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野幌森林公園!12 エゾリスは公園で何をする?森のウィンナーソーセージ?

野幌森林公園には、「エゾリス」「エゾモモンガ」「エゾシマリス」という可愛い小動物が住んでいますが、その中で一番出会うのは圧倒的にエゾリスです。

野幌森林公園だけでなく、ちょっとした森林があれば、その森林と住宅地を行ったり来たりするところをよく見ることがあります。

結構すばしっこく、忍者のように身軽ですが、たまに車にはねられて死んでいることもあります。

エゾリスは成獣になると、体長25㎝前後、しっぽの長さは20㎝くらいになり、毛がふさふさ生えています。

人と目が合ったときは、動かないでじっとしているときもあります。

我が家に来るエゾリスは何匹目?

上の写真は登満別園地でひそひそ話をしているヤマガラエゾリスです。

(庭によく遊びに来るエゾリス

わが家へ来るエゾリスは、近寄るとある一定の距離までは逃げませんが、1.5mくらいになると逃げます。

そして、家の周りを一周して、また庭で遊んでいます。

中には、人懐こいエゾリスもいて、何か上げる素振りをすると近寄ってくるのもいます。

【リンゴを食べる】

リンゴをあげると、美味しそうにシャクシャク食べていました、

このエゾリスの寿命は、野生で2~4年と言われているので、我が家へ来ているエゾリスもずいぶん入れ替わっています。

意外としっぽの長さや耳毛、体の特徴があり、来ているリスが1匹ではないのがわかります。

実際に、庭で4匹のエゾリスが遭遇して、けんかしているのを見たことがあります。

エゾリスは、小さい割には縄張り意識が強いのです。

(野幌森林公園に一緒に住んでいる?)

野幌森林公園に接する道路を歩いていると、よくエゾリスが道路を横断しています。

現住所に住み始めた頃は、おおっエゾリスだ!と珍しかったのですが、毎日のように見ているとそれほど珍しくはなく、一緒にこの団地に住んでいる住民と思っています。

エゾリスクルミの実をどこに持っていくか?

(隠している場所を見てびっくり!)

エゾリスは、落ちて乾いたクルミの実を見つけると、実を両手で持って器用に皮をはいで、実だけをどこかへ持っていきます。

その場所は、畑の中、木の枝の中、柔らかい土の中、草の中など色々です。

そして、埋めたのを忘れるのか、時間が経ったらクルミの木が生えてきたりします。

もちろん、抜かないとやがて大きなクルミの木になってしまいます。

(車の中も要注意!)

エゾリスが隠す場所で油断ならないのが、車の中です。

私の車が調子悪かったので、デーラーの工場で見てもらったら、エンジンルームからクルミの実が数個と草などが出てきました。

びっくりですよ。公園のそばに住んでいる人は気をつけてくださいね。

そのまま放置していると発火するかもしれませんよ。

(子供の頃は仲が良いけど・・・)

公園の穴が開いた樹木を眺めていると、穴の中にエゾリスの子供がいることがあります。めったに見ることはありませんが。

そして、一匹ではなく数匹いるときは、みんなで穴の中へ出入りしたり、枝を上ったりして遊んでいます。

上の写真を撮った時も3匹仲良く遊んでいました。

でもエゾリスも生まれて何か月か経つと、縄張り意識が強くて兄弟でも喧嘩するそうです。

(大きくなったらケンカばっかり)

家へ来るエゾリスも数匹いますが、出会ったら喧嘩をして追っかけまわしています。

元々は親子や兄弟かもしれませんね。

何かに襲われたと思ったら、子供のエゾリスだった!

(人懐こいエゾリスの子供)

エゾリスは、親離れしたときは、2~3匹の子供のエゾリスだけで暮らしています。

野幌森林公園でも、一つの巣から子リスが3匹くらい出てきて遊んでいるのを見かけます。

ある日、記念塔連絡線を通り埋蔵文化財センター付近を歩いていたら、前方で踊りを踊っている人がいたのでなんだろうと思って通り過ぎようとしました。

そうすると、急に足元に何かが絡んで頭の方へあがってきました。

わあ、ヘビに襲われた、と思って振りほどこうとして、つい踊ってしまいました。

そして、よく見たらエゾリスの子供でした。

前で踊っていた人も、エゾリスの子供にまとわりつかれたと言っていました。

そして、小さいエゾリスが人懐こく、どんどん私の体を登って帽子の上までたどり着きました。

上と下の写真はその時の写真です。

カメラをバッグから出す間も、頭の上で遊んでいました。

(この日はみんな踊っていた!)

