野幌森林公園のシンボル「百年記念塔」は、高さがぴったり100mあります。
1970年7月に竣工したので、2021年で51年経ちました。
建った当時は、札幌テレビ塔の次に高い建物でした。
しかし、現在まで公園を訪れる人の目を楽しませていましたが、老朽化によって腐食が進み、金属片の落下などにより現在は立ち入り禁止になっています。
2019年に将来解体する方針が決まりました。
2023年3月から本格的に撤去工事が始まり、8月中旬には百年記念塔本体は撤去されました。
ついに姿を消してしまった百年記念塔!
いずれ、記念塔に替わって、植樹のモニュメントができる予定です。
- 百年記念塔の周りは、北海道の四季が見れます
- 展望台は、意外と低い!現在は入れません!
- 百年記念塔の下の秘密基地?
- 高校生クイズの舞台にもなったよ
- 現在の百年記念塔は、こうなっています。
- オニノヤガラはどこにある?
- オニノヤガラを初めて見たのは、いつだっけ?
- オニノヤガラは、同じ場所に咲くとは限らない!
- オニノヤガラは、どこに咲くかわからない!
百年記念塔の周りは、北海道の四季が見れます
(野幌森林公園を代表するモニュメント)
野幌森林公園を訪れる人は、最初に見える巨大なモニュメントだと思います。
百年記念塔へ向かって水路と噴水があり、周りには広大な芝生広場があり、家族やグループが遊びに来ています。
芝生広場は結構広いので、テント遊びをしたりボール遊びなど、多少人がいても邪魔になりません。
百年記念塔の周りの植栽は、春の桜・ツツジから始まり、夏の深緑、秋の紅葉、冬景色など、四季を通じて色々な姿を見せてくれます。
(四季の写真)
雪解けが終わって、雪が無くなったころから徐々にツツジが咲いてきます。
だんだん写真撮影の季節になります。
赤い色がまぶしいですね。
ここの芝生広場は障害物が無いので、天気の良い日は暑いです。
でも噴水でちょっとは涼しい感じがするかな。
百年記念塔の周りの樹木は、四季それぞれで花が咲いたり、紅葉したりするので、景色の良さには事欠きません。
紅葉も奇麗ですよ。
記念塔周りは冬でもある程度歩けるようになっていますが、歩くスキーやスノーシューを使って歩いている人も多いです。
展望台は、意外と低い!現在は入れません!
(危険なので立入禁止です)
立ち入り禁止になる前には、内部に出入りでき、展望台からは札幌の風景を見ることができました。
展望台のイメージだと、高さ100m位のところからの展望を想像しますが、実際は25m?位の高さの展望台で、意外と低いと感じると思います。
はっきり言うと思ったほどに展望台から見る景色は、残念ながら大したことはありません。ちょっとがっかりするかも。
展望台には、階段を徒歩で上がりますが、低いので結構早く着いてしまいます。
今はこのようなことも、思い出になってしまいました。
(展望台は以外に低い)
以前に展望台に入れたときの写真です。
手前の人は小さく見えますが、厚別区の景色はそれほど高い場所から見た景色には見えません。
新札幌の高層ホテルの展望室から見た景色の方が良いですね。
百年記念塔の下の秘密基地?
(以前は食堂施設もあった)
本当は秘密基地では、ありません。ごめんなさい。
百年記念塔の下には、お休みコーナーがあり、誰でも自由に利用できます。
長椅子とテーブル、自動販売機、トイレ、水のみ場があります。
20年くらい?前は食堂のようになっていて、うどんなどを食べることができましたが、現在はそのような施設は無くなってしまいました。
向かって左側には、「森の自然教室」というスペースがあります。
クマゲラを始め、10個くらいのはく製を飾っています。
お休み処として、利用できます。
自動販売機もあるので、夏の暑い日や雨が降った時にはここへ避難できます。
剥製だと実際の大きさが具体的にわかります。
クマゲラはカラスより一回りちいさいですね。
高校生クイズの舞台にもなったよ
(朝から人が大勢いました)
2009年8月には、百年記念塔の下で、「高校生クイズ」のロケが行われました。
当時結構人気番組だったので、テレビで見た人もいるのではないでしょうか。
朝から準備は大変ですね。
始めは何事かと思いました。何か事件が起きたのか!
