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神棚の前で唱える祝詞、お供え、拝み方はどうするの?

最終更新

神棚はお店や会社に置いていることは多いですが、一般の家庭でも自宅に置いている人は数多くいます。

でもせっかく自宅に設置していても、お正月くらいしかお参りしないとか、宝くじを購入したときにお祈りするくらいなどという人も多いのではないでしょうか。

神棚は家族の安全や無病息災などをお祈りする小さな神社なので、困った時だけのお願いではなく、日頃から神様を身近に感じて日々のご加護に感謝しましょう。

そこで今回は、自宅の神棚で唱える祝詞やお供えの並べ方、拝み方の順番について解説します。

自宅で、神棚にお参りするときの参考にしてくださいね。

神棚の祝詞の種類にはどのようなものがあるの?

祝詞の種類)

祝詞(のりと)は、神道の祭祀を行うときに神様に対して奏上(声を出して神様に申し上げる)する詞で、神社でのお祓いや安全祈願祭などで神主が唱えています。

神社でお祓いをしてもらったときや、自宅に神主がお参りに来た時に聞いたことがあると思います。

祝詞としての種類には次のものがあります。

祝詞

・・・祝詞の種類の中でも、最も狭い意味での祝詞で、神饌(神様へのお供え物)などを奉り天津神国津神を祀るときに奏上する詞です。

②拝詞(はいし

・・・単に天津神国津神を拝するときに奏上する詞で、祭典などは使用しない祝詞です。

③祓詞(はらえことば)

・・・天津罪・国津罪などの罪や穢れをはじめ、厄災などの不浄を心身から取り除く詞です。

④祭詞(さいし)

・・・神社での例祭、鎮座祭、式年祭神葬祭などで奏上される詞です。

祝詞は誰でも唱えることができます。

・・・祝詞神職でなければ唱えることはできないという決まりはありません。

そのため誰でも唱えることはできますが、神社の殿内は一般人が立ち入ることができないし、本殿前の賽銭箱のところで大声で唱えると、他の参拝客に迷惑です。

⑥自宅の神棚の前で唱えましょう。

・・・自宅の神棚であれば、家族だけで他人がいないので迷惑はかかりません。

毎日唱えることもできるし、お供えを交換する1日・15日の月2回でも良いので、祝詞を奏上することをおすすめします。

神棚で祝詞を唱える前のお供え物の並べ方は?

(一般的な並べ方)

祝詞を唱える前に神棚にお供えをしましょう。

お供えはお米、お塩、お水が三点セットですが、入れ物は神具店で購入できます。

本来はお供えを三宝に載せるのが正式ですが、家庭の神棚では三宝を使わなくても良いです。

お供えする順番は、次のように置くのが基本です。

①お米・・・中央に向かって中央
②お塩・・・中央に向かって右
③お水・・・中央に向かって左
④お酒・・・中央に向かって両端

お酒と榊は一般的に1日と15日(月2回)新しい物と交換します。

(自宅の神棚で祝詞を唱えるときは)

「神棚拝詞(かみだなはいし)」が良いです。

①神棚拝詞

・・・これのかむどこにまします かけまくもかしこき あまてらすおおみかみ

うぶすなのおおかみたちのおおまえを おろがみまつりて かしこみかしこみもまおさく

おおかみたちの ひろき あつき みめぐみをおろがみまつり

たかきとうときおしえのまにまに

なおきただしき まごころもちて まことのみちにたがふことなく

おひもつわざにはげましめたまひ いえかどたかく みすこやかに

よのためひとのために つくさしめたまへと かしこみかしこみもおす

②意味

・・・この神棚に仰ぎ祀る 言葉に出し心に掛けて申し上げることも恐れ多い 天照大御神

この土地にお鎮りになっている 産土の大神の御前を拝して 謹んで申し上げます。

神々の広き厚きお恵みをもったいなく思い 

高くて尊い神の教えのとおり

素直で正しい真心をもって 人の道を踏み外すことなく

自分達が従事する勤めに励むことができますように また家が栄え家族も健康で

世のため人のために 尽くさせてくださいと 恐れかしこんで申し上げます。

③略拝詞

・・・ちょっと神棚拝詞を覚えるのは無理と思う人には、簡単な祝詞があります。

祓へ給へ 清め給へ 守り給へ 幸へ給へ

(はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはへたまへ)

この短い拝司を唱えても、唱えたことになります。

神棚の拝み方はどうするの?

(二例二拍手一礼)

神棚の拝み方は次の順番で行うようにしてください。

①神棚の前で軽く45度程度の礼を1回行ってください。
②神棚の前に進んで二礼二拍手一礼を行います。

・90度程度の深い礼を2回

・拍手を2回

・90度程度の深い礼を1回

③45度程度の礼を1回行い、神棚の前から立ち退いてください。

これらの拝み方は自宅の神棚だけではなく、お店や会社の神棚でもできますので参考にしてください。

まとめ

神棚のあるお家では、日頃の感謝を神様に伝えるためにお参りしましょう。

できれば毎日が良いのですが、無理な場合は時間があるときに、お供えを新しいものと取り換えてお参りしましょう。