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<荻野の池は結構広い>
荻野の池は、志文別線のほぼ中間の位置にあります。
松川の池のちょっと南側にある大きな池で、池の水は野幌の農家さんの畑へつながっています。
遊歩道から池の方へむかうと、結構遠く感じますが、畑から入ると非常に近いです。
ただし、農家さんの畑なので、無断で立ち入ることはできません。
もし入るなら、農家さんに断って了解を得てから入るようにしてください。
この池も水はたっぷりあって景色は良いですが、農家の人以外にほとんど人は入っていないような気がします。
荻野の池をご紹介します。
- 現在は、志文別線からは入れません
- 荻野の池には、謎の黄色い花がある
- ここは、コウホネの密集地?
- 原の池のカワセミとカイツブリ
- 現在は、ほとんど人がいない静かな原の池
- それでも、毎年カイツブリは姿を見せます
- 原の池の堤防には、メナモミが咲いている
- 原の池にカワセミのが・・・復活?
現在は、志文別線からは入れません
(作業道は草ぼうぼう!)
ここも他の「遊歩道ではありません」のバリケードが置いてあり、入ることはできません。
まともに遊歩道から入ることができるのは、野幌森林公園では「瑞穂の池」「原の池」「桜沢の池」になります。
以前は、作業用道路も草刈りを行い、森林保安の仕事などに使用していたようですが、数年前の台風で野幌森林公園の樹木が数千本?(数えきれないくらい)倒れてしまったので、作業用道路も倒木で塞がれてしまった場所がかなりあります。
現在は笹で草刈りもしていないので、一般の人は入ることができない状態です。
もともと、遊歩道ではないので、立ち入り禁止の道路でした。
以前は樹木の苗場や作業畑があったので、人が出入りした時期はありました。
農家の人は畑側から入ることができます。
<以前はしっかり草刈りもしていました。>
(作業用道路の以前と現在の比較)
下の写真の状態では、とてもじゃないが入ることができません。
野幌森林公園に慣れていない人であれば、こんなところに作業用道路があることさえ、わからないと思います。
<現在は笹が凄くて入れません。>
以前は草の道、平坦な道、林の中と変化に富んだ作業道でした。
途中で、エゾリスに威嚇されたこともあります。
<何か出そうな大きい樹洞のある木。カッコいいですね。>
樹洞を覗いてみましたが、特に何も入っていませんでした。
現在はこの作業道を使用して畑仕事もしていないようなので、覗くこともできません。
人がすぽっと入れるくらいの大きさです。
まっすぐ行くとすぐ畑なので、びっくりします。
荻野の池には、謎の黄色い花がある
(黄い花は何だろう?)
荻野の池は、結構大きくて大沢の池くらいあるかな?奥が深いのでかなり大きいです。
たまにカモも泳いでいますが、いっぱいいることはありません。
どちらかというと、とても静かな池です。
森の奥にある神秘的な湖という感じかな。
というよりも、実際は森の端っこで、すぐ裏が農家さんの畑です。
畑からはすごく近いです。
その荻野の池ですが、池にむかって左側に小さな群生、右側には大きな群生で黄色い花が咲いていることがあります。
私が行ったときは全て咲いていたか、存在はありました。
堤防から近くまで行けるので、近寄って見ると黄色い花は「コウホネ」でした。
群生の中で、たくさんの花が咲いています。
<結構な群生です。>
ここは、コウホネの密集地?
