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桜の開花時期はいつ?種類はどのくらい?5月遅咲き桜は?

桜とは、日本を代表する春の花の一つで、ソメイヨシノという品種が最もよく知られています。

桜は春になると、淡いピンク色や白色の花を咲かせ、美しい景色を作り出します。

桜の開花時期は、日本の各地で異なりますが、一般的には3月下旬から4月上旬にかけての期間に咲き始めます。

ただし、気象条件によっては開花時期か前後することもあります。

桜の開花時期は日本全国で注目され、各地の気象台が発表する開花予想情報がメディアで報道されるなど、多くの人々に注目されています。

今回は、桜の開花する時期はいつ頃か、また種類はどのくらいか、5月頃の遅咲きの桜にはどんなものがあるのかについて解説します。

日本の桜の開花時期はいつ頃?

(全国の開花時期)

2021年~2022年における全国の開花日は、国土交通省気象庁ホープページで確認できます。

気象庁HP:

大まかな開花時期としては、下記の時期が多いようです。

①早いのは、九州・四国で3月20日前後。
②遅いのは、北海道は4月下旬から5月上旬。

・中国地方から大阪・東海・東京周辺など・・・3月下旬。

・甲信越は3月下旬から4月上旬。

・東北地方は4月中旬頃。

日本の代表的な桜の種類は?

(日本の主な桜の種類は?)

桜は世界各地にもありますが、それぞれの国によって分類(サクラ属かスモモ属)の仕方が異なります。

他にも花の色による分類や、花弁の形、原産地による分類などもあり、統一した分類をするのは難しいようです。

①日本では約100種類

・・・日本ではサクラのみの約100種類をサクラ属として分類しています。

日本の桜は10種(カンヒザクラを入れると11種)の野生種があり、これらから栽培品種を作り出し、現在では約200品種(分類によって600品種)以上の品種があります。

(有名な桜8種類をご紹介)

ソメイヨシノ染井吉野

・・・開発されたのは江戸時代後期ですが、昭和の高度成長期にかけて、全国各地で多く植えられました。

日本の植栽桜の約80%を占め、神社仏閣、街路樹、河川植樹、公的機関などに幅広く植えられています。

開花時期は3月下旬~4月中旬。

エドヒガン(江戸彼岸)

・・・日本の桜の原種の一つです。

春の彼岸頃に咲くことからヒガン(彼岸)の名が付いています。

アズマヒガン、ウバヒガンという呼び方をすることもあります。

一般的には、12~20m程の高さですが、大木になることがあり高いものでは30mを超えるものもあります。

開花時期は3月下旬~4月下旬。

③マメザクラ(豆桜)

・・・日本の桜の原種の一つです。

フジザクラハコネザクラとも呼ばれます。

樹高が大きくならずに、花も小さいのが特徴です。

平均で4m程度の低木で関東や中部・近畿で自生します。

東京では、3月中旬頃開花します。 

ヤマザクラ(山桜

・・・日本の桜の原種の一つです。高さは20mを超える高木です。

西日本を中心に東日本でも自生する長命の桜です。

北限は宮城県と言われています。

花は白色から淡紅色です。

開花時期は3月下旬~4月中旬。

オオシマザクラ(大島桜)

・・・日本の桜の原種の一つです。

一重咲の大輪の花で、花弁の色は白色です。

葉の香りが良いので、塩漬けにして桜餅を包む葉として利用されます。

東京での開花時期は、4月上旬です。

カンヒザクラ(寒緋桜)

・・・早咲きの桜を代表する日本の桜の原種の一つです。

日本では4m程度の幹高にしかなりませんが、釣り鐘状の濃い紫紅色の花がとても鮮やかです。

沖縄県や鹿児島県奄美地方で桜と言えば、カンヒザクラを指します。

1月~3月にかけて開花しますが、東京での開花時期は3月中旬です。

カワヅザクラ河津桜

・・・オオシマザクラカンヒザクラの自然交雑から生まれた日本原種の一つです。

花の大きさは、4㎝~5㎝の大輪で紫紅色の花が咲きます。

伊豆半島に自生しており、静岡県河津市が名所で2月頃から開花します。

開花期間が一カ月という長さが特徴です。

東京での開花時期は2月~3月上旬。

⑧ヨウコウ(陽光)

・・・アマギヨシノ(天城吉野)とカンヒザクラの交雑種で、てんぐ巣病や病害虫に強い桜と言われています。

花は大輪で、鮮やかなピンク色が特徴です。

開花時期は3月下旬~4月上旬です。

5月頃に開花する遅咲きの桜は?

桜の中でも4月中旬頃から開花するものは、遅咲きの桜と言われます。

ほとんど八重咲きです。

八重咲は花びらの数が多いので、とても豪勢に見えますね。

(5月に咲く、遅咲きの桜7種類をご紹介)

①オオヤマザクラ(大山桜)

・・・日本の桜の原種の一つです。

北海道ではエゾヤマザクラ蝦夷山桜)と言います。

樹高は10m~20mで、大きいものは20mを超えるものもあります。

ヤマザクラソメイヨシノより花が大きく、濃い紅色をしています。

開花時期は4月下旬~5月中旬。

②カスミザクラ(霞桜)

・・・日本の桜の原種の一つです。遠くから見ると霞のように見えます。

花弁の色は白色で、花と葉は一緒に展開しますが、花期が遅いため山の中では開花が目立たないことがあります。

一重咲きで、東京での開花時期は4月下旬になります。

東北地方では5月上旬です。

③フゲンゾウ(普賢象)

・・・花の中の雌しべが普賢菩薩の乗る白象の鼻に似ているというのが、名前の由来です。

フゲンドウまたはシロフゲンと呼ばれることもあります。

八重咲きの大輪で花の色は淡紅色です。

東京の開花時期は4月下旬です。

④イチヨウ(一葉)

・・・日本原産の八重桜です。

花の色は淡紅色で、大きいものでは花が5㎝以上になります。

東京での開花時期は4月中旬です。

⑤ハナガサ(花笠)

・・・八重咲の花の形が花笠に似ています。

東京での開花時期は、4月中旬です。

⑥カンザン(関山)

・・・八重桜の中では一般的な品種で、公園や街路樹などに植栽されることが多いです。

欧米で人気のある桜です。

東京の開花時期は4月下旬です。

⑦ショウゲツ(松月)

・・・日本原産の八重桜です。

東京の荒川堤に植えられているサトザクラの一つです。

東京での開花時期は4月中旬です。

まとめ

日本の桜はソメイヨシノが多く比較的開花が早いので、北海道を除いて全国各地で4月中旬に開花時期が終わってしまいます。

5月頃に桜の開花を見たい場合は、北海道などの北国へ行くか、遅咲きの桜を探すと、4月中旬から5月上旬まで開花しています。