫歯、矯正装置による摩擦などのほか、うっかり頬や口の中を噛んでしまったなどの傷によって傷ついて炎症を起こすものもあります。
・喫煙･･･タバコの刺激
・食物アレルギー･･･特定の食べ物や薬に対するアレルギー反応によるもの。
②症状
・口腔内の粘膜に、円形または楕円形の潰瘍ができます。
・潰瘍の表面は白または黄色で、周りは赤く腫れてきます。
・痛みやヒリヒリ感があり、食事や会話をするのがつらい。
・口臭が強くなることがあります。
（口内炎を早く治す方法は？）
口内炎は、自然治癒するまでに1～2週間ほどかかりますが、以下の方法で治癒を早めることができます。
①生活習慣の改善
･･･十分な睡眠と休息をとり、ストレスを避け、バランスの良い食事を心がけます。
水分をこまめに補給する
②傷口の刺激を避ける
･･･辛い、酸っぱい、粗い食べ物や飲み物を避け、柔らかい食事を心がけます。
タバコも禁煙を心掛けます。
③口腔内のケア
･･･食後は歯磨きやうがいを丁寧に行い、殺菌作用のあるマウスウォッシュを使用します。
歯磨きも丁寧に行い、口腔内を清潔に保ちます。
④薬の使用
･･･口内炎専用の軟膏やパッチを患部に塗ります。
口内炎薬には、傷口を殺菌する成分や痛みを鎮める成分が含まれています。
（病院・薬の選び方は？）
口内炎に効果的な薬を選ぶ際には、傷口を殺菌する効果がある成分や、痛みを和らげる成分が含まれているかを確認しましょう。
また、個々の症状やアレルギーの有無を考慮して、医師や薬剤師に相談することも重要です。
①病院の選び方
以下の場合は、早めに病院を受診しましょう。
・潰瘍が大きくて深い、また数が多い。
・1週間以上経過しても治らない。
・発熱やリンパ節の腫れなどの症状がある。
・口内炎が頻繁にできる。
・食事や会話がしにくい。
病院では、症状に合わせて薬を処方してもらえます。
②薬の選び方
口内炎に効果的な薬を選ぶ際には、傷口を殺菌する効果がある成分や、痛みを和らげる成分が含まれているかを確認しましょう。
・ステロイド軟膏･･･炎症を抑え、痛みを和らげます。
・抗菌薬･･･細菌感染症による口内炎の場合に効果があります。
・ビタミン剤･･･栄養不足による口内炎の場合。
舌の痛みも撃退！コンビニで買える口内炎対策アイテム5選
（コンビニで買える対策アイテム）
舌の口内炎にも効果的な、コンビニで買える対策アイテムを5つご紹介します。
①口内炎パッチ
･･･患部に貼ることで、痛みを和らげ、治癒を促進します。
さまざまな形状やサイズのものが販売されているので、舌の奥などにも貼りやすいものを選びましょう。
②殺菌作用のあるマウスウォッシュ
･･･口内細菌の繁殖を抑制し、口内炎の悪化を防ぎます。
ノンアルコールタイプや低刺激タイプを選ぶと、舌への刺激が少なくおすすめです。
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③ビタミンB群配合のドリンク剤
･･･ビタミンB群不足は口内炎の原因の一つです。
ドリンク剤で手軽に補給することで、治癒を早めることができます。
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④喉ごしの良いゼリーやヨーグルト
･･･固形物を食べると舌に刺激を与えてしまうので、口内炎がひどいときは、ゼリーやヨーグルトなどの柔らかい食品を選びましょう。
⑤麦茶
･･･麦茶は抗炎症作用があり、口内炎の痛みを和らげる効果があります。
また、水分補給にもなるので、口内炎予防にも効果的です。
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食べ物で口内炎を治す！みかん・梅干し・塩の効果と注意点は？
食べ物で口内炎を治療する方法は、口内の傷を癒やし、痛みを和らげることができます。
以下は、みかん、梅干し、および塩が口内炎に与える効果と注意点です。
（みかん）
①効果
･･･みかんにはビタミンCが豊富に含まれており、口内炎の治癒を促進する助けになります。また、みかんの柔らかい果肉は口内の刺激を最小限に抑えることができます。
②注意点
･･･口内炎が酸っぱい食べ物に敏感な場合は、みかんの酸味が痛みを増す可能性があります。
食べ過ぎは、ビタミンCの過剰摂取につながる可能性があります。
（梅干し）
①効果
･･･梅干しに含まれるクエン酸には、殺菌作用と抗炎症作用があります。
また、唾液の分泌を促進し、口内を潤す効果もあります。
また、梅干しに含まれる食物繊維は消化を促進し、口内炎の治癒をサポートします。
②注意点
･･･梅干しは非常に酸味が強く、一部の人にとっては口内炎の痛みを増す可能性があります。
過剰な摂取は消化器系に影響を与える可能性があるため、適量を守って摂取しましょう。
（塩）
①効果
･･･塩水を口でうがいすることは、口内の傷口を殺菌し、炎症を軽減するのに役立ちます。
また、塩は口内の湿気を取り除き、傷口の乾燥を促進します。
②注意点
･･･塩水を使ったうがいは、一時的な痛みを伴う場合がありますが、短時間で効果が現れます。
ただし、塩の濃度が強すぎると口内の組織を刺激する可能性があるため、適切な濃度で行いましょう。
まとめ
コンビニで買えるアイテムを活用することで、舌の口内炎の痛みを和らげたり、治癒を早めたりすることができます。
上記のアイテムに加え、生活習慣の改善も大切です。
口内炎がひどい場合は、早めに病院を受診しましょう。
