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香川県の観光スポットなら、アートの島「直島(なおしま)」がおすすめです。
瀬戸内海に浮かぶ直島諸島の島々で構成される「直島町」の中心の島で、芸術家「草間彌生」の代表作「赤かぼちゃ」を代表とする数々の立体アートが、あなたをお出迎えします。
今回は、直島で現代美術に関わった家プロジェクト、地中美術館、ベネッセハウス、屋外アートなどの活動を行っているベネッセアートサイト直島をご紹介します。
ベネッセアートサイト直島とは?
(ベネッセの芸術活動の総称)
ベネッセコーポレーションは、岡山市が本拠地の教育関連企業であり、直島諸島で、現代美術関連の芸術活動を行う総称である「ベネッセアートサイト直島」を提供しています。
ベネッセアートサイト直島の主な活動は、以下の通りです。
(ベネッセハウスミュージアム)
公式HP
「ベネッセハウスミュージアム」は、自然・建築・アートの共生をコンセプトに、安藤忠雄が設計した美術館です。
1992年にホテルと美術館が一体となった施設として開館し、展示スペースに加えて、それ以外のスペースにもアート作品が展示されています。
(家プロジェクト)
公式HP
直島・本村地区のアートプロジェクトであり、7軒の建物においてアート作品が公開されています。
各作品では、島の日常生活とアート空間が融合した作品をご覧いただけます。
(地中美術館)
公式HP
瀬戸内海の美しい景観を損なわないために、建物の多くを地中の中に埋設しました。
コンセプトは「自然と人間を考える場所」で、設計は安藤忠雄が行い2004に設立しています。
(李禹煥美術館)
公式HP
アーティスト・李禹煥のアートと安藤忠雄設計の建物がコラボした美術館です。
自然に溶け込むような建築と静かに存在感を示すアートの景観が素敵です。
(ANDO MUSEUM)
公式HP
本村地区で築100年以上の古民家の中に、コンクリート打ち放しの空間を作り、過去と現在を比較する表現が独特の雰囲気を醸し出しています。
(宮浦ギャラリー六区)
公式HP
2013年に設置されたギャラリーで、建築家西沢大良がかつて島民の娯楽の殿堂として集まっていたパチンコ屋を改修して、アート作品展示施設として活用しています。
(直島銭湯愛I♥湯)
公式HP
アーティスト大竹伸朗によるアート作品でありながら、実際に銭湯として活用している施設です。見た目は奇抜なデザインですが、中へ入ると独特の世界を感じさせるアートが楽しめます。
直島家プロジェクトを見よう!
現在7軒のアートプロジェクトが公開されています。
公式HP
・開館時間:10:00~16:30(南寺:最終入館16:15)
・定休日:月曜日
・鑑賞料金:共通チケット(ぎんざ除く6館を観賞)1,050円、ぎんざを除くワンサイト420円。
①角屋
最初の家プロジェクトの作品で、200年前に建てられた古民家を元の姿に復活させた作品です。
②南寺
ジェームズ・タレルの作品を展示するために、安藤忠雄が設計を手掛けた建物で、歴史と文化を融合させた直島の中心的な建物です。
③ぎんざ
築葯120年の古民家を改造、構造は昔のままで改修しました。観覧は完全予約制です。
④護王神社
杉本博司が設計した石室と本殿をガラスの階段で結んでいます。江戸時代から祀られている護王神社を改築時にアート作品として建てられました。
⑤石橋
明治時代から使われていた個人宅(石橋家)ですが、アート作家千住博が5年の歳月をかけてアート作品として作品化した住宅です。
⑥碁会所
元々は碁会所でしたが、アート作家須田悦弘が建物全体をアート作品として、家屋と椿を対象として対比させています。
⑦はいしゃ
まるで廃墟のようなデザインのアート家屋で、かつては歯科医院でした。
スクラップハウスのような景観をしています。
護王神社のガラスの階段の意味は?
直島の観光スポットとして、護王神社のガラスの階段がおすすめです。
このガラスの階段は、神社本殿と地下の石室をつなぐような神秘的な階段です。
でも現地へ行ったときに、この階段をしっかり見てくださいね。
実はこの階段と本殿の間には隙間があって、つながっていないのです。
実際に現地で見ると面白いですよ。
なぜでしょうか。そんな好奇心も湧いてくる、アート作品です。
まとめ
直島のアート作品は正式な展示場所のほかにも、あれっと思う場所にも置かれています。
それらを見つけ出すのも楽しみの一つですよ。