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出雲大社は縁結びのパワースポット!参拝方法とうさぎがいる場所は?

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出雲大社の現在の正式名称は「いづもおおやしろ」と言いますが、一般的には「いづもたいしゃ」と読まれています。

出雲大社島根県出雲市にある神社で、「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」を御祭神として祀っていますが、別名「だいこくさま」としても世間に広く慕われているので、皆さんご存知だと思います。

だいこくさまは日本神話のなかで日本国を創った神であり、天照大御神(あまてらすおおみかみ)へ国譲りをしたあと、目に見えない世界を司り「結び」の霊力により人々の幸福を導くことになりました。

そうしてだいこくさまの鎮座する出雲大社は、縁結びのパワースポットとして多くの参拝者を集めています。

今回は出雲大社の参拝方法と、因幡の白うさぎ」で有名なうさぎがいる場所をご紹介します。

出雲大社の参拝方法で、拝礼が他の神社とは違う?

(拝礼方法が他の神社と違う)

出雲大社には色々なご社殿があるので、どのように参拝するか迷ってしまいますよね。

境内では正式な参拝方法があるので、そのとおりにお参りすると良いですよ。

注意することは、拝礼作法がほとんどの神社では「2礼2拍手1礼」ですが、

出雲大社は「2礼4拍手1礼」

なのでしっかり覚えておきましょう。

出雲大社の参拝時間

・・・6:00~18:00です。

なお新型コロナの影響により、変更することがあるので、事前に出雲大社社務所(TEL0853-53-3100)に確認することをおすすめします。

出雲大社の参拝方法は?

(参拝する順番は?)

正式には、御本殿前の八足門(やつあしもん)で御本殿をお参りして、御本殿周辺の垣を左回り(時計と反対)に進み、各御社殿をお参りします。

でも、せっかくなのでちょっと遠いですが、一の鳥居から参拝することをおすすめします。

①一の鳥居「宇迦橋(うがばし)大鳥居」

・・・鳥居前で一礼して、神様の通り道の中央を避けて、左右どちらかの参道を歩きましょう。勢溜鳥居まで徒歩で約7分ですが、この鳥居を省略する人は多いです。

②二の鳥居「勢留(せいだまり)鳥居

・・・二の鳥居ですが出雲大社の入り口にある正門なので、ほとんどの参拝者はこの鳥居から参拝を始めます。

③祓社(はらえのやしろ)

・・・二の鳥居を通ると右手に小さいお社(祓社)があるので、参拝「2礼4拍手1礼」で心身の穢れを清めます。

④三の鳥居

・・・この鳥居を抜けると松の参道に入ります。

⑤松の参道

・・・三の鳥居を過ぎると松の参道が続きます。中央をなるべく避けて左右どちらかを歩きます。

⑥ムスビの御神像

・・・松の参道の出口そばの左側にあります。撮影スポットの一つで、御神像と同じポーズをとる人が多いです。

⑦手水舎

・・・松の参道を抜けると左側にあります。次の作法で心身を清めます。

・右手で柄杓を持ち、水を少しすくい、左手を先に洗います。

・柄杓を持ち替えて、そのまま水で右手を洗います。

・右手に持ち替えて、また

左手で水を受けて口をすすぎます。水は飲みません。柄杓に口を付けてもダメですよ。

・口をすすいだ後は左手を洗い、柄杓を立てて柄に水を流して柄を洗います。

・柄杓を置いてあった場所に戻します。

⑧四の鳥居「銅(どう)鳥居」

・・・出雲大社の境内正面入り口です。ここから先は、開放時間以外は立ち入り禁止です。

⑨拝殿

・・・境内に入ったら拝殿に参拝します。本殿に向かい正面から参拝します。ここから御本殿周辺の社殿では「2礼4拍手1礼」をします。

⑩八足門(御本殿前)

・・・ここで御本殿を参拝した後は、左回りに進

みます。

⑪神楽殿、西十九社、彰古館、素鷲社、文庫、釜社、東十九社、神祜殿

を回ると拝殿に戻ってきます。

特に神楽殿には、日本一と長さ約13m、主さ約5.2トンの大注連縄(おおしめなわ)があるので、お見逃しなく。

出雲大社にはなぜうさぎの像がたくさんあるの?

因幡の白うさぎの話)

因幡の白うさぎのお話を簡単に説明すると、因幡の国に八上比売(やまみひめ)という美しい姫がいる噂を聞いて、だいこくさまは大勢の兄たちと一緒に会いに行くことになりました。

そしてだいこくさまは、兄たちの荷物を入れた大きな袋を持たされて、一番最後から遅れてついていきました。

すると一匹のうさぎが泣いているので話を聞くと、うさぎは海を渡るのに和邇(わに)を騙して並べさせ、その背中をぴょんぴょん飛んで渡ろうとしましたが、最後の和邇に嘘がばれて皮をはがされて丸裸にされたということでした。

うさぎが痛くて泣いていると、八十神(だいこくさまの兄弟たち)が通りかかり、「塩水を浴びて山の頂上で日光に当たると治る」と言われその通りにしたら、塩水が乾き体中の皮が裂けて痛くて苦しくて泣いていると答えました。

するとだいこくさまは、「今すぐに水門へいって水で体を洗い、水門のがまの穂を取って敷きならべてその上を静かに寝転びなさい」と教えました。

言われた通りにしたうさぎの体からは毛が生え始め、すっかり元の白うさぎに戻りました。

そして救われた白うさぎはお礼として「八上比売が選ぶのは八十神ではなく、だいこくさまです」と予言しました。

やがて、ずい分遅れて因幡の国に着いただいこくさまは、白うさぎの予言どおり八十神を差し置いて八上比売と結婚できという話です。

(縁結びの神)

この話により、だいこくさまと白うさぎは縁結びの神として、現在でも多くの日本人に慕われ、出雲大社の境内にはだいこくさまと白うさぎの像が多く建てられています。

出雲大社の境内で白うさぎを探そう!

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(ご慈愛の御神像は撮影スポット)

出雲大社の境内の社務所の南東には、「ご慈愛の御神像」があり、大きな袋を背負っただいこくさまが白うさぎに手を差し伸べている像が建っていますよ。

大きな袋の中にはたくさんの福が入っており、白うさぎに向けた優しい眼差しは訪れる人の心を打ちます。

縁結びの最大スポットです。ぜひ写真を撮ってください。

(白うさぎは46羽)

この像の他にも、ユニークなうさぎや可愛いうさぎ46羽が境内にちょこんといますよ。

御本殿裏、神苑、神楽殿の周り、祖霊社などをお参りのときに、白うさぎを探してふれ合い縁を感じてくださいね。