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野幌森林公園!9 危険な物・ちょっと変わった形の木

野幌森林公園の遊歩道は、一部を除き比較的なだらかなので、散策している時にはほとんど危険はありません。

でも、危険がないと油断していると、ヘビを踏んでびっくりすることもありますよ。

今回は、野幌森林公園で一番危険な生物「オオスズメバチを始め、ちょっと気をつけないとならないものを5つほどご紹介します。

オオスズメバチには、近づくな!!

(野幌森林公園で危険な生物は?)

野幌森林公園には、数年前にヒグマが現れ、全面立ち入り禁止になったことがありました。

でも、この公園は周りを畑や街に囲まれているので、山や森林とつながってはいません。そのため、ヒグマに出会うというのは、考えられない出来事でした。

もう、びっくりでしたよ。

そのような特例中の特例を除けば、野幌森林公園のあらゆる場所で危険なのは、スズメバチです。

<上の写真はスズメバチの巣です。>

スズメバチと出会ったら?)

野幌森林公園は、そのスズメバチの中でも大型の「オオスズメバチ」が、飛び回っていることがよくあり、うっかり手で払ったりすると、敵とみなされ攻撃を受けます。

もし、集団で襲われたら、人間は逃げることができず、場合によっては死に至ります。

スズメバチと出会ったら次のようにしてください。

①じっとする

・・・スズメバチは、こいつは何者と思い近づいてきます。

②手で払わない

・・・スズメバチを手で払うと、こいつは敵だと判断します。

スズメバチが去るまで待つ

・・・オオスズメバチは、敵かどうか偵察に来ているので、敵ではないと判断すると、どっかへ飛んでいきます。

飛んでいったら、静かに歩いてきた道を戻るのが、スズメバチ対策として安全な方法です。

<森の中だけではなく、住宅に作ることもあります>

上の写真はスズメバチなど危険なハチを取るグッズですが、数日ぶら下げておくと中にスズメバチがいっぱいになります。

アライグマは、森のギャング!

(アライグマは夜中にやってくる!)

野幌森林公園では、作物や他の生き物を食べる害獣のアライグマをワナなどで、毎年駆除しています。

でも、アライグマは繁殖力が高く、意外と頭が良いので、ワナにかからず生活しているのが数えきれないほど公園の中にいると言われています。

よく言われるように、アライグマはアニメのラスカルのように、大人しくて人懐っこい生物ではありません。

ペットと正反対の野生動物で、凶暴性があり、他の生き物を襲い、作物を荒らします。

夜行性なので、日中に出会うことは無いでしょうが、ばったり出会っても近づいてはいけません。

<二匹いたアライグマ。>

エゾトリカブトニには、アンタッチャブル!<

(エゾトリカブトは奇麗で目立つ!)

エゾトリカブトは、とても綺麗な花が咲きます。

思わず写真を撮ることも多いでしょう。

でも、「綺麗な花には毒がある」を、そのまま地でいくのが、トリカブトの中でも最強の毒がある、エゾトリカブトなのです。

トリカブトの毒は、古くから毒矢に使用されるほどで、食べると呼吸困難、臓器不全、嘔吐などを起こし、死に至ることもあります。

現在では、殺人にトリカブトが使用された事件もあり、比較的有名な毒草です。

全体に毒があるので、素手でも触ることは避けましょう。

触れることでも経皮吸収されるので、触れてしまったらしっかり手を洗ってくださいね。

触っちゃダメですよ。

瑞穂の池園地の階段は、落ちないように気をつけて!

(階段が団ずれしています)

瑞穂の池園地にある数段の階段です。

数年に1度の割合で修理はするのですが、すぐに壊れてしまいます。

木製の土留めの円柱がずれて土が流れて隙間ができているので、一般の階段のつもりで歩くとズルッと足を滑らしてしまいますよ。

しっかり、手すりを使って、ゆっくり階段を使いましょう。

2023年の夏には、修理完了しましたので安心してください。

このキノコは毒?それとも食べることができるの?

(でかいキノコはベニテングダケ?)

野幌森林公園には、キノコも数多く生育しています。

赤くて白い粒(斑点)がついているベニテングタケは、見た目は可愛いのですが毒キノコとして有名です。

致命的な毒ではありませんが、見るだけにして食べるのは避けましょう。

ベニテングタケは毒キノコ>

(チャアミガサタケは変な形?)

