新鮮な食材を選ぶ楽しみと共に、私たちはその中に含まれる農薬や化学物質の影響を気にすることが増えています。
農薬は、農作物を害虫や病気から守るために使用されますが、残留農薬が残っている場合、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
今回は、野菜に含まれている農薬とは?フルーツや野菜の農薬の落とし方と、レモンと重曹による徹底洗浄についてご紹介します。
農薬とは?野菜には農薬が含まれている?
(農薬とは?)
①農薬は害虫や病害を抑える
・・・農薬は、農業において害虫、病害などの害を抑えるために使用される化学物質や物質のことを指します。
これらの化学物質は、農作物を保護し、収穫量を増やし、病害や虫害から守る役割を果たします。
②農薬には種類がある
・・・農薬は様々な種類があります。
・殺虫剤・・・害虫を駆除するための薬剤
・除草剤・・・雑草を駆除するための薬剤
・殺菌剤・・・病原菌を抑えるための薬剤
などが含まれます。
③品質と量を維持する
・・・一般的に、農薬は適切な使用方法に従って使用されることで、農作物の品質と収穫量を維持するために使用されます。
④農薬が残留する可能性がある
・・・農薬の残留量は、農薬の種類、使用量、農作物の種類、栽培方法などによって異なります。
一部の野菜には農薬の残留がある場合がありますが、食品安全基準や法律に基づいて、安全な範囲内で使用されることが求められています。
⑤残留農薬には基準がある
・・・残留農薬は、毎日一生に渡って摂取しても、人に害が及ぶ悪影響が無いと推定される1日摂取量が定められています。
そのため、この基準値以下の農薬であれば、人の健康には影響はありません。
しかし、販売されている全農作物やフルーツの全品検査をしているわけでは無いので、100%絶対安全とは言い切れない部分もあります。
そのため、気分的にすっきりするには、洗ったほうがよいということです。
⑥野菜等は洗いましょう。
・・・農薬の残留量を減らすためには、農薬を適切に使用すること、野菜をよく洗うことが大切です。
りんご、いちご、オレンジ、ブロッコリーなどの農薬の落とし方は?
りんご、いちご、オレンジ、ブロッコリーをピックアップして、農薬を落とすための基本的な方法をご紹介します。
(農薬の落とし方は?)
①りんご
・・・よくりんごの表面がベタベタすることがありますが、これはロウや農薬ではありません。
りんご自身が乾燥をふせぐことと、新鮮さを保つために出てくる分泌物なので無害です。
水洗いして、優しく擦ることで農薬は取り除けます。
②いちご
・・・イチゴは表面が柔らかく、強く擦ることができないので洗えません。
食べる前に流水でゴミを落とす程度で良いでしょう。
③オレンジ
・・・オレンジやレモンの場合リンゴと違い、表面のツヤツヤには防腐剤を含んだワックスが使われていることがあります。
ワックスを落とすには、塩水で揉み洗いすると良いです。
・・・農薬が残留する場所は蕾部分が多いので、太い幹から小さく蕾を切り分けます。
切り分けたブロッコリーをそのまま水を入れた容器に入れ、15分程度水に浸けると汚れが出やすくなります。
その後、流水でさっと洗うと良いでしょう。
⑤皮をむく
・・・農薬の残留が気になる場合、果物の皮をむくことで農薬の摂取を減らすことができます。
ただし、皮には栄養や食物繊維も多く含まれているため、皮ごと摂ることが好ましい場合もあり、もったいない気がします。
⑥有機食材を選ぶ
・・・有機野菜や果物は、農薬の使用が制限されているため、農薬の心配を減らすことができます。
農薬を徹底洗浄!レモンと重曹のパワーで安心食材を食べよう。
農薬を落とす方法の中で最も簡単な方法は、水で洗うことです。
しかし、水だけでは農薬を完全に落とすことはできない場合があります。
そのため、レモン汁や重曹などの洗浄剤を使用すると効果的です。
レモン汁は、酸性なので、農薬の成分を分解すると言われています。
そのため、レモン汁と重曹を混ぜて、野菜や果物を洗うと、農薬をより効果的に落とすことができます。
(レモン汁と重曹で野菜や果物を洗う方法)
材料:水1リットルに対して、レモン汁小さじ1杯、重曹小さじ1杯
①材料を混ぜ合わせた水に、野菜・果物を入れる
・・・野菜や果物を混ぜ合わせた水に浸け、放置します。
②15放置後、水洗いする
・・・水でよくすすいでください。
レモン汁と重曹で野菜や果物を洗うことで、農薬の残留量を減らすことができます。
レモン汁と重曹で野菜や果物を洗う方法は、簡単で効果的です。ぜひお試しください。
まとめ
身近なフルーツや野菜の農薬を落とすことで、人体へのリスクを軽減することができます。
どの方法で農薬を落とすのかは、個人の好みによります。
農薬を取り除きながら、食材の価値を最大限に引き出し、健康と美味しさを両立させましょう。