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水たまりのできる粘土質の庭をDIYで改善する方法は?

雨が降るたびに庭に水たまりができる場合は、庭の土質が粘土質で水はけが悪いということが考えられます。

水はけが悪いと家庭菜園やガーデニングにも、良い影響は与えません。

水たまり部分を埋めることはできますが、埋めてもまた低い場所に水が溜まってしまいます。

このような場合は園芸業者に依頼することもできますが、高い料金がネックですよね。

そこで今回は、庭の水たまりに悩んでいる方に、手軽に手に入る材料を使用してDIYでできる水たまりの改善方法をご紹介します。

庭に水たまりができやすいのは何が原因?

庭に水たまりができ水はけが悪い原因は、主に土質と地形です。

(土質)

①粘土質

・・・庭の周りが水はけの悪い場合、土質を調べると「粘土質」ということが多いです。

粘土質の場合は、吸水力、保水力があり柔らかい土質なので、水田などに利用されることで知られています

しかし庭ではどうかというと、保水力があだとなって水溜まりになり、いつまでもじめじめしてしまいます。

(地形・勾配)

水たまりができてしまう地形には、次のものがあります。

①土地がくぼ地

・・・地形がくぼ地になっていると自然に水が溜まります。

②古くから沼地、水田、水路に使用されていた。

・・・地形が古くから沼地、水田、水路などだったので、水が溜まりやすい地形である。

③土地に勾配が少ない。

・・・水は勾配があれば低い方に自然に流れますが、庭はほぼ水平で勾配がない場合、土質が粘性などであれば、水の流れる場所がなく水たまりができてしまいます。

水たまり解消には、良質土を埋める?

(水はけが悪いのは?)

①水が土に浸透しずらい

・・・粘性土の水はけが悪いのは、粒子が細かいため水が土にうまく浸透しないということです。

②浸透するのに時間がかかる

・・・そのため、水が浸透するのに時間がかかり、排水するまでじめじめしています。

(良質土を埋める)

その浸透・排水時間を短くするには、庭の水の溜まる場所に良質土(水はけの良い土)を埋めるという方法があります。

ただし、水たまりの面積が小さいと土を埋めて対応できる場合もありますが、水たまりが広いときは、土を埋める以外にも対策が必要になります。

水たまり対策用の良質土とは?

水たまり対策の良質土には、次のものがあります。

バーミキュライト

酸化ケイ素、酸化マグネシウム酸化アルミニウムが主成分の鉱物で、土壌改良材として使用されます。軽石を高温で焼いたもので、水はけや通気性、保水性に優れています。

瀬戸ヶ原花苑 バーミキュライト(S) 60L 刀川平和農園 平和 バーミキュライト 50L

パーライト

黒曜石や真珠岩などの鉱物を、高温で熱し人工的に作った発泡体です。表面に細かい穴が開いているので、軽くて排水性、通気性、保水性に優れています。

平和 パーライト 50L

太平洋パーライト・M-1(100L)国産・黒曜石/粒度:15.0~3.0mm 土壌改良資材 鉢底石

(ビートモス)

コケなどの植物が腐食して堆積してできた泥炭を乾燥させたものです。腐葉土と似ている性質なので、腐葉土の代わりに使用されます。水はけが良く、通気性、保水性に優れています。

平和 ピートモス 50L

5-35 あかぎ園芸 ピートモス 40L 2袋

(砂質土)

養分保持力が低い砂ですが、通気性、排水性が優れているので、短時間で水はけが良くなります。

他の土と混合することで、土壌改良ができます

国産 淡路島産 真砂土 まさ土 まさど まさつち 20kg袋 3mmまで

コーナンオリジナル 真砂土 18kg

腐葉土

広葉樹の葉っぱが堆積して腐食したもので、通気性があり水はけや保水性に優れています。

他の土と混合すると土が固くなるのを改善でき、痩せた土地を改善できます。

トチミグリーンサービス 完熟腐葉土 40L

腐葉土40L/3袋セット 信州産落ち葉100% 自然発酵製品

庭の水はけ改善をDIYで行う方法は?

少しくらいの水たまりなら、良質土の入れ替えで済む場合もありますが、せっかく水はけを良くするならDIYで本格的に庭を改善してみてはいかがでしょうか。

大規模な工事なら業者に依頼することで費用もかかりますが、自分でできる範囲の工事なら、ホームセンターなどで資材を購入し、DIYで行うなら費用は最低限で済みます。

DIYで行う水はけ改善には次のものがあります。

(土壌・水はけ改善)

小さな水たまりの場合、現在の粘性土をある程度掘り起し、排水性の高い土と入れ替えます。

砂質土+腐葉土、砂質土+バーライトなど、砂質土と水はけのよい土を混ぜてください。

砂質土は栄養がほとんどないので、他の肥料系土と混ぜるのがポイントです。

(表面排水処理)

水たまりに盛り土をすることや、削ることで勾配を調整して表面水を流します。

勾配を付けた先に溝を掘って水を流す方法もあります。

(排水施設を設置する)

DIYで行う排水工事です。内容はそれほど難しくは無いので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

①排水溝を掘る

・・・水たまりから雨水桝まで、幅30㎝、深さ30㎝の溝を掘ります。溝の長さは現地で調整してください。

②溝の底に砕石を敷く

・・・掘った溝の底に砕石を敷きます。砕石厚は5㎝から10㎝くらいです。

③勾配を付けて暗渠管を敷く

・・・底部の砕石で勾配を調整しながら暗渠管を敷きます。

⑤雨水桝に接続・整地

・・・暗渠管を雨水桝に接続します。

④暗渠管の埋め戻し

・・・暗渠管の周りも砕石と土、または良質土で埋め戻します。

埋め戻した後を軽く整地して出来上がりです。

Φ50×10M巻〈暗渠パイプ1巻+キャップ1ケ〉 ※ソケット別売です。

Φ50×10M巻〈暗渠パイプ1巻+キャップ1ケ〉 ※ソケット別売です。

まとめ

現地の水たまり状態によって改善方法や費用も変わってきます。

最初から大改善をするのも良いですが、土の入れ替えや表面排水を行なって様子をみてから、暗渠管を設置する方法もあります。