ベニテングタケの下の写真は、「チャアミガサタケ」です。

見た目はとてもグロテスクな模様をしていますが、このチャアミガサタケは食べることができます。

料理サイト「クックパッド」を見ると、アミガサダケを使用したレシピが載っているので、興味のある方は、試食してはいかがでしょうか。特におすすめはしませんが。

チャアミガサダケは食用キノコ、でも食べたくないかな。

野幌森林公園にはちょっと変わった形の木がある

野幌森林公園の中には、「昭和の森のかつら」や森の巨人たち100選に選ばれている「昭和の森のクリ」など、巨木の記念樹があります。

でも、その他にも有名ではないですが、ちょっと形が面白い木や変な木も存在します。

散策ポイントとして、暇つぶしに見に行ってくださいね。

数年前の超暴風により、野幌森林公園の中の樹木も数えきれないほど倒れました。

そのとき生き残った樹木も、ここ数年で数多く倒れています。

遊歩道をあるいていても、何か景色に違和感があったときは、大概そこにあった大木が倒れているということが多いです。

何か出そうな「昭和の森のクリ」

(入口に看板があります)

上の写真は入り口ですが、現在はここまで奇麗ではありません。
もっと草ぼうぼうになっているので、ちょっと入りずらいかもしれません。

奥へ100mまではないかな。

でも一応見学できるようにはなっています。

入っていった正面に説明看板があり、樹木の大きさなどが書かれています。

近頃はこのクリの木で、人と出会ったことはありません。

(何故か捻じれている)

このクリの木は、野幌森林公園の中で唯一、森の巨人たち100選に選ばれています。

登満別園地の駐車場から基線を札幌方面へ、とことこ歩いて7分位の場所にあります。

道路の左側に看板が立っているので、看板の下の小道に入るとクリの木があります。

幹回り4.5m、樹高は18mの文字通り巨木です。

出会った最初の印象は、幹がねじ曲がって不気味だな、ということです。

なぜか、ねじ曲がったうえ、樹洞も何か所か開いています。

でも、このクリの木は、エゾフクロウのお家としても、ちょっと知られています。

たまにエゾフクロウの子供が顔を出す時があり、その季節になると大勢のカメラマンが押しかけます。

ただし、毎年いるとは限らず、見られたら運が良いということですね。

中央線の謎の「黒焦げの木のかけら」

(落雷に合ったような焦げ跡)

(なぜ、内側だけが焦げているのか?)

中央線は、大沢口からトド山口を結ぶ野幌森林公園を代表する遊歩道です。

約6km位ありますが、途中で一部基線を挟んで北側と南側に分かれます。

その北側の中央線の中に、不思議な木があります。

実際には木と言うべきか悩むところですが、木の一部があります。

見ると木の皮の置物のような、モニュメント的な大きな木のかけらです。

中を見ると、今でも黒く燃えた跡があり、周りの木には燃えた跡はありません。

落雷の跡だとか、焼身○○をした場所という噂はありますが、本当のところはわかりません。

下野幌線の「カシワの巨木」

(巨木の一つです)

中央線と下野幌線の交差点から、瑞穂口へ向かって下野幌線の半分くらいのところにあります。

ひと際太いので目立ちますね。私の好きな巨木です。

野幌森林公園では、カツラの巨木が知られていますが、根元が枝分かれしているものが多いので、根元が1本のカシワやミズナラの方が巨木という感じがします。

(原始林の名残か?)

見た感じでは、昭和のクリの木よりも少し大きいように見えます。

幹回り4m位で、樹高は15mくらいでしょうか。

以前はこのような巨木がたくさんあったようです。

もっと高いかな。

大沢コースの「クマゲラの食痕」

クマゲラの破壊力は凄い)

大沢コースと志文別線が交差する付近に倒木処理した区域がありますが、そこにあった樹木にクマゲラの大きな食痕がありました。

ちょっと中を覗いてみると、かなりの深さでした。

人の頭がすっぽり入りそうですね。

野幌森林公園の樹木には、あちこちで食痕が見られますが、ここまで掘っているのは珍しいですね。

何回も通ったのでしょうね。よほど、この樹木が気に入ったようです。