旭岳は、北海道上川郡東川町にある大雪山連峰の主峰で2,291mあり、現在も火山活動をしている活火山です。
活火山なので、小さな火口からは今でも噴煙が数か所見られますよ。
9月に入ると旭岳に紅葉が訪れ、テレビなどでよく報道されるので知っている方も多いと思います。
この旭岳は北海道で一番高い山ですが、登山初心者でも手頃に紅葉や高山植物を見て楽しめるとして人気があります。
今回は、その旭岳を初心者でも楽しめるおすすめコースと、さらに大雪山を楽しむ難易度別登山コースをご紹介します。
旭岳を初心者でも楽しめる安心コースは?
(山麓駅:旭岳駅)
①ロープウエイがとても便利
・・・旭岳初心者にとって便利なのは、出発する「山麓駅(旭岳駅)」から旭岳中腹の「姿見駅」まで約10分のロープウエイで一気に登れることです。
旭岳を楽しみにきた、ほとんどの方が利用します。
旭岳の初心者コースを回るのであれば、ロープウェイを利用したほうが疲労も少なく、、散策コースをゆっくり回れると思います。
公式HP
②温泉と売店、食堂、駐車場がある
・・・出発駅の「山麓駅(旭岳駅)」には、旭岳温泉や売店、食堂施設があり、駐車場(普通車150台、バスなど10台:1日500円)が広いので、ここまでは自動車で行けるのが良いですね。
山麓駅で既に標高1,100mの位置になるので、ほぼ半分を登ったことになります。
③標高1600mの姿見駅
この旭岳駅から大雪山ロープウエイに乗って「山頂駅(姿見駅)」に上ると、1600mからの下界の広大な風景を眺めることができます。
ここからの景色もパノラマ状態で、とても綺麗です。
(散策コース)
ここで初心者でも十分楽しめるコースが、姿見駅から姿見の池を回る「散策コース」です。
①姿見の池散策コース:姿見駅→第一展望台→第二展望台→第三展望台→夫婦池→第四展望台→姿見の池→第五展望台→姿見駅
旭岳の山頂へは行きませんが、1周約1.7kmのなだらかな地形をハイキング気分で紅葉や周りの風景を楽しみながら1時間ほどで散策ができます。
ゆっくり歩いて、所要時間は約1時間です。
ほとんどの人が楽しむのは、この散策コースです。
どちらかというと、丘陵地を歩くようなイメージですね。
散策路の両脇にロープが張ってあり、山としては歩きやすく、初心者でも道に迷うことはないので安心してください。
運が良ければ、エゾシマリスと出会うこともありますよ。
山と高原地図 大雪山 トムラウシ山・十勝岳・幌尻岳 2024 (山と高原地図3) 地図
登山の服装と注意することを教えて?
初心者でも気軽に行けるといっても、標高1600m以上の山の上です。
山は天気が変わりやすく、当然下界の市街地とは気温も違うというのを理解してくだいね。
(姿見の池散策コース)
①気温が低いので注意
・・・姿見を見て回る散策コースだと、7、8月の夏で10℃から15℃くらい、9月になると10℃以下もあります。
長袖・長ズボン(半ズボンは後悔しますよ)、靴は運動靴、飲み物、予備として長袖の上着、レインウェアで良いでしょう。
②夏(7・8月)以外
・・・初めから長袖のジャンバー、長袖、厚めのズボンで、予備としてカーディガンなどをリュックに詰めて行きましょう。
寒いと感じたら、リュックから出して着るようにしてください。
(山頂登山コース)
①初心者には厳しい
・・・姿見駅から旭岳の山頂を目指すコースだと、標高差が約700mあります。
天気が変わりやすく、7、8月の夏でも山頂は8℃前後の気温になるので、夏のイメージとはまったく違います。
②体力に自信のある方が行きましょう
・・・姿見の池から山頂までは2時間ほどかかり、急坂のある荒い登山道を歩くので、結構体力が必要です。
体力に自信のない方は、遠くから見るだけにしましょう。
③防寒着が必要です
・・・服装は、本格的な登山装備(防寒着)を用意して行くと良いです。
厚めの長袖(吸水性のあるもの)、長袖ジャンバー、レインウェア、厚手の長ズボン、登山靴またはトレッキングシューズ、飲料水、予備の長袖シャツ、リュックを用意してください。
④必ず経験者と一緒に行くこと
・・・注意するのは、山頂登山は初心者だけでなく、必ず登山経験者の方と一緒に行くことです。
初心者だけまたは一人だと、ルートから外れて滑落することや、道に迷うことが多く発生しています。
体力的に無理をしないで、天候が悪くなったら、安全状態を確保しながら、すぐに下山するようにしてください。
(登山で注意することは?)
①天候の確認
・・・山の天気は変わりやすいため、登山前に必ず天候を確認しましょう。
旭岳は天候が変わりやすく、夏でも突然雨が降ったり、風が強くなったりすることがあります。
天候が悪化した場合は無理せず引き返す勇気も大切です。
②登山計画の共有
・・・登山することを家族や友人に伝え、計画書を提出しておくと安心です。
③体調管理
・・・登山中は体調に注意し、無理をせずにペースを守ること。
旭岳は標高が高い山なので、高山病に注意する必要があります。
高山病の症状としては、頭痛、吐き気、めまいなどがあります。
高山病の予防には、ゆっくりと登る、水分をこまめに補給する、十分な睡眠をとるなどが有効です。
高山病の兆候が見られたらすぐに下山しましょう。
④食料と水分
・・・十分な水分とエネルギー補給のための軽食(ナッツ、チョコレート、エネルギーバーなど)を持参すること。
水は登山中に最低でも1リットル、できれば2リットル程度持ち歩きましょう。
⑤緊急キット
・・・応急処置用のファーストエイドキット、笛、ライト(予備の電池も)があると安心です。
⑥ゴミの持ち帰り
・・・自然を守るため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
これらのポイントを押さえて、安心・安全な旭岳登山を楽しんでください。
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大雪山の難易度別登山コースは?
代表的な三つの難易度別のコースをご紹介します。
姿見駅スタートで、姿見駅に戻るコースです。
(初心者登山コース)
姿見駅→夫婦池→姿見の池→地獄谷→旭岳山頂→姿見の池→姿見駅
・・・姿見の池から姿見駅の間は行きと帰りは違うコースを歩きます。
初心者といっても、5時間歩ける人用ですね。
距離約5.7km・所要時間約5時間
(中級者コース)
登山口から旭岳山頂までを徒歩で往復
・・・ロープウエイに乗らないコースです。
脚力に自信のある方用のコースで、ずっと、歩き続ける自信のある方は、チャレンジしてくださいね。
登りは約5時間20分、下りを約4時間、合計約9時間20分歩き続けることができる人用ですね。
距離約11.7km・所要時間約9時間20分
(上級者コース)
姿見駅→姿見の池→旭岳→間宮岳分岐→北海岳→黒岳石室→黒岳→七合目登山事務所折り返し
・・・姿見駅から旭岳と黒岳の山頂を踏破するコースです。
山頂二つなので、かなりの体力を必要とします。
距離約22.6km・所要時間約14時間20分
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まとめ
旭岳は初心者から上級者まで楽しめるコースがあります。
まずは安全で無理のない初心者コースで、旭岳の風景を感じてから、少しずつ距離を延ばすのが良いと思います。