と思ったら、TVの番組ロケでした。
現在の百年記念塔は、こうなっています。
(現在は立入禁止)
百年記念塔自体は、立ち入り禁止になっています。
塔の周りも360度池のように、タプタプに水を張っていましたが、今は水も抜いています。
いつまで展望台に入れたかは忘れてしまいましたが、シルエット自体は今でも壮大な感じがしますね。
いずれ、残念ながら姿を消すと思いますが、いまのうちに記憶に残しておきましょう。
<それでもシルエットは、いつもの百年記念塔です>
オニノヤガラはどこにある?
オニノヤガラ(鬼の矢柄)は、ラン科の多年草で、花は咲きますが葉っぱがありません。
高さは、0.4m~1.0mくらいで、高さはまちまちです。
そして、先のほうの30~50個くらいの黄褐色の粒状の花が、下のほうから順番に咲いてきます。ばらけるような感じです。
野幌森林公園では、そのオニノヤガラを見ることができますが、図鑑では多年草と書かれていますが、同じ場所に咲くとは限りません。
どうも、咲く場所が特定できないという植物みたいですね。
オニノヤガラを初めて見たのは、いつだっけ?
(オニノヤガラを初めて見たのは?)
オニノヤガラを初めて見たのは、大沢口の方から瑞穂連絡線を百年記念塔へ向かう途中でした。
写真のように遊歩道のすぐ横にありましたが、当時オオタカの巣を見に行くのが目的だったので、オニノヤガラがこんなに大きくなっていたのに、気付かなかったという、お粗末な話です。
この遊歩道を通っている人が撮影しているのを見て、何を撮っているのかなと思ったらオニノヤガラだったわけです。
確かに地面に矢が突き刺さったようなランです。
2本並んでいて、大きい方は1.2mくらいありました。
今までで、一番観察しやすい場所にあったオニノヤガラでした。
この後、この位置では咲くことは無くなりましたが、このコースの草の中では一時期よく見かけました。
ちょっと先の方が、少し曲がっています。
素直に育ちませんでした。
オニノヤガラは、同じ場所に咲くとは限らない!
(目立つところに咲くのだけれど)
なかなかりっぱなオニノヤガラだったので、毎年育つ様子を写真に撮るのを楽しみにしていました。
しかし、翌年の同じ場所に、オニノヤガラは咲くことはありませんでした。
実際には、とても目立つので、公園の中の見かけることはあると思います。
ただし、葉緑素を持っていないので、光合成は行わず、花が咲いたあとは、徐々に枯れていくので、気が付いたときは無くなっていることがあるかもしれません。
枯れてくるのは下部の花からで、焦げ茶色になっていきます。
下の方から少しずつ茶色にかれてきました。
花が咲き終わったら、一足早く茶色に変身です。紅葉にはまだ早いです。
オニノヤガラは、どこに咲くかわからない!
(オニノヤガラはどこに咲く?)
今年は同じ場所に咲いていないなと周りを見たら、前とはちょっと離れた場所に咲いていることはありました。
でも、まったく同じ場所に咲いていたことは見たことがありません。
同じ場所に咲くと、毎年写真を撮るのも楽なのですが、なかなかそういうわけにはいかないのでした。
それでも、たまに色々な場所で見かけるので、それはそれで今年はどこに現れるかな、と想像しながら出会うのを楽しみにしています。
また、形も大きさも違うのが面白いですね。
このオニノヤガラは、周りに笹が少なかったので、途中から良く見えるところにありました。どれもこのように見やすかったら、良いですけどね。
隣の小さいのも、結局同じくらいの大きさになりました。
蘭のなかまみたいですが、大きさは段違いですね。
どこへ行ったら、見えるのかわかりません。