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年齢を重ねると白髪になるのは仕方ないことですが、白髪になると年寄りと思われるのが嫌で髪の毛を染める人は多いですよね。
また、白髪はお年寄りがなるものと思っていたら、若いうちから白髪が目立ってきたという人もいます。
一般的に白髪は加齢により増えてきますが、実際には加齢以外でも色々な原因で発生するものです。
そこで、白髪にお悩みの人に対して、白髪の原因と対策や予防するおすすめの方法をご紹介します。
白髪になる原因はメラニン色素の不足?その対策や予防方法は?
(白髪の主な原因と対策)
実は髪の毛色は元々白く、メラニン色素(肌や髪の毛、瞳の色を作る色素)を作っている細胞から、毛母細胞(髪の毛を作る細胞)がメラニン色素を吸収することで、髪の毛の色がつきます。
髪の毛の色は、地域や人種などによっても違いがあり、日本人の場合は「黒」になります。
白髪は、このメラニン色素が何らかの原因によって不足すると、白っぽくなり光を反射したときに白く見えるようになることをいいます。
白髪の主な原因には次のものがあります。
①老化現象・・・加齢による機能の衰えにより、メラニン色素が不足します。
対策:加齢は自然のものなので、特別の対策はありません。
②食事の栄養不足・・・偏食などで栄養不足になると、メラニン色素の生成能力が低下します。
対策:食事内容を見直し、栄養バランスの良い食事をします。
③ストレス・・・ストレスが多くなると、活性酸素が発生して細胞の老化を速めてしまいます。
対策:ストレスを残さないように心がけ、スポーツなどでリフレッシュします。
④紫外線・・・紫外線が直接頭に当たり日焼けすると、頭皮の細胞の老化を招きます。
対策:帽子や傘などで紫外線を防ぎます。
⑤睡眠不足・・・睡眠不足や過労により、血流や成長ホルモンの分泌が悪くなり、メラニン色素の生成不良になります。
対策:夜更かしをしないで、十分な睡眠時間を取ります。
⑥遺伝的な原因・・・白髪が遺伝するのではなく、白髪になりやすい体質が遺伝することで、白髪になるものです。
対策:遺伝することに対策はありませんが、生活環境を改善することはできます。
白髪が密集する場合は、身体の不調がわかる?
(白髪が部分的に密集する?)
白髪も頭全体にできるものや一部に密集するものもあり、かなり個人差があります。
その密集して生える場所により、身体のどこかにトラブルが発生することや恐れがあるという説があるのでご紹介します。
正式に医学として認定されている説ではありませんので、あくまでも参考としてください。
・後頭部・・・見ることが少ないので、本人が気づかない場合が多いです。耳鳴り、膝・腰の疲労やだるさ、尿トラベルに注意してください。
・側頭部・・・PC作業や目を使う仕事が多い人やストレスを感じやすい人が要注意です。眼精疲労、貧血、生理トラブルなど。
・前頭部・・・食生活の乱れに注意です。胃もたれ、便秘、腹痛、吹き出物など。
・頭頂部・・・ストレスや栄養バランスが悪いが考えられます。胃腸、腎臓、肝臓の不調など。
白髪と貧血には関係がある?食事で白髪・貧血予防できる?
(白髪改善に良い食べ物は?)
貧血は、血液中の赤血球の数やヘモグロビンが低下し、血液の酸素運搬がスムーズに行われない状態のことを言います。
そのため立ち眩みや倦怠感、顔面蒼白、動悸、頭痛、肩こり、白髪などの症状がでます。
原因には、鉄分、ビタミン類、葉酸不足があります。
また、これらの栄養不足の影響で、年齢に関わらず白髪が発生することがあります。
年が若いのに白髪が増えてきたと思える場合は、普段の食生活の見直しを行い、鉄分、ビタミン類、葉酸を豊富に摂るようにしましょう。
①鉄分が多い食べ物・・・レバー、パセリ、卵黄、ヒジキ、納豆、しじみ、いわし丸干しなど。
②葉酸が多い食べ物・・・レバー、枝豆、ホウレンソウ、アスパラガス、卵黄、納豆など。
③ビタミン類が多い食べ物・・・レバー、ニンジン、カツオ、魚類、フルーツなど。