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雨の日に車椅子でお出かけするときの介助や雨対策は?

最終更新

日常生活で車椅子を利用している方の中には、病院へ通院しているなど何らかの理由で、必ず外出しなければならないことがありますよね。

それが天気の良い日だけではなく、雨の日でも外出しなければならいときは、自分で傘を差すのが難しく移動するのも大変です。

また雨の日は車椅子自体も含めて危険なこともあるので、介助者によって移動するときも注意しなければなりません。

今回は、車椅子での雨の日に外出するときの注意点介助方法、雨対策としてのグッズをご紹介します。

雨の日に車椅子で外出するときの注意点は?

雨の日は、車椅子自体と介助するときの注意点があります。

(車椅子自体の注意点は?)

①雨で車椅子が故障する恐れがある

・・・一般の車椅子は防水使用ではありません。

そのため雨に当たって錆びることや故障するリスクがあります。

また電動車いすの場合、充電ポートに水が付着してショートして動かなくなる恐れがあります。

②スリップに注意する

・・・坂道などスロープのある場所で、タイヤがスリップする恐れがあります。

また急なスロープだと、すぐに止まらないこともあるので危険です。

③タイヤが濡れる

・・・ハンドリムやタイヤが濡れることや泥などが付くと、手や身体も汚れてしまいます。

(本人または介助者の注意点は?)

①車椅子利用者が濡れてしまう

・・・当たり前ですが雨の日は身体が濡れるので、何らかの方法で本人または介助者を含めて濡れるのを防がなければなりません。

②車椅子利用者は傘が差せない

・・・自走式車椅子や電動式車椅子でも、片手が不自由な方は傘を差すことができません。

③介助者は傘を差せない

・・・車椅子を介助するときは、介助者は両手を使って車椅子を操作しなければなりません。

片手で車椅子を押して、もう一方で傘を差すような行為は危険なので絶対避けてください。

雨が降っているときの介助方法は?

雨に日に車椅子介助をするときは、主に次の方法があります。

(雨の日の車椅子介助方法(雨対策)は?)

①車椅子利用者レインコートなどを着せる

・・・利用者が濡れないためにレインコートを着せます。

一般のレインコートより大きさにゆとりのある「ポンチョ型」のレインコートの方が、楽に着ることができます。

②介助者は両手をあける

・・・介助者は常に両手で車椅子を操作しなければなりません。

片手に傘を持つことは、咄嗟に車椅子の操作ができず危険なので避けてください。

③飛沫を防ぐ

・・・車椅子利用者が座っているのは低い位置なので、自転車や自動車などからの飛沫がかかることがあります。

足元まで包み込めるようなレインコートで、飛沫を防ぎましょう。

④信号待ちに注意

・・・信号待ちの時も自動車の飛沫や水撥ねに気を付けましょう。

車道から少し離れて、水がかからないような場所で信号待ちをしてください。

⑤目立つ服装にする

・・・雨の日は視界が悪いので車椅子に気が付かないこともあるので、なるべく目立つ色のレインコートを着て、周りの人が車椅子に気が付くようにしましょう。

車椅子利用者の雨対策グッズをご紹介!

(ポンチョ型レインコート)

車椅子用のポンチョ型レインコートは、車椅子全体を包み込むタイプがおすすめです。

ポンチョの中で車椅子に座ったまま上から被るので、手足を動かすことができ足元も包まれているので、雨や飛沫を防ぐことができます。

肌寒いときも防寒着として利用できるのが良いですね。

(車椅子用アンブレラ)

車椅子と利用者をスッポリとビニールハウスのように包むもので、雨風を遮断するので車椅子利用者は傘を差すことやレインコートを着る必要はありません。

天気の良い日は折りたたむことができ、取り外しが簡単にできます。

(車椅子用傘スタンド)

車椅子に簡単に付けることができ、雨の日や晴天のときの傘の固定をするスタンドとして使用できます。

折りたたみができるので、使用しないときはコンパクトに収納することができます。

ただし、風の強い日や雨が強いときは、安定性に不安があります。

まとめ

雨の日はなるべく外出しないことが良いですが、外出する場合はポンチョ型レインコートを着て、介助者に車椅子を操作してもらいましょう。

介助者がいない場合や雨の強い日は、外出する日を別の日に振り替えることも検討してくださいね。