しばらく遊ぶとエゾリスは下に降りました。

そこで、私はエゾリスとバイバイして先の方へ歩いていき、途中で若いアベックとすれ違いました。

少し時間が経って振り向いてみると、アベックが叫びながら踊っていました。

この子リスは、最近親離れしたのでしょうね。

そしてまだ人間がどういう生き物かわからないので、何か食べるものをくれるかもと思ってまとわりつくのでしょう。

このコースは良く通るので、何日かしてから通りましたが、その時は見かけませんでした。

キタキツネに捕まらないで、元気でいるといいですが。

森にウィンナーソーセージがある!

野幌森林公園を歩いていると、草藪の中に赤いウィンナーソーセージがたくさんあるのを見かけます。

赤いウィンナーソーセージの正体は、「ツチアケビ」でした。

ツチアケビはラン科の植物で、オニノヤガラと同じ腐生植物の一つです。

図鑑によると高さが1mに達すると書いてありますが、実際には大きくても50~60㎝程度のものしか見たことはありません。

1~2本のものや、十数本まとめて咲いているのもあります。

野幌森林公園のあちらこちらにありますが、大きく赤いウィンナーソーセージのような果実がつくので、結構目立ちます。

ツチアケビはこんな植物?

<花盛りです。>

(花茎はアスパラガスに似ている?)

初夏になると、同じ場所にピンクと茶色が混ざったような色の花茎が伸びてきます。

見た目は、何かアスパラガスに似ているような気がするのは、私だけでしょうか。

夏になるとたくさんの枝から黄色い花が咲き、鈴なり状態でとても賑やかです。

夏から秋へ変わる8月下旬頃から、花に代わってウィンナーソーセージのような果実がたくさん出現します。

花茎も、夏の終わりころにはどんどん赤くなってきます。

見た目は食べることができそうな気がしますが、強烈な匂いと苦味があって、とても食べられるようなものではありません。食べたことはありませんが。

上の写真のような色なので、結構目立ちます。

以前生育していたもので消滅したものもありますが、他の場所で以前よりも、増えてきたような気がします。

桂コースのツチアケビ

ツチアケビと時計クモ)

大沢口入り口から大沢園地へ向かうと、右手に大沢園地のトイレが見えます。

その手前の左側に、りっぱなツチアケビが咲いています。

遊歩道より何mか離れていますが、時々手前に木の枝などのバリケードをしている人がいるので、かえって目立ってしまいます。

ここのツチアケビは何本かまとまって生えているので、ちょっと迫力があります。

近くに寄らなくても、望遠カメラならアップの写真が撮れます。

近くによったら、ぜひ見学してください。

以前にエゾフクロウがいた樹木の対面の場所ですね。

何故か、ツチアケビには時計クモがいることが多いです。

モミジコースのツチアケビ

(無くなったツチアケビ

数年前の台風で倒木がひどく、一時通行止めになっていましたが、現在は既に通行できるようになっています。

しばらく行っていなかったので、様子を見にいってきました。

以前咲いていた場所でも、無くなったところもあるし、そのまま懐かしい姿を見せてくれたところもあります。

モミジコースのメイン的な存在で、多くの人を楽しませていたツチアケビの群生は無くなっていました。

そのうち、またひょっこり姿を現してくれないかな。

でもモミジコースの他の場所では、遊歩道際に元気に咲いているので一安心です。

中央線からモミジコースへの近道に咲いているツチアケビ

<モミジコースへの近道の途中のツチアケビ。>

(現在もあったツチアケビ!)

本来のモミジコースは、志文別線か登満別園地からでないと入れません。

現在は、倒木の関係で登満別園地からは、通行止め(2021年9月末時点)になっています。

そのため、志文別線からしか入ることができません。

ただし、作業用通路から入ることができますが、一般の方は立ち入り禁止です。

その他に、中央線からモミジコースへ入る近道があります。

これも一般の方は立ち入り禁止ですが、倒木の影響でコースがちょっと変わっているようです。

事実関係だけ言えば、この中央線からモミジコースへの近道の途中にツチアケビの群生があります。