冬の寒い時期には、部屋をポカポカ暖かくさせる暖房器具が手放せないですよね。
でも暖房器具によっては、部屋を乾燥させるものもあるので喉や肌に悪く、特に赤ちゃんがいるお家では赤ちゃんの身体が心配です。
赤ちゃんがいるご家庭では、どうしても赤ちゃん中心で生活することを考えなければいけません。
そこで今回は、部屋を乾燥させることに対する対策と、赤ちゃんに良い湿度や温度はどの位が良いのかをご紹介します。
乾燥しやすい暖房器具や乾燥が少ない暖房器具は?
(相対湿度)
湿度には相対湿度という温度が高くなると湿度は下がり、温度が低いと湿度は上がるという現象があります。
これから暖房器具を購入するという方は、始めから乾燥するのを抑える暖房器具を選ぶとよいですが、既に暖房器具を使用している方は、その暖房器具に対応する湿度対策が必要です。
(乾燥しやすい暖房器具)
①エアコン
・・・エアコンは暖房時に空気中の水分を減らしませんが、水蒸気を発生させることもしないので、温度が高くなるとそのまま湿度は低くなります。
そのため、室内の洗濯物を乾かすという効果はあります。
②電気ストーブ
・・・熱源で水蒸気を発生しないので、温度が上がると湿度は下がります。
結果的には乾燥します。
③床暖房
・・・エアコンほどではありませんが、部屋を乾燥させます。
これら以外の他の暖房器具で、水蒸気を発生しないものは、部屋を乾燥させるということを理解しましょう。
乾燥を防ぐには、加湿器などを使用して湿度を上げる必要があります。
(乾燥が少ない暖房器具)
石油ストーブは天板にヤカンを載せることが多く、乾燥するイメージがありますが、実際は燃焼するときの排ガスの中で水蒸気も排出しているので、温度が高くても極端に湿度が下がりません。
これは、他のガス、ファンヒーターも同じことが言えます。
ただし、部屋の空気が汚れるので、定期的に換気することをおすすめします。
①石油ストーブ
・・・燃料が燃えた際には、排ガスに水蒸気が含まれるので、極端に湿度が下がるわけではありません。
また、天板の付いているタイプでは、ヤカンを載せるとさらに水蒸気が発生します。
そのため、意外と湿度が高くなることがあります。
②ガスストーブ・石油ファンヒーター・ガスファンヒーター
・・・ガス、石油ファン、ガスファンは、燃料を燃やすときに水蒸気が発生するので、加湿効果があります。
CORONA(コロナ) 石油ストーブ 【日本生産】 (木造6畳 / コンクリート8畳 まで)
アイリスオーヤマ ヒーター セラミックファンヒーター 人感センサー付 1200W ~8畳 幅24×高さ34×奥行11cm PCH-125D-W
部屋を乾燥させる暖房器具の乾燥対策は?
(乾燥対策)
エアコンなど部屋を乾燥させる暖房器具で、部屋を暖めたときの乾燥対策には、次のものがあります。
①加湿器を置く
・・・費用はかかりますが、適切な湿度を保つことができます。
卓上タイプやタイマー機能、湿度調整機能の付いている製品があります。
一番、部屋の湿度を調整できる方法です。
②洗濯物の部屋干し
・・・洗濯を毎日のようにする方なら、洗濯物を部屋干しすることで加湿ができ、洗濯物が乾くのも早くなります。
洗濯物によっては、部屋干しの際に匂いがすることがあります。
③霧吹きで水を吹きかける
・・・部屋が乾燥しているかなと思ったら、スプレーボトルに入れた水をスプレーします。電気器具などは、吹きかけません。
どの位スプレーすると良いのかわからないので、湿度計で適切な湿度を保ちましょう。
④天板で加湿
・・・石油ストーブなど天板が付いていう暖房器具は、水を入れたヤカンなどを上に載せましょう。水が蒸発して湿度が上がります。
湿度を上げるのと、お湯を沸かす作業を兼用することができます。
⑤濡れタオルを干す
・・・一般のタオルやバスタオルなどを、濡れた状態で部屋に干します。
洗濯して湿っているタオルを干すのも良いです。
タオルが小さい場合は、数枚数を多くして干します。
ただし、石油ストーブなどの上に干すと、何らかの理由で落ちたときに火災になる恐れがあるので、干す場所に注意をしましょう。
加湿器 卓上 大容量 3.5L 【2024新一体化設計 & 54時間連続作動 & UVライト除菌】
加湿器 卓上 小型 超音波加湿器 【抗菌鋼板&デジタル残量表示】 USB充電式 コードレス加湿器
赤ちゃんに良い湿度と温度はどの位?
(赤ちゃんには良い環境を提供しよう)
暖房して部屋が乾燥すると喉の粘膜も弱り、髪もゴワゴワし肌もカサカサしてきます。
そのような状態は、赤ちゃんにとっても良い環境ではありません。
体温調節がうまくできない赤ちゃんには、適切な温度と湿度が必要です。
親としては放置してはいけない問題です。
(赤ちゃんの適正温度と適正湿度は?)
①赤ちゃんが快適な温度
・・・冬は19℃~23℃、夏は25℃~28℃が快適な温度と言われています。
ただし、生まれたての赤ちゃんなら、冬は23℃~25℃と少し高めの室温にしましょう。
②赤ちゃんの快適な湿度
・・・湿度は60%前後が適正と言われています。
またこれらの温度は暖房器具の設定温度ではなく、専用の温度計や湿度計で実際に部屋の中で計って調整してください。
まとめ
赤ちゃんの適正温度と湿度は、大人にとってもほとんど適正な温度と湿度です。
しっかりと、湿度対策を行なって、親子ともに最適な環境で過ごしましょう。