(初夏に咲くコウホネ)
コウホネは水中に生える植物で多年草なので、毎年咲いています。
葉っぱは大きくて厚みがある楕円形です。
花は黄色くて直径5㎝位で、花弁が5枚あり、花の中にも小さな花弁が多数ある、可愛い花ですよ。茎長は、30㎝位です。
この池では、6月中旬から8月中旬くらいは咲いているようです。
他の池ではコウホネを見たことがありません。
池の中にあるので、写真は望遠で撮った方が良いでしょう。
近くによると、堤防から落ちる可能性もあるので、気を付けなければなりませんね。
コウホネを撮ろうと思って近づいた時に、すぐそばからカモがいきなり、バサバサッと飛び立ったので、びっくりして心臓が飛び出たことがあります。
あわてて拾って、胸に戻しました。
<結構花は咲いています。>
<花弁の中にも、小さい花弁。>
葉っぱの方が多いので、花はポツポツという印象ですが、花をよく見るとなかなか良いはなでした。
花の中に小さい花弁があるのが特徴ですね。
黄色い蕾がなんとも可愛いですね。
原の池のカワセミとカイツブリ
原の池は、登満別口からカラマツコースを北へ向かって約500mの場所にあります。
野幌森林公園の池の中では、一番小さな池です。
でも、一時期はカワセミが住み着いている池として、たくさんの人が訪れていた有名な池なのですよ。
結構、朝から夕方まで、望遠レンズのカメラをセットして、カワセミを撮ろうとしている人がいました。
その時は、原の池に行っても、ちょっと池を眺めているうちに、カワセミが鳴きながら飛んでいたものです。
それがいつかしら、カワセミの姿が見えなくなり、少しずつ見学者も減って、今ではほとんど人はいません。
数回に1回くらい、歩いている人を1人見かける程度になりました。
現在は、ほとんど人がいない静かな原の池
(カワセミが居た頃は、賑やかだった)
数年前には、カワセミが飛び回っていましたが、現在は姿も見えず静かな池です。
当時は、姿が見えないときも、鳴き声(自転車のブレーキ音のような鳴き声)が聞こえていたので、待っていると飛んでいる姿や小魚を採る瞬間も見ることができました。
ところが、数年前からカワセミが姿を見せなくなったとたんに、カメラマンが訪れるのが少なくなりました。
また、カワセミ以外にもマガモやオシドリ、カイツブリが良く泳いでいましたが、今はカイツブリの親子ぐらいしかいないようです。
背の高い松の木の間を歩くカラマツコースを抜けていく小径も、倒木のせいで部分的にルートが変わってしまいました。
<静かな池です。たまに堤防の草を刈っています。歩きやすいですね。>
<原の池の人気者!カワセミ。>
カワセミはどこでも人気があります。
以前は原の池の他にも、大沢の池、瑞穂の池でも見ることができました。
それでも、毎年カイツブリは姿を見せます
(カイツブリは現在もいます。)
カワセミがいなくなっても、相変わらずカイツブリは、毎年春から夏にかけて、原の池を泳いでいます。
初夏にはカイツブリの子供も数羽、親と一緒に泳いでいます。
池の端から、そーっと池を除いて見ると、堤防に近いところで、寄ってきますよ。
でも、この原の池周辺というか、登満別口周辺には、ハイタカやとトビなどの猛禽類がいる場所なので、襲われているのかもしれません。
よくカイツブリの子供の数が、減っていることがあります。
おそらく、タカに攫われていくこともあったのでしょうね。
<子供に給餌する親カイツブリ。小魚をくわえています。>
<優雅に及ぶカイツブリの子供>
原の池の堤防には、メナモミが咲いている
(原の池のメナモミ)
原の池の堤防には、ちょうど9月頃に「メナモミ」が咲きます。
ここは、野幌森林公園でもメナモミが咲く、数カ所のうちの一つなのです。
高さが60㎝位のキク科の植物で、枝分かれした先に黄色い小さな花が、数個ずつ付いて可愛いですよ。
でも、花を拡大してみると、ちょっと不気味かも。
原の池を通りぬける裏の遊歩道には、かなりの数のメナモミが咲いているのを確認しました。
原の池にカワセミのが・・・復活?
(カワセミが居た?)
今年、野幌森林公園の各コースの写真を撮り直しています。
そこで、つい最近も原の池へ行ってみました。
相変わらず静かな池で、誰もいませんでした。
そこで、メナモミの写真を撮っていたら、聞き覚えのある声が聞こえました。
チィー、キッっという金属音のような鳴き声です。
そして、池の上を見覚えのある、池の左側から右側へ青い鳥が飛んでいきました。
ひょっとしたら、カワセミが復活?
原の池に定着しているかはわかりませんが、復活の可能性はあります。
とりあえずは、カワセミを刺激しないように、静かに見守っていきましょう。
<復活のきざしが・・・。>
カワセミが居ないと寂しいし、居れば居たで、人が押し寄せるかもと思ったら、ちょっと複雑な気持ちですね。