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家族葬の香典マナー!親戚、職場、同僚などの香典はどうする?

家族葬は、最近ではより多くの人々に選ばれている葬儀スタイルです。

会社や町内会などの訃報を見ると、家族葬で執り行うので香典辞退の言葉や、近親者や親族のみで執り行うとの言葉が書いてあったりします。

しかしながら、家族葬におけるマナーや香典の辞退や返し方については、まだまだ知られていないことも多く、故人とある程度親しかった場合など、どうしたらよいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、家族葬とはどんな葬儀なのか、葬儀に参列する人はどの程度の付き合いの人か、香典の扱いはどうするのかなど、家族葬の香典マナーについて解説します。

家族葬とはどんな葬儀?参列する人は?

家族葬とは?)

家族葬とは、家族や親族、親しい知人、友人など、限られた人だけで行う葬儀のことです。

儀礼的な近親者以外の弔問や参列を無くした形の葬儀です。

参列者の人数は、20名未満程度が一般的とされています。

家族葬のメリット)

①喪主や施主が参列者を決める

・・・故人と親しい人だけで、ゆっくりとお別れができます。

大規模な葬式と比べると、人数も少ないため、より家族的な雰囲気で葬儀を行えます。

②参列者への対応が少ない

・・・参列者の対応に追われることがなく、遺族が精神的に負担を感じにくい。

③費用が一般葬に比べて抑えられる

・・・葬儀係員の人件費、通夜振る舞い、引き出物、香典返しの費用も少なく済みます。

ただし、一般の葬儀と同様に、家族葬でも祭壇料、通夜、告別式、火葬、お寺へのお布施などは必要です。

そのため、一般の葬儀が約150万円(参列80人:葬儀130万円:飲食費20万円:お布施別料金)かかるとすると、家族葬は約90万円(参列20人:葬儀80万円:飲食費10万円:お布施別料金)という例もあります。

家族葬の参列者)

①家族(配偶者、子、親、兄弟姉妹など)

②親しい友人や知人

ただし、家族葬に明確な定義はなく、参列者の範囲は遺族が自由に決めることができます。

例えば、故人と親しかった職場の同僚や、地域のコミュニティの仲間などを参列させるのもよいでしょう。

家族葬の香典マナーとは?香典辞退や香典返しはどうする?

家族葬で、喪主側が行う基本的マナーは?)

①参列者への連絡

・・・家族葬を行う場合、親族や親戚には、直接電話連絡や案内を行い、家族葬で行う旨を伝えることが重要です。

また、町内会への連絡をする場合も、家族葬で行うことを明確に伝え、香典や弔問、供花、供物などを辞退する場合は、はっきりと伝えるようにしましょう。

②香典辞退の連絡

・・・家族葬では、香典辞退をする遺族も少なくありません。

香典辞退の連絡は、訃報の連絡と一緒に行うのが一般的です。

③故人が現役の場合

・・・職場の同僚に連絡をして家族葬で行うことを伝え、香典辞退や会葬をご遠慮願う場合は、鄭重にお断りする旨を告げます。

このことをはっきり伝えることは、訃報を知った人が香典や参列の取扱いに困ってしまうので重要です。

④故人が退職している場合

・・・会社と特に付き合いが無い場合は、連絡しなくても問題はありません。

⑤弔問客が来た場合

・・・万が一弔問に訪れてきた場合は、無下に追い返すことはせず、弔慰や香典は有難く受け取り応対します。

また香典返しは、後日弔問客が訪れることがあるので、余分に用意しておきましょう。

⑥弔電

・・・弔電は、通常どおりありがたく受け取りましょう。

⑦葬儀内容

・・・家族葬であっても、葬儀内容は一般の葬儀と変わらないので、自分の考えで読経をしないとか、内容を変えたりしてはいけません。

家族葬のマナー!親戚、職場、同僚などの香典はどうする?

(会社と職場の違い)

家族葬の場合、会社の方には、香典辞退や参列のお断りをすることが一般的です。

そのため、職場の人の参列も原則としてありませんが、故人の職場の人が参列したいとの要望がある場合、身内だけで行う旨を話し鄭重にお断りするか、職場の代表として数人だけ参列してもらうこともあります。

また香典を出された場合は、ありがたく受け取り、香典返しを渡します。

香典を辞退するのも受け取るのも、喪主側の考えによります。

(親族親戚への香典辞退は?)

①親族親戚に香典辞退はしない

・・・一般的に葬儀に参列する親族・親戚には香典辞退を伝える必要はないとされています。

家族葬の場合でも、一般の葬儀と同様に親族・親戚からは香典を有難く受け取ります。

(香典辞退しない場合の香典の相場は?)

家族葬の場合も香典金額については、一般の葬儀と基本的に同じです。

①親族・親戚

・・・親戚の香典は、故人との関係性によって金額を決めます。

・親:5万円~10万円

・祖父母や兄弟姉妹:3万円~5万円

親戚の中でも、故人と特に親しかった場合は、より高額の香典を包むのもよいでしょう。

②職場や同僚の香典

・・・職場や同僚の香典は、5千円~1万円が相場です。

ただし、故人と親しかった場合は、より高額の香典を包むのもよいでしょう。

・職場や同僚で連名により香典を包む場合:一人3千円~5千円

全体を切りのいい数字にして、まとめて連名で香典袋に入れましょう。

まとめ

家族葬のマナーを守ることで、遺族や他の参列者に失礼のないようにしましょう。

なお、家族葬のマナーは、地域や宗派によっても異なる場合があります。

事前に、葬儀場や葬儀社に確認しておくとよいでしょう。