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お正月に神社でよく聞く音楽とは?お寺で聞く曲と違いはあるの?

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新年が訪れると、私たちの多くは神社を訪れます。

そして、その神社で毎年耳にするのが、あの独特の音楽です。

その音楽は、独特の旋律で、お正月になるとテレビやラジオでも頻繁に耳にすることがあります。

その曲調は、私たちが新年を迎えるこの特別な時間を象徴しており、聞くだけで神聖な気分になることができます。

しかし、神社だけでなく、私たちはお寺でも同じような音楽を耳にすることがあります。

そのため、多くの人々は、神社とお寺で聞く音楽が同じなのか、それとも異なるのか疑問に思うことがあるのではないでしょうか。

そこで今回はお正月に神社でよく聞く音楽とは何か?お寺で聞く曲との違いがあるのかについて解説します。

お正月に神社に流れている音楽とは何ですか?

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雅楽という音楽です)

お正月に神社に流れている幽玄な感じの音楽とは、日本古典音楽の一つで「雅楽(ががく)」と言います。

雅楽の歴史は?)

雅楽の歴史は古い

・・・雅楽の歴史は、日本の歴史と深く結びついています。

なんと、平安時代にさかのぼることができます。雅楽の起源は、日本古来の儀式で使われていた音楽と、飛鳥時代の頃から中国大陸や朝鮮半島から伝えられた音楽が融合し、その結果として生まれたものだとされています。

このように、雅楽の歴史は非常に古く、日本の文化や歴史に大きな影響を与えてきました。

②国家行事や祭事で演奏

・・・雅楽は、かつては宮廷の儀式などで盛んに演奏されており、その伝統は現在でも引き継がれ、国家行事や祭事の際に演奏されています。

明治時代には宮内庁式部職楽部が創設され、雅楽を伝承(重要無形文化財ユネスコ無形文化遺産)されています。

これらのことから、雅楽は日本国民の共通の文化財として大切にされてきました。

③現在はお正月や祭祀で演奏

・・・現代でも、神社のお正月や祭祀の際、また神前結婚式の際などに雅楽が演奏されています。

そのため、日本のほとんどの人はどこかで一度は聞いたことがあるであろう音楽なのです。

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神社と寺院の雅楽では違いがあるの?

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雅楽は神社と寺院と両方ある)

雅楽は、その美しい音楽と共に、神社と寺院の両方で演奏されています。

しかし、その内容は一体同じなのでしょうか?それとも何か違いがあるのでしょうか?

神道でも盛んに演奏

・・・雅楽は、古代から日本の神道の宗教儀式で盛んに演奏されてきました。

神道の儀式とは、お祭りや参拝などの様々な神事を指し、その多くの場で雅楽が演奏されます。

雅楽は、神々への敬意と感謝の気持ちを音楽として表現し、神々と人々との間に深いつながりを生み出してきました。

②仏教でも演奏

・・・しかし、やがて神道だけではなく、中国から伝わった仏教もまた日本で広まり、国家宗教となりました。

その結果、寺院でも神社と同じように雅楽の演奏が行われるようになりました。

神道と仏教の交流を通じて、雅楽はさらに発展し、多様化した音楽文化を生み出しました。

③神社の雅楽も寺院の雅楽も同じ

・・・神社や寺院で演奏したり流したりする雅楽は、基本的に同じものであり、その内容に大きな違いはありません。

ただし、雅楽は宮中だけしか演奏できない曲、特定の神社だけしか演奏しない曲もあります。

また、同じ雅楽の曲が神社と寺院で流されることもありますが、全ての神社や寺院が雅楽を流すわけではありません。

それぞれの場所で、その場所に合わせた雅楽が演奏されています。

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雅楽はどんな楽器を使用しているの?

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雅楽で使用する楽器とは?)

雅楽は、一般的なオーケストラなどの音楽とは違う独特の曲調で、楽器も雅楽独自のものを使用します。

代表的な楽器としては、次のものがあります。

①笙(しょう)

・・・複数の長さの違う竹管を組み合わせた楽器で、オルガンのようなやわらかな音が特徴です。

本で使われる邦楽器で、唯一和音を奏する楽器です。

篳篥(ひちりき

・・・漆塗りの竹の縦笛で小さい楽器です。雅楽の主旋律を大きな音で奏でますが、音域は1オクターブ程度です。

表に7つ、裏に2つの穴があります。

龍笛(りゅうてき)、高麗笛(こまぶえ)、神楽笛(かぐらぶえ)

・・・竹製の横笛ですが長さや太さが異なりますが構造な同じで、演奏の曲目で三種類の笛を使い分けて演奏します。

④楽琵琶(がくびわ

・・・琵琶の中で最大の大きさです。旋律を奏でるのではなく、和音のリズムを明確にするための演奏をします。

⑤楽筝(がくそう)

・・・構造は一般の琴とほとんど同じですが、弦は太いものを使います。琵琶と同様にリズムを整える役割をします。

⑥鞨鼓(かっこ)

・・・小鼓のような形で、細いバチで打ちます。曲の演奏の速度を調整し、リズムを誘導します。指揮者のいない雅楽では、演奏のリーダーの役目を担います。

⑦楽太鼓(がくだいこ)

・・金属の飾りが付いた鮮やかな太鼓で、3匹の唐獅子模様が特徴です。管弦の時は、座って打ちます。

鉦鼓(しょうこ)

・・・雅楽で使う唯一の金属製の楽器です。2本の桴(ばち)で摺るように打ちます。

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まとめ

神社と寺院で演奏する雅楽は、同じ音楽だということがわかりました。

独特の楽器で演奏する独創的な雅楽を今後も大事にしましょうね。